悪戦苦闘日記


2004年2月29日    メールデータ完全復活
ハードディスクはパソコンの重要なパーツであるが故に、非常にナーバスで突然クラッシュして再起不能になったりする。よってデータのバックアップは必須、しかし容量が大きいため、これをバックアップするにはやはり外付けのハードディスクが必要だ。実は昨年暮に逝ってしまったハードディスクの中には、メールをはじめ重要なデータがかなり残っている。まだ少々息があり、時にセーフモードで動作する事もあるので、コイツのデータを吸い上げるためHDDケースを買ってきた。秋葉原のパーツ専門店も何件も回り、そのうちの1件で見つけた格安1980円の代物。マニュアルは全て英語で、USBケーブルとCD-ROMは付属、ご丁寧に+ドライバー、ポーチまで入っていた。適当にマニュアルを読み流し、組み上げようと本体を見たら、これはIBMの製品だった。おそらくバルク品を箱詰めしたOEM商品で、別物として流通しているのだろう。いずれにせよお買い得だった事は確かで、サクサクと組み上げ、ケーブルでパソコンに繋いでみる。電源の赤いランプが点灯、そしてカリカリとアクセス音がして緑のランプも点灯、何とかコイツは生きていたようだ。ただ状態が不安定な事に変わりなく、Fドライブにアクセスするとフリーズを繰り返す。おそらく重たいファイルは読み出すのが辛いようだ。懲りずにエクスプローラを立ち上げ、メールデータのありかを探し、それらしき物をパソコン取り込む。そのデータをOEで呼び出してインポートすると、完了の文字が出た。やった、成功だ! 過去3年間のメールデータが完全復活、これでようやくメールが打てるようになった。

2004年2月27日    ふらんす亭 in 秋葉原
アニオタとジャンク親父の聖地、秋葉原。最近はめっきり足が遠のいていたので、久しぶりに寄ってみた。目的はランチ。秋葉原といえば電気街というイメージが強いが、意外にここは外食のメッカで、ジョナサン、COCO壱番屋、吉野家といたチェーン店が多数軒を並べている。もちろん一般の飲食店もあり、最近はラーメン屋と飲茶屋といった類の店が目立つ。どこに行こうかとウロウロしていると、九州じゃんらラーメンの暖簾が見えた。なぜか珍しく空いている。普通ならここで即決なのだが、ここ何日かラーメンが続いたのでスルーし、ご飯物が食べられる店を探した。すぐ近くのキッチン・ジローを迷ったあげくパス、そのままジャンク街へ入り、一番奥のふらんす亭の前へ出た。ランチタイムはギリギリ、選択の余地なく店内へ入る。このふらんす亭、最近はあちこちに店があり、もう有名店と言っていい。一昔前は下北沢の地下にある地味な店で、500円でランチが食べられたのを覚えている。当時偶然立ち寄った店がこんなに大きくなるとは思わなかったが、この店は安くてうまくて熱い。ステーキが鉄板で焼かれたまま出てきて、目の前でソースをかけてジュージューいわせる、これが昔からのやり方。なのでオーダーはもちろんお馴染みレモンステーキ。なぜか店ごとに値段が違い、秋葉原店では内税660円、もちろんライス、サラダ、スープ付。出てきたステーキに自分でレモンを搾ってかけ、久々にウマーなひととき。牛肉が食べられなくなりつつある昨今、貴重な店である。

