悪戦苦闘日記


2003年11月28日    北の国の「船長の家」
いつもはハガキや封書しか入っていない郵便受けに、何やら大きな郵便物が入っていた。差出人を見てみると「船長の家&永田水産」と書いてある。そう、ここは北海道の最果て、常呂町にある知る人ぞ知る宿なのだ。最近はかなり有名になってしまい、検索エンジンで「船長の家」と打っただけでもかなりの件数がヒットする。この宿何が有名かというと、宿泊料金が安いのに食事が豪華なのだ。しかもこれがカニ三昧、絶対食べきれない量のカニ料理が出てくる。もちろんタラバガニもズワイガニも、それぞれ一杯ずつ付いての話だ。これに焼きガニ、カニサラダ、カニの味噌汁、そして見たことのない料理がたくさん。もう食べられないと思った頃に、ホタテのバター焼きや巨大なカキが出てきて後悔する、とにかく凄いメニュー。もちろんご飯は食べ放題で時間制限もない。但しご飯を食べるのはご法度で、食べてしまうと豪華な食事がまず食べきれない。2回目の時はそれがわかっていたので、ご飯を取らずに夕食に臨んだ。しかしあえなく玉砕、やっぱりここはカニと一緒に心中するしかないのだ。オホーツクの海で朝取れたものだけを出す、とにかく新鮮なので最高に味がよく、カニがすこぶる甘い! いくら高級ホテルのディナーに行ったとしても、こんな満足感は絶対感じられないだろう。かつてこの宿に泊まったのは2回で、ここ数年は行ってない。いや、行こうと思っても遠すぎて行けないのだ。だからこそ隠れ宿、またチャンスがあれば行きたい。宿泊料金は1泊2食付で新館和室1人6980円、一般の部屋は1人5000円で泊まれる。朝食も豪華で小型のカレイや海産物、味噌汁にさえホタテが入っている。これでこの値段は信じがたいが、今日も誰かがここでカニを食べている。送ってきたのはカニの通販カタログで、手書きで説明が書いてある。このニクイ演出に、また行きたくなってしまった今日この頃。

2003年11月26日    恐怖の歯医者マタタビ
またまたやって来た歯医者の日、今日は勝負の時だ。以前より指摘されている虫歯、これの治療が開始となる。治療といってもガリガリ削って金属を詰める、結局掘削工事だ。鏡を見てもどこも悪くないように見えるこの歯、中が虫歯で空洞が空いている。今のところ痛くも痒くもないので放っておいて欲しいのだが、放置すると神経まで侵食されるらしく、ここら辺が潮時らしい。覚悟を決めて治療台の椅子に座った。色々考え事をしていると頭がクラクラして気分が悪くなってきた。そしてドクターが元気に登場、今日はいつになくやる気満々だ。麻酔を打たれ、回転ドリルのような嫌なマシーンがいよいよ口の中へ。キーン、ガリガリッ、ゴキッ、ガガガ・・・、頭蓋骨に振動が響き渡り、掘削マシーンは口の中で大暴れ。歯はどんどん削られていき、ある地点でボコッと一段下がるような感触がした。どうやら表面を突破し、穴の中を貫通したようだ。やっぱり穴が空いていたのか。そんな事を思う隙も与えないくらい、掘削機はそこからさらに掘り進む。神経まで行っていたら、全部削って神経を抜くなんて言われていたので、不安は募る。と、そこで動きが止まった。これはギリギリセーフか? 口の中を濯ぐよう指示され、終わると再度椅子が倒される。今度は小さいドリルで軽く削り始めた。という事はこれはセーフ、どうやら虫歯は神経に達していなかったようだ。やれやれ。その後歯型を取って仮の詰め物をして本日の治療は終了となる。次回は削った所に金属を詰めるとの事。それにしてもこの年になって、まさか歯を削る事になろうとは思わなかった。歯医者は子供の行く所だし、虫歯なんて大人になってなるとは考えてなかったので。とりあえず恐怖のピークは超えた。でも疲れた。こんな時はマタタビでも炊いて、布団でゴロゴロするしかないにゃ〜。

