悪戦苦闘日記


2004年6月30日    2004年の運試し
フリーという立場で飯を食っていくのは大変である。ましてやこの先、仕事がある保証はない。というわけで一応人材銀行に個人情報の登録だけはしてある。そんな事も忘れていた折、突然一通の封書が来た。封を開けてみると中身は仕事のエントリーシートで、そこには見覚えのある社名が書いてあった。一瞬自分の目を疑ったが、それは間違いなく以前担当していた広告クライアントだった。差出し人は本社人事部で、今週中に連絡をよこすようにとあった。おそらく先方はこちらの事情を知らずに出して来たのだろう。しかしどういう会社かよくわかっているだけに、何とも返事がしづらい。とりあえず返事を先送りして、ふとある事に気がついた。ちょうど今はボーナスシーズン、賞与を貰って会社を辞める人が意外に多く、大手の会社でも欠員が出やすい時期なのだ。とりあえず思いついた会社名を適当に打って、ホームページをチェックしてみる。何社かのサイトを見ていると、ある会社のトップページに管理職募集の文字が光っていた。すぐさまボタンを押してみると、そこには珍しく条件合致しそうな案件が掲載されていて、募集要項が詳しく書いてあった。応募締切は今月末日、つまり今から書類を書いて速達で送っても時間的にもう間にあわない。とりあえず急いで書類を作成、それに職務経歴書と自己PRを同封して電車に飛び乗った。ここは大手の会社、普通に応募してもまず受かるわけはない。直接届けても無駄足になる可能性大。しかし何かアクションを起こす事で次の目が見えて来る事もあるので、まずは運試しで受付へ直行。

2004年6月28日    コタツと扇風機の入換戦
懸念であった夏冬入れ換え、とうとうコタツをしまい扇風機を出した。この猛暑の中、コタツに入っていたわけではない。部屋にテーブルがないので、布団を外してそのまま使っていただけ。折りたたみベッドを広げるスペースもないので心機一転模様替え、ようやく部屋が夏らしくなった。日中の温度が30度を越えるというのに、今年はまだエアコンさえつけた事がなく、自然の風だけが唯一の涼。これで思う存分に扇風機の風を浴びる事ができる(笑)。あとはカーペットを夏用に替えたいところだが、これがなかなかいいのがない。元々部屋はフローリングなので、カーペットを剥がしてしまえばそれで済む。しかしここは建物の造りが悪く、普通に歩くだけで床がたわんでミシミシと音をたてる。剥がすと騒音問題になるので、少し厚めの敷物が必要なのだ。もっとも個人的にはフローリングよりも畳の方が好きなので、できたら敷き詰めたいところ、夏はやっぱり畳に限る。イグサは保湿性、調整機能、謝恩効果があり、その香りには鎮静効果がある。和紙や壁紙にも使われ、シックハウス症候群やアトピー、ダイオキシンからも体を守ってくれる。ちゃんと手入れしていれば、ダニなんて湧かないのだ。やっぱり住むなら日本家屋、古き良き時代の日本がそこにある。

2004年6月26日    2004年カレー探しの旅
天気はイマイチなのに今日も朝から蒸し暑い。こんな日はどこか涼しい所へ行きたいところだが、このところの貧乏生活で遠くへは行けず、午前中はダラダラと家の中で過ごす。お昼を過ぎてさらに気温は上がり、たまらず外に出かける事にした。車に乗って走り出すと、クーラーの風が冷たくて気持ちよく、少し元気が出てきた。おそらく自分のいる環境の中では、車の中が一番涼しくて快適な空間。家の中は暑いし、じっとしているとストレスがたまるのだ。しかしやみくもに車を走らせるとガソリンを食うので、適当に近所を流しお馴染みTSUTAYA半額キャンペーンに行ってみた。週末、しかもキャンペーン中という事もあり店内は人でいっぱい、狭い店内を子供達が走り回っていた。とにかくファミリーが多く、親がレンタルに夢中になっているので、そこは子供の格好の遊び場となっていた。出かける所もなく他にする事もなくいので、とりあえず一家揃ってビデオを借りに来た、そんなところなんだろう。あまりにも居心地が悪いので早々に店を出て、一旦帰宅したあと今度は徒歩で買い物に出かける事にした。目的はひとつ、グリコのカレー「LEE×5倍」をゲットする事。置いてる可能性のあるいなげやは駐車場がないので、家から往復4キロの道のりをひたすら歩く。夕方とはいえ気温は30度超、汗を拭き拭きカレー探しの旅。