2004年2月25日    湯島天神梅祭り
御茶ノ水の駅を降りるとすぐ横に神田川。そしてその駅と湯島聖堂を結ぶ橋が聖橋。久しぶりにここへ来たので、しばらく橋の上から風景を眺めていた。水面を走る風も今日は心地よく、街はもうすっかり春の様相。橋の下を快速電車が走り、川には船が行きかい川面に波紋が広がる。ここでふと昔の歌を思い出した。さだまさしの檸檬、まさにこの場所を描いた歌だ。さすがに食べかけの檸檬は持っていなかったので、ここから放り投げる事はできなかったが、せっかくなので湯島聖堂へ寄ってみる事にした。場内に人影は少なく、少し梅が咲き始めていて、ここが都会の真ん中である事を忘れてしまう。特に何かあるところではないので、そのまま神田明神を経由して、湯島天神まで歩いてみた。今ここは梅祭りの真っ最中で、参道には幟やポスターが多数貼ってあった。湯島天神といえば菅原道真を祀っている神社として有名だが、都内では梅の名所としても知られる。しかしここに来たのは十数年ぶりで、以前来た時の事を殆ど覚えていない。もちろん梅が咲いているような時期ではなかったので、2度目とはいえ初めて来たような印象。ここは白梅が非常に多く、場内の梅は既に5分咲き、多くの環境客で賑わっていた。実はわざわざここに来たのには理由がある。赤と白の花を同時に咲かせる「思いのまま」という梅の種類があり、どうしてもそれを見てみたかったのだ。場内をくまなく探してようやく発見、それはお札かけの後ろに隠れて非常に目立たない所にあった。確かにひとつの枝に赤と白の花が同居していて、花によっては花びらが赤と白に分かれ、まさに思いのまま。なかなかお目にかかれない1本だった。帰り道、秋葉原に食事に立ち寄り、檸檬ステーキを食べた(笑)。

2004年2月24日    元町チャーミングセール再び
横浜ではもうお馴染み、年に2回のこのシーズンがやってきた。元町チャーミングセール、金と暇を持て余したご婦人達の買い物争奪戦だ。もちろん自分的にはこれは主目的ではなく、横浜に行くための口実。いつものように石川町の駅を降りて、川沿いの道を元町方面へ歩く。今日が初日という事で、石川町周辺は大変な混雑かと思っていたら、意外と人が少なく拍子抜け。とはいってもこれは前回と比べてという話で、人の波は延々と商店街の方向へ続いている。元町商店街に入ると、相変わらず大行列のキタムラをはじめ、近沢レース、スミノといった有名店に人が群がっている。いつも行くミガドコーヒーも入店待ちで、この寒いのにモカソフトを食べる人で溢れていた。このチャーミングセール、いつから始まってどうしてこの名前になったのか、調べてみたけどわからなかった。しかしここに来ている人たちは、どう見てもチャーミングとは言い難い。まず金持ちはバーゲンなんて関係ないから、わざわざこのシーズンには来ない。地元の人間も普段来ているから人ごみは避ける。という事は、ここに来ているのは周辺地域の人間と観光客。特にみなとみらい線が開通してからは、元町中華街駅方面から人並みが押し寄せてくる。まったく地元民にとってはありがた迷惑な話で、最近は食事する事さえままならず、わざわざ中華街方面に行かなくてはいけなくなった。しかし、この中華街こそが他県民の牙城で、有名店はもちろん、気軽にランチをしていた一般店にまで長蛇の列ができている。おかげで今日も昼飯にありつけず、気が付くとみなとみらい地区まで歩いていた。

2004年2月22日    ラーメン・うどん戦争
街を歩けばラーメン、うどん、そば、ちゃんぽんと、麺類を出す店で溢れている。とくにうどん屋、これはセルフを中心にここ1年で一気に店が増えた。はなまるうどんを引き金に、さぬき小町うどん、せっぱおじさん、鶴亀製麺所、ふるさと等、数をあげればきりがない。かたやラーメン、こちらも次から次へと新しい店ができては消えていく、この繰り返し。うどんと違うのは、チェーン店より新規独立店が多いという事か。ありがたいのは東京・横浜界隈に住んでいると、全国有名店の味を楽しめるという事。新横浜ラーメン博物館はその典型で、北海道から九州までの全国8店舗が入居していて、その日の気分で好きな物が食べられる。で、最近知ったのだが、渋谷にも麺食王国という同じような集合施設ができたという話。確かにホームページはあり、そこに出店概要などが書いてあった。こちらも新横浜同様8店舗の店が入っていて、名の知れた店が軒を連ねている。違うのは、こちらにはうどん屋(ぶっかけ)が1件入っているのと、入場料がいらない事。入場料、確かにいらないと思う。ラーメンを食べに行くのに、食事代と別に入場券がいるなんていうのは非常にナンセンス。博多や小樽に同様の施設があるが、もちろんこちらも入場無料。新横浜の場合、アクセスが悪く、駐車料金も高く、値段も高い。なのに有料、このあたりは是非改善してもらいたいものだ。ただ、この手の施設はラーメン屋が主体で、うどんが主体になったものはない。最近うどん戦争が勃発している渋谷、であればいっその事、うどん博物館なるものを作ってみては如何だろうか。