2003年11月24日    八王子いちょう祭り
長く関東に住みながら、八王子は一度も降り立った事がない街。もちろん「いちょう祭り」という祭りがあることさえ全く知らなかった。そんなところになぜ足を運んだのかというと、それはよさこいのイベントがあると聞いたから。夏から秋にかけて色んな祭りがあったが、関東での主要なよさこい関係のイベントは終わってしまい、見られるのはおそらくこれが最後。しかも甲斐・風林華山チームが見られるとあって、遠路はるばる出かける事となった。初日、朝から電車に乗り高尾駅を目指す。現地までの所要時間は1時間半、祭りのためにこんなに長く電車に乗った事はない。駅を降り会場まで行くと、そこにはかなりの数の黄緑色の集団がいた。せなかに「じょいそーらん」の文字、頭に同色のバンダナ、手にいちょう形の鳴子を持ったこの集団こそが、今回の祭りのメインであるパレードの主役たちだ。駅前広場で踊りを披露した300人の踊り子たちは、午後から甲州街道へ移動、いよいよパレードが始まった。4車線のうちのひとつを割いて進む緑の集団に、いちょうの黄色い葉がはらはらと舞うように散ってとても綺麗。平行して写真を撮りながら歩道を歩く。江戸へ繋がる主要街道として今も栄えるこの街道を、千人同心の歌に合わせて踊る踊り子達、時に関所が点在し江戸の風景を思わせる。かつてこの道は通った事があるのかもしれない。しかしこれだけ見事な紅葉のいちょう並木は見るのが初めてだ。沿道各地でイベントが行われており、パレードはメイン会場である陵南公園へと入って終了となった。そしてそのまま次の会場へと移動、川沿いの土手をしばらく歩いて市民センターに到着。ここで演舞をするという話だったが、市民センターとは小さな公民館で踊れるような場所はなかった。土手で踊るとの情報があり外へ出ると、その場所は適当に植林された足場の悪いところだった。それでも問答無用で演舞が始まったと思ったら、なんと川向こうを正面に踊ることがわかり、ダッシュで川を渡り向こう岸へ。この日のために買い換えたカメラを最大ズームにし、必死でシャッターを切る。気温はどんどん下がって寒くなり、川面の風がさらに体から熱を奪っていく。それでも踊り子さんは元気に踊り続け、ようやく日が暮れる頃に演舞は終わった。土手に300人が並んで踊るよさこいというのは前代未聞だが、シュチュエーションとしては面白く、けっこう楽しませてもらった。家に帰って写真をチェックしたら、カメラの初期不良で写真が殆んどがアウト。これが原因でリベンジ、翌日も撮影隊に参加する事になってしまった。

2003年11月21日    おニューのカメラ
ようやく新しいカメラを買った。機種はパナソニックのFZ-2。毎日ネットショッピングや価格コムを見て安い店を探し続け、昨日買おうと思い電話したら、どこの店も残部在庫切れ。半分諦めてさくらやに寄ったら、在庫はあれど逆に値段が上がっていた。これも需要と供給のバランス?、それにしても全くお客を舐めた話だ。憤慨しながらヨドバシカメラへ、そして値札を見て驚いた。昨日より大幅に下がっている。しかもさくらやとの差は−8000円、これはラッキーと思いさっそく店員に在庫を聞く。即答で在庫有、しかも希望の黒があるという。そこで買う事を前提に店員と値引き交渉をする。今日大幅に値を下げた事もあり、そこからの値引きはわずか1000円、しかしポイントを20%付けてくれる事になり、実質値引きはかなり大きい。これは価格コムの最低価格よりも5000円位安い事になる。やっぱり餅は餅屋、カメラはカメラ屋だ。もちろん即刻購入し、付いてきたポイントでメモリーカードとカメラケースを購入。これ全てポイントで賄え、上機嫌で店を出た。そして今日、さっそく近所の公園で試し撮り。思いのほかズームの性能が良い事に気をよくし、都合50枚を撮影。家に帰ってパソコンで見てみると、おおっ、プロ級の出来栄え。やっぱりカメラは腕じゃなくてカメラの性能なんだなぁ。でも新しいカメラなので、まだボタン操作もロクに覚えないまま明日の撮影となる。ま、最悪プログラムAE使えばいいかなんて、お気楽に考えている。