2004年6月24日    水は天からもらい物
家庭用浄水器は都会では必需品。とにかく首都圏は水が非常にまずいので、我が家では15年前から導入している。しかしこの浄水器というもの、マメにフィルター交換をしないと効果が持続せず、長く使うとかえって水を悪くしたりもする。梅雨時期気になるのはカビ、そこでふと気づいたのが浄水器。そういえばしばらくフィルター交換をしていない。さっそくチェックしてみると、前回交換したのが昨年6月で、1年以上も放置していた事がわかる。ちょっと前に変えたばかりだと思っていたらもう1年、本当は3ヵ月毎に変えないといけないらしい。今使っている機種は松下電工のみず自慢で、これは最初に買ったもの、つまり本体はそのまま15年間使っている。これは割と簡易なタイプで、カルキー、サビ、カビのみを除去するタイプ。取り付けが簡単なのとフィルターが安いのが魅力の商品だったが、すでに生産中止となっている。最近は交換フィルターさえ見かけなくなり、大手量販店に置いてあった在庫も撤去されて、入手は極めて困難。そんな事を予想していたので、以前見かけた時に在庫を全部買い占めていた。そんなわけで、まずは1年ぶりに浄水器を水道の蛇口から外し、中を開けてみる・・・。いきなり黒い水がドロッ、そこはもうカビだらけで、ドブのような臭いが激しく鼻を突いた。ああっ、今までこんな水を飲んでいたのか、どうりで最近体調がおかしいわけだ。(関係ないか) とりあえず歯ブラシに洗剤を付けて内部を洗い、新しいフィルターと交換して再度蛇口に取り付けた。さっそく水の味をチェックしてみると、昨日までとは違う嫌味のない味になっていた。浄水器、恐るべし。

2004年6月22日    緑茶で激太り
台風一過で朝からピーカン、久々に青い空を見る事ができた。しかしこの台風の影響でフェーン現象が起こり気温は33度まで上昇、真夏のようなうだる暑さとなった。こう暑いと食欲がなくなり、水ばかり飲んで体力低下、やたらと体がだるくなる。食べられそうな物は素麺、ざる蕎麦、冷麺など冷たい麺類か、激辛カレーなどの刺激物。蕎麦など麺類はヘルシー、カレーは発汗作用があるのでダイエットにはいいような気もするが、このところ体重は増加している。正直食事はかなり控えめで、朝はバナナ1本、昼は抜きか麺類、夕食はごはん茶碗軽く1杯程度。また毎日5〜10キロ以上の歩行を欠かさず行っているのに、体重は確実に増え続けていくのだ。1年前からだと10キロ以上の激増で、動けば動くほど、食事を減らせば減らすほどさらに太っていく。これは一体どうしたものか。少し前まではもっと食べてななかったので、やはり食事を1日バナナ1本程度に抑えないと、カロリーオーバーなのかもしれない。そういえば1日青汁1杯だけで生きている人がいるらしい。テレビでその人を見たが、見かけはいたって普通で、健康状態も良好との事。これはひょっとして同じ体質? 極貧生活が続いているのでダイエットには絶好の機会、でも暑いから毎日緑茶をゴクゴク、これが太る最大の原因か? このままだと布袋さんになってしまう。

2004年6月20日    カレーはLEE
日本の国民食カレー。今やレトルト・缶詰からルウタイプ、甘口から激辛まで様々な種類がある。個人的には辛い方が好きで、辛さのタイプでいうと5倍というのが我が家の標準だろうか。一番食べるのはLEEの5倍、これはルウタイプなのでカレーは一から作る。LEEの特徴はスパイスのガラムマサラで、これが具材の旨みを出して爽やかに辛い。しかしこのLEE、箱入りルウタイプは滅多にお目にかかることがなく、大手のスーパーにも置いてあるのを見た事がない。よって入手は困難で、今までは田舎に帰省した時にまとめ買いしていた。そう、この商品は西日本にはたまに流通しているのだ。で、こちらでどこかにないかと探した結果、いなげやに置いてある事がわかった。置いてあるといっても運がよければの話で、近所のいなげやに入荷しているのはまれ、大体は売り切れか10倍タイプが少し残っている程度。ネットを駆使して調べても売ってそうなところはなく、せいぜいグリコカレーサイトの通販コーナーにあるくらい。値段は正価(1箱250円)10個まとめ買い+送料なので、これはかなり割高で頼みづらい。あと家に在庫は1つ、今度はいつお目にかかれるんだろう。そんなわけで今日の夕食はカレー、こう蒸し暑いと食べられる物はもうこれしかない。