2004年2月20日    春爛漫
横浜は温かい晴天の日が続き、市内周辺では梅が満開になった。観梅に行くというのはちょっと年寄りくさいのだが、やっぱりこのシーズンの梅園はいい。既に池上梅園、大倉山公園、等々力緑地と足を運んだので、どこかないかとネットサーフィンしていると、神奈川県下の梅の開花情報ページを見つけた。家から近いところはないかとよく見ていると、御幸公園という聞聞きなれない公園の名前があった。場所は川崎市幸区、多摩川の近くにあるとの事。ちょうどすぐ近くに行く用事があったので、ついでに車で現地まで行ってみた。確かにそれはあった。でもこんな所に公園があるなんて、長い事この界隈に住んでいながら全く気づかなかった。ここはナイター設備の球場があり、向かいは東芝工場、その横を国道1号線が走っている。最初梅園がどこにあるのかわからなかったが、園内を一番奥まで進むと、梅の花が見えてきた。ここの梅は色鮮やかで、赤・白・桃色ののれぞれの花が空の青さに映えてとても綺麗。また見慣れない種類も多く、花の咲き方も他の梅園より少し早いようだ。特に赤の種類は見事な満開で、梅の香りが周囲に漂っていて、なんともいい感じだ。ふと気づくと、この梅の花を目当てに小鳥の集団がやって来ていた。昔から梅にウグイスと言うけれど、よく見るとそれはウグイスではなく、メジロだった。梅の花を食べているように見えるがそうではなく、どうやら彼らは花の蜜を吸っているらしい。それにしてもこんな街中で、メジロの集団を見たのは初めてで、これぞまさにメジロ押し!? 横浜は今、春爛漫。

2004年2月18日    新横浜ラーメン博物館
新横浜の唯一のアミューズメント、新横浜ラーメン博物館。言わずと知れたラーメン専門の複合娯楽施設だ。館内にはラーメンのレプリカ、全国のどんぶりコレクションなど、ラーメンの歴史と文化を展示したギャラリーがあり、昭和33年の街並みが再現された施設がある。そしてそこに全国の有名ラーメン店8店が軒を並べている。ここに来たのは久しぶりで、前回と比べて展示やラーメン店が少し入れ替わっていた。もちろん目的はラーメンを食べる事、しかしここは入場料300円が必要で、これは中で飲食をしても徴収される仕組み。また駐車場の値段が高く、2時間で850円も取られる。ラーメンの平均価格が900円で、これに入場料と駐車料金を合わせて2050円、ラーメン一杯の値段としては非常に高い。とりあえず館内を軽く一周し、一番下のフロアーに降り店を物色、今回は九州ラーメンを食べる事にした。今入っているのが熊本の「こむらさき」と、久留米の「魁龍」で、迷ったあげく味がマイルドな「こむらさき」に行く事にした。この店は前にも来た事があり、なんとなく安心感がある。行列も少なめで、この日は5分程度で店内に入れた。王様ラーメン800円をオーダー、しばらくして出てきたそれは期待を裏切らなかった。豚骨スープにストレート麺、具はチャーシュー4枚、シナチク、もやし、キクラゲ、ニンニクチップがトッピングされていて、これが妙に食欲をそそる。あっという間にスープまで全部飲み干し、そそくさに店を出る。同じ熊本ラーメンの「桂花」ほどパンチはないが、マイルドで食べやすいのがこの店の特徴で、機会があればまた食べてみたい一品だ。