2003年11月20日    仕事か自慢か
朝から携帯電話が鳴る。誰かと思ったら昔の会社の元上司、ちょっと仕事の話をしたいという。一応昨日も電話があって、東京に出てくる事は事前に知っていた。これで何度目だろう、上京するたびに呼び出し、その都度同じような話を聞いている。しかも出てくる度に羽振りが良くなり、昔は貧乏自慢だったのが、今はブランド自慢に変わっている。これは悪いことではない。上昇志向がないと人間はダメになるのだ。仕事が軌道に乗って、このところは週の半分以上が海外勤務、今日は朝から東京に来てまた夕方に帰る。明日は直行で四国に向かうらしく、かなり多忙な様子。仕事は派遣事業、といってもちょっと普通と違って、基本的に政府事業の傘下にあるらしい。そういう訳なんでここで詳しい話をするわけにはいかないのだが、なにやら利権がらみのプンプンする仕事。色々話をしてくれるが、話が進むにつれなんだか自慢話になってくる。儲かっているのはわかる。高級ブランドを身に付け、複数の女を囲っての海外生活、ある意味これは桃源郷だ。しかし自分はこういう話、あまり好きじゃない。金で女を囲うのは悪い事ではない。ブランドで身を固めるのもけっこう。でもそういう話は自分の懐に収めて、人にするもんじゃない、それが男だ。もうひとつ、人を呼んでおきながら、その仕事をやって欲しいのかどうかがよくわからない。万が一やるとしても同じスタンスでやる事なんてあり得ないし、海外勤務なんて今さらしたくない。桃源郷が待ってるって、言葉が通じないのはコミュニケーションじゃないし、全然楽しくない。とか言いながら、これは負け犬の遠吠え、少し羨ましかったりする。そんな訳で、いまだ先の見えない日々を過ごしている渡り鳥なのであった。

2003年11月18日    恐怖の歯医者またまた
またやって来たこの日、恐怖の歯医者。前回の話では、今日から虫歯の治療も平行してやるらしい。朝からいや〜な気分で予約の時間までを過ごし、お昼に歯医者へ向かう。午前中最後の患者という事で、いつになくすんなり呼ばれ治療台へ。しばらく待ってレントゲン室へ呼ばれ、写真を撮る。治療台に戻るともう写真ができていて、そこでまたショックな話を聞かされる。この虫歯というのは全く自覚症状がなく、見た目にもわからない。もちろん食事をするのにも支障がなく、痛くも痒くもない。ところがこの歯、歯間のわずかな隙間に小さな穴が空いていて、そこが虫歯になっている。悪い事にその隙間から虫歯が進行し、歯の中が殆んど空洞になっているというのだ。治療方法を聞くと、虫歯の部分を削ってしまいそこに金属を詰める、あるいは神経ギリギリまで虫歯が進んでいるので、神経を取ってそこを全部金属にすると言う。つまり1本丸ごと殆んど削ってしまうわけだ。そんな殺生な、見た目は全く健康な歯なのに、全部削るのか? 考える余地もなく治療を始めようとするので、先日から具合の悪い前歯の痛みを理由に、治療を1週間延長してもらう。ただ歯周病治療の一環である歯石取りはやるようで、今日からは手作業で深く掘り進めて行く事になる。そしてまたその作業が始まった。噂には聞いていたが、さっそく尖った特殊な太針のようなものが出てきて、そして口の中へ。やっぱり麻酔は打たず、そのままカリカリガリガリ、これはけっこう痛い。拳を握りしめながら、その痛みに耐える。口の中は血だらけで、何度もすすぎを繰り返しながら作業を繰り返す。格闘する事30分、ようやくそれは終わった。ではまた来週なんて言われて治療台から開放されるが、これを6回繰り返すらしい。そしていよいよ来週からは歯削りドリルの登場となる。あ〜、もう痛いのは勘弁して。