2004年6月18日    蛍乱舞
梅雨の合間に見られる日本の風情、蛍。幼い頃、近所の川に乱舞していた姿が脳裏に焼きついていて、この時期になるとふと思い出したりする。そんな時、近所の商店街の手書きポスターが目に入った。それは蛍鑑賞会のお知らせで、自宅そばの小学校で開催されるという。1日限りの公開だったので、興味半分で行ってみる事にした。学校までは100mもないのですぐに着いたが、校庭に蛍らしきものはおらず、暗闇の中にやたらと人が溢れているだけだった。運動場をまっすぐ突っ切って行くと小さな池があり、そこに人垣ができていた。隙間から覗くと遠めに何か光っている物が見える、これはひょっとして蛍? しばらくするとその光が大きく点滅し始め、よく見ると周囲もその光に連動して光り始めた。これは間違いなく蛍、大きな蚊帳の中に入れられた彼らは、日が暮れるとともに活動し始めたようだ。周りの騒ぎをよそに光り続ける蛍、幻想的なその風景にしばらく見入っていると、そのうちの一匹が蚊帳の外へ逃げ出した。飛んでる蛍をとっさに掌でつかみ、指の先に置いて観察、そのまま蚊帳の中へ返した。それにしても蛍を手にしたのなんて何十年ぶりだろう。正直幼い頃の記憶しかないので、それ以来という事になるんだろうか。昨今は環境が改善されつつあり、横浜周辺でも四季の森公園をはじめ、いくつか蛍が見られる場所がある。期間は今月中旬がピークなので、そろそろ時期も終盤、これが終わると梅雨も本番となる。

2004年6月16日    夢の街・マークスプリングス
横浜市瀬谷区の郊外にできたお洒落な住宅街、それがマークスプリングス。日本にない街を作ろうとの掛け声で始まったこの街は、戸建てと巨大マンションが融合した夢のニュータウン。全てがエポックメーキングな建物で構成され、花屋や喫茶店、病院に至るまでそのコンセプトが貫かれている。この街を舞台にテレビドラマが収録されていて、ちょうど今ここでロケが行われている。「アットホーム・ダッド」フジテレビ火曜10時のドラマで、失業した30代の男が主婦の代わりに主夫をするというストーリー。もちろんドラマに出てくる住宅は実在し、主演の阿部寛が住む家には一般の人が住んでいる。テレビで見ていると街がCGで作られてるように見えるが、隣の家やバックの景色まで全て本物で、足を踏み入れてみて驚いた。今まで見たことのない風景、ここはディズニーランドかそれとも夢の世界か、本当におとぎの国がそこにあった。う〜ん、こんな街に住んでみたい、でも一体どんな人がここに住んでいるんだろう。戸建ての平均価格は6000万円、マンションなら5000万円前後、一部にはそれ以上の物件もあり、これはとても一般人には手が届かない。駐車場に停まっている車を見るとベンツや高級外車が多く、やはりそれなりの収入がないとここには住めないようだ。今はしがない賃貸住宅暮らし、家賃は高いが造りは悪く毎日辛抱の生活。生活をする事さえ大変なのに、持ち家なんて夢のまた夢。せめてグリーンジャンボでも当たらないかな、ってお金なくて宝くじ買ってない(笑)。

2004年6月14日    ナポレオンは深夜族
このところ深夜まで起きている事が多い。特に深夜族というわけではないが、寝るのは午前2時を大きく回っていて、それでも眠くならない時は3時くらいまで起きていたりする。フリーになって以降の悪い生活習慣、たまには早寝早起きしなければなどと思いつつ、今日も深夜にパソコンを叩いていたりする。しかしよくよく考えてみると、中学生、いや小学生の頃から深夜起きていて、ずっと深夜放送を聞いてた覚えがある。当時はオールナイトニッポン全盛期で、人気のパーソナリティーが朝5時までしゃべっていた。おかげで高校に入る頃には、毎日3時頃までは確実に起きていたような気がする。社会人になってからもこの習慣は変わらず、仕事が終わって家に帰るのが深夜0時、そこでようやく夕食となるもんだから風呂など入ると午前2時、寝るのはそらから30分後というのがパターン。それでも朝は6時半起床だから睡眠時間は最大4時間、よくまあ体がもったもんだ。数年前に転職し、朝が9時半〜10時出社とかなり余裕を持てるようになったが、これが災いしてまた夜更かし。しかしこれで昼間眠くならないから生活に支障はなく、ナポレオンのような睡眠時間で日々過ごしている。深夜は静かだし邪魔をする人間がいないので、一日で一番落ち着ける時間。そんなわけで今日も元気に起きている。