2004年2月17日    キムタクに遭遇
街を歩けばロケに当たる、横浜という街はそれくらい撮影隊に遭遇する可能性が高い。今日は新横浜方面へ車を走らせていると、なにやら人だかりができていた。気になったので車を道路脇に止めて人垣の中へ入ってみると、ドラマの撮影をしていた。何のドラマだろうとよく見てみると、手前に竹内結子が立っていた。これはひょっとして月9? という事は木村拓哉も来ているはず、そう思ってふと先のほうを見ると本人がいた。お〜凄い、どうりで周りの人たちがそっちばっかり見ているわけだ。しばらくリハーサルが続き、竹内結子と谷原章介の抱擁シーン本番が始まった。現場は警備が厳しく、警備員が何人も配置され、ロープで仕切られて中へ入れないようにしてある。しかし至近距離で撮影しているので、様子は充分わかる。竹内結子、テレビで見るよりかなりスリムで、思っていた以上に綺麗だ。かなり役に入り込んでいるのか、本番の前後も立ち位置から全く動かず、神経を集中させているようだった。そしてそこにスタンバイ中のキムタクがさっそうと登場、ギャラリーが一瞬どよめく。普通に歩いている姿だけでもカッコいいのに、役に入ると尚決まる、というよりこの人は何をやってもサマになる。それぞれのシーンを撮り終え、ロケは小一時間で終わった。颯爽と帰っていくキムタク、お迎えの車に乗り込み、あっという間にどこかへ消えていった。このドラマは月曜9時の「プライド」、フジテレビの看板番組。古き良き時代の男と女に、まさかこんなところでお目にかかろうとは。

2004年2月15日    春一番
昨日の午後から吹いた激しい風は、やはり春一番だった。これは昨年より18日早く、横浜では瞬間最大風速24メートルの強い南西風が吹いた。最高気温は15.4度を記録し、この時期としては異例の高い気温となった。山下公園は、風にコートをはためかせ散策する人で賑わっていて、行き交うカモメも風に煽られどんどん沖へ流されていく。ようやくその風も収まり、今朝は雲ひとつない青空。玄関のドアを開け外を見てみると、いつになく富士山がくっきり見えたので、カメラを引っ張り出して写真を撮ってみた。それにしてもいい天気、こんな日は朝から出かけるのが一番だが、このところ外出が多くて懐具合が非常に厳しい。しかも来月から収入の見込みが全くないので、今日はおとなしく部屋でビデオを見る事にした。先日撮った紅白歌合戦のビデオを見ようとリモコンのボタンを押したら、松井の顔が急にアップになって、それから何も映らない。テープは新品のS-VHS、デッキのヘッドクリーニングはしたばかり、録画のモニターチェック段階で特に異常はなかった。しかしテープは痛んでないし、デッキもBSチューナーも正常作動、これはひょっとして春一番のせいか? とりあえずデッキをバンバンたたいて、再度ヘッドクリーニングをしてテープをセット。やっぱりダメ。他のテープはどうかと入れてみたら、少し前に録画しておいた映画はちゃんと映ったので、今日はこれを見る事となった。やっぱり15年も同じ機器を使っていると、多少なりとも不具合は起こる。それよりも今時ビデオデッキを使ってるなんて、完全に時代遅れ。早くHD内蔵のDVDデッキに買い換えたい今日この頃である。 