2003年11月15日    ほにやよさこい踊らにゃソンソン
11月15日、坂本龍馬の誕生日であり命日でもあるこの日、高知に新しい名前の空港が誕生した。その名は「高知龍馬空港」、日本で初めての固有名詞が付いた空港だ。今日この日を記念して、高知・羽田の両空港でイベントがあり、東京側はよさこい踊り子隊「ほにや」による、よさこい鳴子踊りの披露が行われた。予定では開始時間が10時だったので、朝少し早めに起きて8時半過ぎに家を出る。羽田空港に着いたのが9時半前で、演舞予定会場であるガレリアに急いで向かう。現地に着いてちょっとビックリ、簡素な小型ステージとアンケート置き場があるだけ、まだ人は全然いなかった。ちょっと拍子抜けしながらステージ裏側を見ると、もうほにやの踊り子さんたちが来ていて、スタンバイを始めていた。事前情報では踊り子さんの数は27人、しかしどう見ても27人が踊れるスペースはなく、主催者とチームが何か相談を始めていた。10時ちょうど、ミス高知がしどろもどろで一言挨拶したと思ったら、いきなりほにや登場、さっそく最初の演舞が始まった。なんか人数が少ないと思ったら、一部の踊り子さんが通行人にパンフレットを渡したりしている。やっぱりステージには全員は乗れなかったのだ。しかもPAが悪く、音量は小さいのに音が割れる最悪の状況だった。しかしほにやの優雅で艶のある踊りは健在で、通りすがりの人が皆足を止める。都合2回踊って1回目のステージが終わった。そして午前中2度目のステージ、今度は少し観客が増え、歓声も聞こえるようになってきた。踊り子さんも少しリラックスした様子で、キレも良くなっている。程なくステージ終了で昼休み、午後の演舞まで空港内を徘徊する。時間になったのでステージ前に戻ってみると、いきなり観客が増えていた。カメラ、ビデオを持った撮影隊で周辺は溢れ、飛び入りでTBSのアナウンサーが取材を開始。ジャスト13時に演舞が再開されると今度は大盛り上がりで、周りで声をあげる人、持っているものを振り始める人、あちこちでよさこいのノリが観客を巻き込んでいく。そして2回の演舞が終了し、踊り子さんたちはまた控え室へ・・・、と思っていたら、みんなでアンケートハガキを配り始めた。すぐ近くの人からハガキを貰ったら、その人はいつもトップのセンターで踊っている人だった。しかもこの人、自分のスーパーよさこい写真集のトップページに載せている。何という偶然、せっかくのチャンスなので、恥を忍んで記念撮影をお願いした。快く了解してもらい、他の踊り子さんも入れて記念撮影。少し話をしていると、この人たち全員が自分のサイトを見てくれてた事がわかり、これに感激、相手も驚く。また写真載せてくださいね、また見に来てくださいねと、社交辞令でも嬉しい言葉をかけられ、しばし幸せな気分。そのまま最後のステージへと突入した。どんどん人は増え、押されて最後には最前列に行ってしまい、恥を忍んでそのまま見る。2度の演舞後アンコールで、とうとう無理やり全員がステージの上へ。めちゃくちゃ狭いステージで、踊り子さんも観客も大笑いで最後のステージが終わった。いや〜、もう最高の1日だった。帰りに九州大物産展に寄ったら、会場内で思いっきりよさこい節が流れていた。爆笑。