2004年6月12日    よさこい騒乱!?
よさこいソーランの本祭が札幌で始まった。今年は全国から333チームが参加し、13日のファイナルまで市内23会場で演舞が披露される。何かと物議を呼んでいるこの祭り、規模だけはすでに本家高知を上回り、よさこい系の祭りでは全国最大規模となっている。いや、この祭りをよさこい系というのは正しくないかもしれない。知っての通り、高知のよさこいと札幌のよさこいソーランは似て非なるもの。商店街の復興を願って阿波踊りをモデルに作られたのが高知よさこい祭り、その高知をモデルにソーランアレンジを加えた物がよさこいソーラン祭りで、発祥地はもちろん高知である。生業、運営方法、演舞形式等、全ての面において違うこの2つの祭り、決定的に違うのは高知は市民参加祭りで、札幌はコンテストという事だろうか。そもそもよさこいとは、踊り子と観客がひとつになって楽しむものである。狭い商店街や路地をすり抜けながら流していく、観客と距離のないコミュニケーションができるのが本来の姿。これは阿波踊りも同じで、踊らにゃソンソンというのはそういう意味がある。しかし高知を踏襲したはずの札幌はルールを変更、規模が大きくなるにつれステージを中心に踊るようになった。これが祭りからコンテストへと変貌したひとつの理由であるが、問題はそういう事ではない。主催者の独断的運営が市民に受け入れられず、地元民のイベントでなくなってしまったという事。盛り上がっているのは一部の熱狂的ファンだけで、一般市民は極めて冷静なのだ。この点は高知と全く違うところで、この意識の違いが大きなボトルネックとなっている。祭りは踊り子だけが楽しければよいのではなく、観客も含めた全ての人が楽しくあるべきだと思う。

2004年6月10日    紫陽花の鎌倉路散策
6月10日は開港記念日、東京は祭日扱いで学校や官公庁をはじめ、関係各所で休みらしい。先週も同じような事があったが、とりあえずこれに便乗して完全オフ、鎌倉方面に出かける事にした。週末に行ったばかりとはいえ、その時は海岸線と市内を少し流しただけなので仕切り直し、今日は早々に家を出発した。江ノ島・鎌倉フリーきっぷを購入し、最初に着いたのが北鎌倉。今日の目的は紫陽花見物なので、まずは円覚寺に入る。驚いたのは人出で、土日以上の混雑、北鎌倉駅改札は大渋滞で、そこから円覚寺まで延々と人の波が続いていた事。円覚寺境内は小中学生の団体とおばちゃん達で占拠され、どの施設にも殆ど近づけない状態。しかもあちこちが工事中でちゃんと見る事ができず、これで入場料200円は納得がいかない。いてもしょうがないので早々にここを退散し、紫陽花で有名な明月院まで徒歩で移動。ここがまた祭り状態で、入場券を買うのに長蛇の列。中へ入っても人・人・人で、紫陽花の花よりも人の数のほうが多かった。ここは騒がれているほど大したところではない。そのまま鎌倉まで歩き、江ノ電で極楽寺を目指す。極楽寺といえばドラマ「俺達の朝」(古っ!)を思い出すが、ここに足を運ぶのは実に20年ぶり。近くに成就院という紫陽花で有名な寺があるので、駅を降りて坂を上り、入口の階段を進んだ。頂上はまた人だかり、しかしその後ろには無数の紫陽花が見えた。赤・青・紫・白、様々な色の大きな紫陽花があり、湘南の海をバックに華やかに咲き誇っていた。まさにこの世の極楽、一応お参りはしたので、これでちゃんと成就できるかな。