2004年2月14日    バレンタインデーウォーズ
みなとみらい線開通のおかげで週末の横浜はどこへ行っても人・人・人、今日も街は大盛況だ。ランチの時間に間に合うよう中華街に入り、人ごみをかき分けいつもの店へ急ぐ。そして店の前へ到着し、驚いた。いつもならすんなりと入れるこの店の前に、大行列ができている。大通りから脇へ入った目立たない店、隣にはお粥で有名な店があり、その列で店の入口がわかりづらい。よって客の入りは控えめで、ランチの穴場といっていい。ところがこの大行列、どうやら他の店に入りきれない客がこちらになだれ込んだようだ。やむなくランチを諦め、元町方面へ抜けようと歩き出した。しかし、あまりにも人が多すぎて全然前へ進めず、裏路地を抜けてようやく中華街を脱出した。このまま元町へ抜けるのは不可能と判断し、関内から電車に乗り横浜駅で降りた。改札を抜けるとここも人・人・人、西口へ行くのも東口へ行くのも困難で、コンコースの端を抜けてやっとのことでそごうに到着。しかし入口付近はまたもや黒山の人だかりとなっていた。バレンタインデーのチョコレート特設売場に群がる女たちで、全く前へ進めない。正面突破を諦め、非常口横からデパートの中へ入る。が、この付近もまた洋菓子売場で、どこもかしこもチョコレートを売っている。当然チョコを求める女たちが殺到し、足の踏み場もない。しょうがないのでそのまま店を出て、西口へ移動、人の一番少なそうな三越へ行ってみる。しかしここもまたチョコ争奪戦が勃発していて、店内を見る気が失せる。高島屋も同様、女たちのすざまじい戦いは夕方まで続いた。それにしてもそんなにいっぱい、誰にそのチョコをやるのだろう。

2004年2月13日    牛丼・豚丼・親子丼
街中から牛丼が消えた日、昼飯をどうしようかと考えながら街中をさまよっていた。京急川崎駅前付近は吉野家、松屋、神戸らんぷ亭、なか卯、はなまるうどんが店を連ねていて、お昼時はどこも混雑している。ピーク時間を少し外していたので、それぞれの店の様子を見に行ってみた。吉野家は2店あり、どちらも普段と変わらないくらい人が入っていて、客は何食わぬ顔で丼を食べている。もちろんこれは牛丼ではないので、おそらく豚丼、カレー丼等の新メニュー。松屋、ここもいつも通り賑わっていて、特に変わった様子はない。新聞発表によると今日で牛丼販売を終了する事になっていが、なぜかこの店には牛丼がある。もちろんこの賑わいはそのせいで、他店から客が流れたようだ。神戸らんぷ亭、ここは牛丼を継続販売する事が決まっていて、在庫は4月末まであるようだ。その割には客はまばらで、あきらかに他店よりも少ない。メニューは牛丼の他、親子丼、カレー、朝食セット等があり、集客の工夫はしてるようなのだが。そしてなか卯、ここは人がいないというか、前から客の入りがよくない。うどんと親子丼はそこそこ食べられるので、丼と麺のセットが食べたい人向き。最後にはなまるうどん、ここは牛丼とうどんのセットがあった。今回BSEの件でそれが豚丼に代わり、セットの値段はそのまま。元々うどん屋なので全く客足に影響はなく、普段と変わらぬ風景。で、結局どこへ行ったかというと、今日の気分は親子丼だったので神戸らんぷ亭という結論になった。キャンペーン価格で味噌汁付390円、とりあえずこれで腹一杯。

2004年2月12日    恐るべき将八うどん
勢いが止まらない讃岐うどんブーム、そろそろ一段落かと思ったらととうとう噂のあの店がやってきた。讃岐は観音時に本店を置く、その名も「将八」、関東でも半生麺などで既にお馴染みのところだ。場所は渋谷の公園通り、渋谷駅からは徒歩8分くらいのところにある。道路を挟んだ向かい側にははなまるうどんがあり、マーケティングなのかそれとも計算づくなのか、出店地としては非常に大胆だ。この店はセルフ店で、商業ビルの地下にある。実は香川県内の将八はセルフではなく、一般のうどん屋。今回東京進出のためにセルフ店を研究し、開店にこぎつけた。そして今日初めてこの店の味を知る事となる。午後の昼下がり、お客は呼び込みのかいもあってか、まあまあ入っている。今日頼んだのはかけ中+天ぷら、これで合計299円、内税。かけ小だけなら99円、もちろん内税で1円のおつりが来る。値段も驚きだが、特筆するのは味だ。麺は完全手打ち、讃岐産100%地粉、讃岐の夢2000を使っているので、コシがありしかも角がビシッと立っている。向かいの店の冷凍麺と違って、変なツルツル感がなく香りもよく、これぞうどんの麺って感じだ。出汁はいりこで、出汁をとる前に頭とはらわたを取っているため、変な苦味がなく、かなり上品ないい味がする。ここのうどんを食べる時は生姜を少し多めに入れる、これが昔からの流儀。でもどんな食べ方をしてもうまい、とにかくこの一言に尽きる。手間隙がかかってこの値段、恐るべし将八うどん。もう渋谷ではなまるなんて絶対行かないだろう。