2003年11月13日    趣味と実益
相変わらず仕事は忙しくない。早く何とかしなければと思いつつ、逆にホームページのメンテナンスが大変で、これにかなり時間を費やしている。特に写真ファイルが溜まりに溜まって、すでにパソコンのハードディスク上を圧迫している。おかげでパソコンは再三フリーズし、まともに動作してくれない。早く写真を整理してパソコンを買い換えようと思いつつ、今日も何にも作業が進まない。更にこのところは、日記の更新さえもおぼつかなくなってきた。この日記サイト、毎日更新しているのにもかかわらず、あまり評判が良くない。一番の理由は文字が小さくて見難い事。その次にダラダラと長い。実はこのページを今月リニューアルするはずだった、写真入で完結、しかもどこからでもアップロードできるという優れもの。これは祭り関係で使っているレンタルスペースの付属で、いつでも開始できる状態になっていた。しかし先日設定をしに行ったところ、ユーザーが多くて只今人数制限中ですの文字。ガーン、これでまた元の木阿弥、今日もダラダラと長い日記を書く羽目になってしまった。最近祭り関係のコンテンツを増やしたために、また新たなホームページを持つ事となり、これと悪戦苦闘。一部の人が知ってる例のやつではない。写真館ANNEXという、50MBのホームページ。本館とお祭り写真館のレンタルスペースがいっぱいになってしまったので、新たに借りたスペース。ここにアップする予定の写真が1000枚近くあり、現在写真の選定と加工に四苦八苦。掲示板が混雑してきたので新たな物を作ったら、更に人が増えメンテナンスが煩雑に。とにかくこのままじゃパソコンもパンクなので、早く新しいマシンに買い換えなければ。ついでにカメラも。収入が激減、支出が増大、でも自分の仕事ともかかわりのある作業だし、手を抜くわけにはいかないので、また深夜までカシャカシャ。

2003年11月11日    恐怖の歯医者度々
また嫌な日がやって来た。歯医者の予約日、週に一回の苦しみだ。ちょうど出かける時間に雨が降ってきて、なおさら鬱な気分で病院へと足を運ぶ。予約時間がお昼にかかっていたので、今日は午前中最後の患者、妙に静かな院内で静かに時を待つ。しばらくして診察に呼ばれ、診察室の中に入る。今日は検査という事で、先日歯石を取ったあとを念入りにチェックし、記録をとる。歯槽膿漏は少し良くなっているらしい。しかしやはり歯の根の置く深くにこびり付いた歯石があり、これが腫れの原因になっているとの事。次回からこれを手作業で細かく掘っていく作業に入る。そしてもうひとつ、以前少し指摘されていた所に虫歯があり、これがかなり進行しているようだ。一見見た目はわからない。しかしよく見ると歯が少し黒ずんでいるようにも見える。医師のでは、内側がかなり虫歯状態で、処置が必要だと言う。つまり患部を削ってそこに金属を詰めるという作業。あ〜、参ったな。やっと難関を抜けたと思ったのに。普段は全然痛くないのに、治療で削ってまた痛い思いをする事になろうとは。担当医師は何か嬉しそうだ。実験台? そういえばかなり若い、コイツで大丈夫なのか? できれば院長にお願いしたいのだが、なかなかそういう訳にも行かないらしく、このまま怒涛の来週を迎えそうだ。助けて〜!

2003年11月9日    史上最大商店街まつり
江戸開府400年記念のイベントのひとつ、史上最大商店街祭り。東京の各商店街振興会によるブースの出展、ステージ等イベント、よさこい、阿波踊り、かっぽれ等、お祭り関係のパレードもある。先日の銀座パレードの件があったので、今日は何も期待せず朝からまったりとしていた。なので家を出たのが11時過ぎ、新宿に着いたのは12時を少し回っていた。会場は都庁前なので、新宿駅に着いて南口から会場まで地下道を歩く。都庁前の階段を上がると、よさこいらしき音楽がかかっており、路上でどこかのチームが踊っていた。で、現場に着いたと思ったら演舞は終了、これでよさこい関係の行事は全部終わったらしい。またやられた! 涼しい顔をして自分の横を町田の某チームが通り過ぎて行く。もう帰ってしまうのかと思っていたら、このまま沼津まで行くらしい。例のよさこい東海道だ。それにしても午前中でイベントが終わってしまうなんて、主催者は一体何を考えているんだ? 元々夜さ来いだからよさこい、そう、よさこいは夜行うイベントなのだ。朝から踊らされる踊り子も疲れるが、見に行く人との認識のズレがかなり大きいぞ東京都。(ま、いつもの事だが) しょうがないので商店街のブースを見て回り、その後近くで昼食を取り再度会場に戻る。と、今度は阿波踊りが始まっていた。高円寺の各連がいきなりメインステージで総踊りをしている。慌ててステージ正面まで移動して写真を撮る。これを逃すと、今日は何をしに来たかわからなくなるので、そのまま流し会場へ先回りしてスタンバイ。しかし人が多すぎて場所が確保できず、やむなく陸橋の上へ移動、上から阿波踊りを見る事となる。各連が演舞を済ませたのが午後4時、都庁を後にして西新宿の街を少々徘徊する。それにしても今回の祭りの名前、何とかならないものか。史上最大商店街どころか、学園祭以下、小規模なバザーといったところ。パレードや阿波踊りはいい、しかしこれじゃ開府400年記念イベントとしてはかなりお粗末。先日の銀座マラソン!?同様、プロが企画運営しているわけじゃないのを痛感した。所詮お役所仕事ってこんなものか。