2004年6月9日    神奈川県立四季の森公園
横浜市の郊外にある県立「四季の森公園」は、自然環境を保全した森とレクリエーション活動のため整備された公園。公園内は起伏に富んだ丘陵で、面積は約36ヘクタール、菖蒲園、あしはら湿原、池やいくつかの広場で構成されている。この時期は菖蒲と紫陽花が見頃で、また都会では稀少になった蛍が見られる事もあり訪問者が多い。自宅から公演までは車で30分、思い立ったらすぐ行ける所なので先日久しぶりに足を運んでみた。ここはとにかく広いので、園内を一周するのに約2時間かかる。名前は公園、しかし実際に園内に入ってみるとそこは森、都会のオアシスというよりは、ここは森そのものなのである。駐車場を降りてダラダラと長い坂を下りていくと、じゃぶじゃぶ池という大きな池に出る。池の周りで子供達が水遊びをするからじゃぶじゃぶ池、かなりベタな名前だが、ここには昔からカワセミが住んでいて、カメラマン達の格好の撮影ポイントとなっている。この日は何も期待せずにいたら、池の中ほどに人だかりができていて、行ってみるとそこにはまた水辺の貴公子がいた。今年これで3度目のご対面、慌ててカメラを取り出しシャッターを切る。カワセミが飛び去るまでそこでウォッチングし、昼食をとった後目的である菖蒲園に向かった。ここの菖蒲園は小じんまり、でも綺麗に整備されていて、開花シーズンなので人がいっぱいだった。この日の天気は曇り、菖蒲の花は晴れているよりもこのくらいの天気がちょうどいい。まったりと園内を一周して菖蒲と紫陽花を満喫、また坂道を歩いてようやく展望台にたどり着いた。汗だくで膝がガクガク、このところ足腰がかなり弱っているようだ。

2004年6月7日    パンツ一丁ではいられない
いよいよ梅雨入り、一日中雨が降ったりやんだりで非常にうっとおしい。湿度も高くてジメジメが気持ち悪く、窓を開けても湿った埃だらけの風が入ってくる。悪い事にマンションがリフォーム中で、窓を開けると外には職人がいて部屋の中が丸見え。部屋の外に足場が組まれているので、常にベランダと窓の外を人が行き来する最悪の状況。レースのカーテンでは視界をさえぎられないので、カーテンを全部閉める事になり、部屋の中は常に真っ暗。エアコンの室外機も移動されていて、工事に支障をきたしているので使用できず、部屋の中はまるで蒸し風呂。マンション全体が蚊帳にすっぽり包まれているような状態なので、カーテンを開けていても外の風景が全く見えず、このところは牢獄に閉じ込められたような毎日を送っている。リフォーム工事は今月いっぱいかかるとの事で、まだしばらく辛抱しないといけないのだが、これじゃロクに外出もできない。というのはこの周辺は犯罪発生率が高く、このところは空き巣がかなり増えている。ビルの屋上まで足場を組まれているという事は、空き巣がどこからでも浸入できるという事で、これは格好のターゲット。蚊帳で外からは見えない事もあり、工事の休止日や深夜時間帯が充分注意しないといけない。どっちにしても着替えや食事をしている時に、窓の外に突然人が現れるのには閉口する。何も防御する方法がないので、これからは完全にカーテンを開けて、作業をしている職人の姿をじっと見ていてやろうと思う。

2004年6月5日    湘南海岸七里が浜
湘南海岸へ遊びに来ませんかというお誘いがあり、久しぶりに鎌倉へ行ってきた。考えてみると鎌倉にはここ数年足を運んでなく、湘南海岸に至ってはもう10年以上行っていない。近場といえばそう言えなくもないが、距離的に中途半端なのが災いし、足が遠のいていたような気がする。最寄り駅で「鎌倉・江ノ島フリーきっぷ」を購入し、大船、江ノ島経由で七里が浜海岸に向かう。現地集合のためそれぞれとメールをやり取りし、無事合流。お昼のバーベキューが現地係員の勧告を受け中止となり、時間ができたので周囲を散策する事にした。七里が浜といえば映画やドラマロケの多いところ。海岸のすぐ上にある鎌倉プリンスホテルは「失楽園」で有名だし、最近ではフジテレビのドラマ「アルジャーノンに花束を」がこの界隈をメインにロケを行っている。詳細な場所を覚えていなかったので京ぽんを使って検索、一発必中で探り当て、その住所と写真を見ながらロケ地を探した。坂を上がる事10分、見たことのある風景が広がってきた。そこは閑静な住宅地で、ちょっとした商店街になっていた。ドラマの舞台となっていた「桜井パン」は既存のブティックとの事で、どうやらそれらしき建物を発見した。2階建ての白とピンクの建物、表には「IKAT」という看板があり、家の前にはお馴染みのベンチがあった。なるほど、ここがユースケが勤務していたパン屋なのか。ちょっと感心しながら、付近のロケ地もチェックし記念写真を撮る。帰り際に鎌倉プリンスホテルを見学し、再び浜辺に戻ったらもうプチ宴会は終わっていた。今日は何をしに来たのだろうと思いつつ、別の新たな発見があり面白かった。帰りに寄ったキャラウェイのカレーに、自分の体力の衰えを感じた。