2004年2月10日    牛丼食べ納め
とうとう牛丼が街中から消える日がやってきた。吉野家、松屋、神戸らんぷ亭、なか卯の大手4社全てのメニューから牛丼の文字がなくなる。実際になくなるのは今月中旬以降のようだが、吉野家をはじめ街中の牛丼屋は駆け込み需要で行列ができている。たかが牛丼、しかしこの280円という価格は非常にありがたく、このところ個人的利用頻度はかなり増していた。各店の新メニューは豚、鶏、カレー等、趣向を凝らした物が多く、メニューのバリエーションは増えた。しかし主力は豚丼で、値段が400円とかなり上がってしまった。牛丼を売らない牛丼屋、はたして常連組はこれからも足を運ぶのだろうか。吉野家には元々朝食セットというメニューがある。もちろん朝食なので朝しかないメニュー。ところがこれが今はどの時間帯にでも売っている。納豆定食370円、焼魚定食400円、特朝定食490円、どれも安価で魅力的な商品。そういえば一昔前、この焼魚定食にお世話になった時期がある。いつ何時にも食べられる朝食セット、これは本当に朝食なのかと小一時間問い詰めたい(笑)。松屋は以前から牛丼とカレーを併売していたので、カレーにはちょっと自信があるようだ。確かにここのカレーはスパイシーで、290円という低価格ながら下手なカレーチェーンより味がいい。しかも味噌汁付。なぜ味噌汁なのかは不思議だが、この味噌汁もけっこう好きだったりする。スプーンですくって全部飲むのがマナー(嘘)。そんな事はともかく、安くてうまい牛丼がまた食べられる日を首を長くして待っている。

2004年2月8日    よさこいは高知の祭り
全国津々浦々、いろんな祭りがある。最近は市民参加型の踊り系祭りが増え、町興しに一役買ってたりもする。その祭りの名前は○○よさこい、どんな祭りであろうとも全てよさこい、あるいはそれを連想させるような名前になっている。鳴子を持ってチームを組み、4分半の楽曲で踊りを踊る、これがよさこいの基本。地域によって細かいルールや挿入曲は違うが、高知のよさこい鳴子踊りをベースにアレンジされている。このよさこい鳴子踊りとソーラン節を合体させたのが、札幌のよさこいソーラン祭りで、これがブレイクしよさこいは全国区となった。その後よさこい系の大きな大会は、東京はもちろん、仙台、名古屋、大阪等、全国主要都市で開かれるようになり、それが周辺都市まで波及していく。しかし今行われているよさこいは、よさこいであってよさこいでない。正調は高知よさこい、主流はよさこいソーラン、この両者の違いは踊り方。開始地点から終了地点まで連続して踊り続ける高知(よさこい方式)、一演舞を一区切りとして停止・移動をする札幌(ソーラン方式)。よって高知は流しが中心となった優雅な踊り、かたや札幌はステージを主体とした激しい踊りとなっている。現在開催されているよさこい祭りの多くがソーラン方式で、高知方式は本家高知と、東京、大阪の一部の大会だけ。本来よさこいは流しが中心で、狭い商店街や路地などを進んでいくのを得意としていた。大通りを爆音で激しく踊る、これも悪くはないし時代の流れだろう。しかし本来のよさこいの風情は、踊りを身近に感じられるところにあったように思う。古きよき時代の男と女が優雅に舞う、それがよさこい。