2003年11月6日    恐怖の歯医者再び
行きたくないところ、それは病院。その中でも一番いやなのが歯医者。前回歯について厳しい指摘を受けていて、今回もその延長の治療。治療といっても歯にこびり付いている歯石を取るのが主な作業、よって医師ではなく歯科衛生士が担当する。先日より担当は若い女の子で、今回もそのまま治療にあたる。歯石を取るのは大変と思われないかもしれない。でもこれが思った以上に大変で、痛みを耐える根気と体力がいる。普通に歯石を取る分はそんなに痛くないが、歯茎より下にこびり付いているヤツ、これがけっこう痛い。今はまだあまり深いところまでやってないので、大したことはないらしい。しかし自分の場合は根の深い部分まで歯石があり、それを手作業で細かく取る作業が必要らしい。たしかにこれは痛そうだ。今までは電動で、軽く歯の表面や生え際をこするようにして作業をしていた。それが今度は太い針のようなものを歯茎に差し込んでグリグリ、あ〜、想像しただけでも卒倒しそうだ。あまり痛いと麻酔をするとかいいながら、同じ作業をしていると思われる隣の席から悲鳴が・・・、汗。で、結局今回のところは電動ドリル!?で目に見えているところだけ作業をし、とりあえず開放された。しかしここからが悪夢の始まりだった。家に帰って軽めの食事を取り、しばらく休息。そのまま夜までは何もなかった。しかし深夜に突然口から大量の血が流れ始める。鮮血でなく少し黒ずんだような変なもの。慌てて歯を磨いて出血部分を念入りにチェック、止血のために色々策を施す。これが何をやっても効果がなく、どんどん夜はふけていった。何とか目処がついたのが3時半過ぎで、ティッシュペーパーを抱えてようやく床につく。朝起きると口の中がどす黒くなっていた。あ〜、このままじゃ先が思いやられる。

2003年11月3日    ドリーム夜さ来い
ドリーム夜さ来い、東京で2日間通しで行われるよさこい祭りとしては、スーパーよさこいとこれだけ。スーパーよさこいが表参道という若者の象徴である場所で行われるのに対して、ドリーム夜さ来いはお台場というニュートレンドスポットで行われる。昨年は11月終盤に行われたこのイベント、臨海地区の風があまりにも寒すぎて観客が寄らず、そんな反省もあってか今年は11月頭の開催となった。参加チームは関東を中心に、東北から東海までの主力46チーム。今回は初日参加のチームが少なかったので、2日目だけ見る事としてお昼前にお台場に到着した。場所は有明、前回のメインステージがあったところだ。国際展示場の駅を降りて会場に向かうと、既に演舞は始まっており、よさこいの大きな音が聞こえてきた。しかし様子が少し変で、ステージが組まれていないし、人が全然いない。去年あれだけ会った出店も全くなく、パンフレットすら用意されていなかった。おかしいと思ってあちこち駆けずり回り、やっとメインステージが台場に移ったのを知る。現地迄の距離は約3キロ、11月としては異例の暑さの中を40分かけて歩く。メインステージは既に何組かの演舞が終了し、インターバルに入る前となっていた。やられた。今日はハマコイチームを中心に見に来たのに、それはもう終わっていた。横浜のチームというのは踊りが独特で、完成度が高い。しかしハマコイはスーパーよさこいと全く同じ日程なので、ここに出ているチームは殆んど見る機会がないのだ。今日どうしても見たかったのは横浜百姫隊。一発目は見損ねてしまった。会場は8つあるので、移動して次の大江戸温泉で演舞が始まるのを待ち構える。大江戸温泉ステージはメインから遠く、今年初めて設定された演舞場なので人が少なかった。おかげで最前列のど真ん中の位置をキープし、カメラを構える。ステージが始まり、やがて横浜百姫隊の演舞が始まる。いきなり衣装が映えて綺麗だ。一糸乱れぬ動きとアクロバティックな踊り、凝った演出と音楽、これは完全に素人の域を越えている。演舞というよりステージ、ショーと言った方がピッタリ来る。周囲の人がどよめき、うなり声を上げる。これは凄い、こんなのは見た事がない。まるで新春スターかくし芸大会だ。それもそのはず、このチーム、ベースとなっているのはナベプロと東京音楽学院。一応有志という事になっているが、毎日厳しいレッスンを受けている踊りのプロだ。普通の練習じゃあんな技はまず真似できない。何はともあれ拍手喝采大人気で演舞は終了、気が付くとカメラマンが数十人になっていた。このチーム、ストリートでは全く違う演舞を見せてくれ、その完成度の高さを実感。しかしハマコイではグランプリは取れなかったという。つまりこれ以上の演舞をするチームがあるという事。獅子丸舞魂の演舞も素晴らしく、改めて横浜チームの実力を思い知らされた。