2004年6月3日    横浜開港祭ファイナル
暑くなったり寒くなったり、このところの天気は不可解だ。横浜開港祭の最終日、天気予報は当初雨だった。しかし朝起きてみると空は晴れわたり、気温も高くお出かけ日和。出かけるまではわからなかったが、街に出るとやたらと人が多く、特に子供達の姿が目立った。そう、開港祭の最終日は祭日扱いで、横浜市内の学校や関連施設、公共機関や地場企業等が休みになっているのだ。どうりで平日なのにビジネスマンの姿がなく、朝からイベントがメジロ押しなわけだ。この日の行事は事前にチェックしていたので、まずはマリンシャシャトル試乗会へ急ぐ。会場のぷかり桟橋で整理券を貰おうと思ったら、既に受付は終了で事務員が暇そうにしていた。せっかくこのために家を早く出たのにタッチアウト、しょうがないのでメイン会場に行って、しばらく着ぐるみのシロクマショーを見てしまった。3日間通しで行われている劇団みなとみらいの旗揚げ公演「玉楠ノスタルジー」は今日も行われていて、円形プラザ広場は先週末を上回るかなりの人出となっていた。追っかけらしき集団が最前列に陣取っていて、カメラマンも先日の倍くらいに増えている。この日の公演回数は6回、しかも最終話は今回1回限りの公演という事で見逃すのは忍びない。粘着していたわけでないが、前回見なかった話と最終話を見てこれでおねえさん達は見納め。残るはメインの花火大会。スターライトイリュージョン、光と音楽、花火を融合させた海上花火大会。歓声とともに始まったそれは、今まで見た事のない超ド派手なパフォーマンスで観客を圧倒し、大喝采の中で幕を下ろした。横浜開港祭、今回は女性の活躍が目立ったが、やはり男は船、女は海なのだろうか。

2004年6月1日    騒音炸裂!
朝から晩までトンカラトンカラ、ガッシャーン、ドドドドドと激しい音がする。これは先週から始まったマンションのリフォーム工事で、週末でも早い時は7時台から始まる。フリーという立場なので自宅にいることも多く、おかげで部屋にいても煩くて何をするにも集中できない。今日も終日大型コンプレッサーが鳴り響き、激しい水圧で外壁に放水、まるで台風と地震が一緒に来たような感じだった。部屋は南側にベランダ、東側に出窓があるが、今そこには橋脚が立てたれ、最上階だというのに窓の外を始終職人が歩いていく。もちろん部屋の中は丸見えなので、天気がよくてもカーテンは閉めっぱなし、部屋が暗いので昼間でも電気をつけている。しかしこれじゃまるで引きこもりで、家にいることで逆に鬱になってしまいそうだ。大体今の住まいは外壁のリフォームなんていらないのだ。外にお金をかけるくらいなら部屋の中を直して欲しい。元々このマンションはALC構造なので壁・床が極端に薄い。隣の部屋の音なんてまる聞こえで、朝はカラカラとトイレットペーパーを回す音でさえリアルに聞こえてくる。床も皮一枚という感じで、洋室を歩くとベニア板のようにたるんでギシギシと音がする。いつ床が抜けるんだろうと心配になった事もあるが、大家はそんな事関係なし。外観さえ綺麗にしていれば入居者は来るので、見た目が大事なのだ。確かにリフォームしなくても外観はまあまあ綺麗だ。部屋も壁紙を張り替えれば充分新築並に見える。でも住み心地はよくないハリボテ住宅。これでこんなに家賃が高いのだから、何とも割が合わない。某財団法人の2万円高級住宅がとても羨ましい今日この頃。


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