2004年2月7日    映画ロケに遭遇
みなとみらい線開通で、一気に観光客が増えた元町・中華街界隈。人ごみの中をゾロゾロ歩くのは好きじゃないので、いつもと散策コースを変えてみた。降車駅はおなじみ石川町、通常ここで降りると中華街か元町へ行くのが定番なので、今日は山手側の道を歩いてみる事にした。改札口を抜けて右手の坂道を登り、まずはイタリア山庭園へ。週末だというのにここは人がまばら、下界の混雑が全く嘘のようで、完全に穴場といっていい。庭園を一周して山手本通りに出て、高級住宅を横目に見ながら元町公園方面へ歩く。と、そこに大きなトラックとワゴン3台が止まり、ゾロゾロ人が出てきたと思ったら、何やら準備を始めた。照明、台車、モニター、そしてカメラ、これはロケだ。スタッフの数は二十数名、やたらと重装備なこの様はドラマロケじゃなく、映画の撮影だ。しばらくすると出演者が別の車でやって来て、さっそく打ち合わせが始まった。監督の席を覗き込むと、撮影スケジュールと配役それぞれのモニターが置いてあり、横には台本らしき物があった。出演者は若い男女、女の子はどこかで見た事があるのだが、モー娘の辻ちゃんをすっきりさせたような感じでかなり可愛い。何の映画なのかわからないが、主人公の役名は蛍と正輝で、時代は大正〜昭和初期、場所は横浜山手。映画の撮影風景を見るのは久しぶりなので、しばらくそこでロケを見学する。元々この界隈はドラマの撮影が多い。過去にもスイートシーズン、初体験、ハママイク、東京ラブシネマ等のロケが行われていて、うち2つは撮影に遭遇している。今回で横浜3回目、ロケの見学はなかなか面白い。

2004年2月6日    コーヒーが身にしみる
仕事依頼の話があり、久々に都内に出向いた。依頼元は某放送局で、仕事は大手メーカーのカタログ商品販売、つまり顧客開拓、ようするに営業だ。担当者と品川駅で待ち合わせをして、そのまま新幹線改札口のスターバックスコーヒーへ行き打ち合わせ。今日はもうひとり役員が来る事になっているので、しばし待機。ここはエントランスの上なので眺めは良い。しかし外の風が吹き抜けて非常に寒く、熱いコーヒーを飲んでいても凍えてしまい、最後までコートを脱がずじまい。ようやくお偉い方が現れたので場所を変えて、インターシティ内のエクセルシオールカフェへ移動する。先方がいきなり話を切り出す。事業を拡大するためどうしても関東へ進出したい。しかし事務所や人を抱える予算がないので、業務を委託できる人間を探している、大筋こんな話。仕事は成功報酬で、売り上げの3%。つまり1000万売って30万の身入り、今までいろんな物を売ってきたが、こんなにマージンの低い商品は見た事がない。広告の仕事の場合純広で20%、これが通り相場。媒体社と専属契約した場合、30%〜40%マージンなんていう商品もある。しかしどんなに頑張っても3%、これはとても生活していける収入が得られる条件ではない。副業でやるとしても個人レベルの話ではなく、ある一定水準以上の企業がやる商売。とりあえず思いついたアイディアでその場を繕い、また後日返事をする事となった。出向いた交通費が痛い今日この頃。

2004年2月4日    池上梅園春うらら
池上梅園、それは大田区にある池上本門寺のすぐ下にある、東京で屈指の梅園だ。自宅からは車で行けば15分、多摩川を越えるとすぐ大田区なので、かなり近いところにある。梅を見に行く機会は何度かあったが、ここに来たのは実に5年ぶりで、完全に道を忘れてしまっていた。迷いながらもなんとか池上本門寺に到着し、車を止めてまずは参拝。境内を一周したあと、さっそく梅園に向かう。この池上梅園、元々は個人の所有で、東京都に譲渡された物を大田区が管理している。よって現在は大田区立の公園。園内が丘陵・斜面になっているのが特徴で、20種類、370本の梅の木がある。入園料100円を払って園内に入ると、梅の花はもうかなり咲き始めていて、園内は花の匂いが漂っていた。大体3分咲きといったところだろうか、種類によって咲き方は違い、白の方がかなり開いていた。これは白加賀という種類。梅の種類は非常に多く、園芸品種だけでも300種類以上ある。日本の風情に合う花であるが、実は奈良時代前に中国から輸入されたバラ科の植物。唄や句に多く使われているのは、当時のトレンドであったと考えられる。園内を奥に進むと茶室や庭園があり、古い日本家屋も残されていた。一定の条件を満たせば一般人も使用可能との事で、今日はお茶会が催しされていた。名前は池上梅園、しかしここはつつじの名所でもあり、5月頃にもまた花の時期を迎える。再度足を運びたいところだ。