2003年11月1日    かわさき市民祭り
川崎市が誇る年に一度の大イベント、かわさき市民祭り。11月1日〜3日の3日間、川崎競輪場、川崎球場を中心とした富士見公園一帯で行われる、食と踊りの祭典だ。今日は初日で、賑やかなオープニングパレードで始まった。先導隊の後、民謡流し、伝統芸能、サンバが続き、最後に逆コースから来た神輿パレードと合流する。家を出るのが少し遅かったので、合流地点寸前で全てのパレードを見納め、メイン会場のお祭り広場へ入る。年々人が増えてくるこの祭典、既にメイン会場は人で溢れていて、過去最高とも思える人出。ステージではもうイベントが始まっており、人垣ができていた。よく見てみると、どうやらよさこいらしき踊りをやっていて、ソーラン節をアレンジした、かなりテンポの速い曲を使っていた。踊っているのはジュニア隊で、赤い衣装に鳴子を持った、全員女子のチームだった。ぎこちない動きでかろうじて1曲目をこなしたと思ったら、いきなり上着を脱いだ。半袖となって紺の衣装に早変わり、鉢巻を締めて手に小さな太鼓を持ったと思ったら、今度は沖縄アレンジの曲が流れ始めた。そして彼女らは踊り始めたのはエイサー。ぬぁんじゃそりゃあぁ〜、と思いつつ演舞を見続ける。予想に反して観客は大喜び、そう、川崎市は沖縄出身者が多いのだ。2曲目を踊り終えた時は拍手喝采、場はけっこう盛り上がってきた。そして3曲目、今度は大きな太鼓が出てきて、和太鼓の演奏が始まった。う〜ん、こんなのはありかと思いながら、とりあえずその場を離れる。すると今度は、中央会場から鳴子の大きな音がした。気になったので行ってみると、そこでは大盆踊り大会をやっていた。これは「大川崎おどり」というらしく、かつて見た事のない数のおばちゃん達が、球場全体をぐるりと囲んで踊っていた。これには驚くというよりも、ちょっと呆れた。盆踊りに鳴子持ったらよさこいなのか? ある部分、間違ってはいない。しかし最近は何でもかんでもよさこいと冠を付けたがる。しかしこういう風潮には少し疑問がある。そして、この後の演舞のタイトルがダメ押しだった。よさこいおけさ。おそらくこれはよさこいと佐渡おけさを融合させたものなのだろう。踊るのはやはりあの人達、大体どういうものか想像できる。家に帰って検索エンジンで「よさこいおけさ」を探してみた。結果は佐渡おけさを使ったよさこい鳴子踊りという事だった。つまり、ソーラン節ならよさこいソーラン、佐渡おけさならよさこいおけさ、赤い靴ならハマコイという事だ。なるほど、それじゃ新居浜太鼓祭りのオフィシャル曲、都はるみの「ちょおうさじゃ」を使って踊れば、それはよさこいちょおうさじゃになるわけか。


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