2004年2月3日    節分 〜川崎大師vs日枝神社〜
節分とは文字通り季節の分け目の意味で、立春の前日を指して節分と呼ぶ。つまり2月3日は本来大晦日だったわけで、春の日を迎える為に邪気を払い、新春を迎えようとした事に由来する。そんな訳で今日は、全国の神社や寺で豆まきが行われる。税務署での作業が早く終わったので、ついでにその足で川崎大師へ行ってみる事にした。鶴見から川崎大師までは車で10分、早々に着いたものの車が多く専用駐車場は満車。かろうじて駐車場を確保して、急いで豆まき会場へ入った。開始時間3分前、ギリギリセーフだ。余りにも人が多いので、前の方へは全く進めず後方でスタンバイ。ほどなく豆まき隊が入場し、その数ざっと50人、さっそく豆まきが始まった。ここで投げているのは袋入りの大豆で、その一部にお札やグッズが入っている当たりがある。大騒動の中冷静に袋をキャッチして、とりあえず8袋をゲット、当たりは2個だった。一旦家に帰って、今度は歩いて近所の日枝神社に向かう。ここは振る舞い甘酒やおでんがあり、しばらくそれで時間をつぶす。しかしここは川崎大師と対照的で、子供が非常に多い。開始10分前に前列は全て子供達で埋め尽くされ、入り込む余地が全くなかった。見物だけにしようと諦めて後ろの方にいると、そこにみかんやバナナが飛んできた。すかさずキャッチ、尚飛んでくるのでそのまま全部空中で受け止める。これでゲットしたのはLL玉みかん5個、豆袋3個、バナナ1本、キャンディー4個、予想外に戦利品はあった。

2004年2月1日    みなとみらい線開通イベント
今日また横浜に新しい鉄道ができた。その名はみなとみらい線、正式名称を横浜高速鉄道という。横浜〜元町・中華街4.1キロを10分で走るこの鉄道は、東急東横線と直通で、渋谷から元町・中華街を一本の鉄道で結ぶ。今日は横浜〜元町・中華街間の各駅で開通記念イベントが開催され、横浜駅西口ではハマこい、元町・中華街では獅子舞やパレードが行われた。これらイベントを全て見るために、午前中から横浜に出没し、まずはハマこいのが始まるのを待つ。新しくできた地下改札のきた通路会場にてスタンバイしていると、程なくステージが始まった。この会場では11チームが演舞を行い、所要時間は1時間余り。なんとか最後まで見て、そのまましてステージ向かいの改札を抜け石川町へ急ぐ。ハマこいが終わってパレードが始まるまでには、20分しかインターバルがない。移動距離は4キロ、石川町の駅を降り、中華街入り口が見えたところで、ちょうどパレードは始まった。あまりもの人の多さで前へ進む事ができず、裏道を抜け先回りしたところでようやく獅子舞をゲット。パレードの中に獅子舞がいるのは初めてだが、今回は元町にも出没する事になっていて、これは初めての事。さらに元町へ先回りしパレードをチェック。しばらく散策し、ハマこい第二部が始まる横浜駅へ電車で移動、今度は西口ステージで演舞を見る。とにかくどこへ行っても人・人・人で、まっすぐ歩く事ができない。新しい交通網ができたのは歓迎するが、都内から多数の観光客が押し寄せるのはもう勘弁して欲しい。


前のページ 目次 次のページ

戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送