悪戦苦闘日記


2003年2月23日    音楽と仕事
天気が悪いので遠出をあきらめ、歩いて川崎まで行ってみた。特にこれといった目的はなかったため、久しぶりにカラオケなんぞに行ってみる。2時間ほどいてその後地下街をブラブラ、最後にラ・チッタ・デッラへ向かう。楽器店を見た後、隣にあるタワーレコードへ寄る。ざっと見て帰る予定だったが、ここではまってしまった。各コーナーでCDの試聴が出来るようになっていて、新譜や注目作品が無制限で聞ける。これはありがたいシステムであるが、色々聞いていると時間がどんどん過ぎていく。聞いている間は時間を忘れてしまい、気がつくと外は真っ暗、かなり長い時間をここに費やしてしまった。しかし、今は音楽情報誌の仕事をしているので、これは情報収集の一環でもある。また、その昔ミュージシャン(アマチュアでもギャラは貰えるレベル)をやっていた事もあり、こういうものにはついついのめりこんでしまう。今日は今月号の表紙&インタビューで使ったBoAを時間をかけて聞いてみた。最初はあまり好きでなかったが、今度のアルバムは完成度が高い。JEWEL SONGなんてかなり泣かせる。いい年をして16歳の女の子の曲を聴いている場合ではないのだが、久しぶりに音楽について真面目に考えさせられた。音楽と仕事、それが合致する人は極めて少ないはず。とすれば今の自分はけっこう人からは羨ましがられるような立場にあるのだろうか。

2003年2月21日    料亭でランチ
実は今まで料亭という所に行ったことがない。業者との打ち合わせが、たまたまお昼ご飯でも食べながらと言う事だったのでそうなった。もちろんセッティングしたのは自分ではない。料亭としては珍しくランチタイムがあるらしく、お昼からやっていてお座敷ではなくそれ用のテーブルがある。入り口の方は一見普通の飲み屋のような造りでもある。先方がなにやら2人前頼んだようで、重箱のような懐石風弁当が出てきた。弁当と言ってもほか弁みたいな奴じゃなくて、重箱が引き出しになっている。下を引っ張っぱるとおかずが出てくるようになっている。さすがに量は控えめで、いかにも懐石といった感じ、味はもちろんいいのだが、ちょっと食べるのがもったいない。聞くところによると、女の子に人気があるそうだ。しかし女の子が昼からこんなもの食べるのかな? やはりこの辺の人は金持ちらしい。ちまちまとデザートやお茶が運ばれてきて、淡々と食べ終わる。ちょっと冷たいものが欲しかったので水を貰ったが、これはひょっとすると、恥ずかしい事なのかもしれない。話も終わり清算に先方が席を立つ。大枚出してお釣りはわずか、と言う事は弁当1人前で数千円、これは凄い値段だ。結局おごってもらった。先方も経費枠を持っているのでそれで落ちるようだが、こんなに高い昼ご飯を食べたのは初めてだ。機会があればまた来たい? いやいや、ジョナサンで充分。フリードリンク付けても150円だしね。
 

2003年2月17日    船を降りたら彼女の島
今月15日から公開された映画「船を降りたら彼女の島」。この映画は愛媛をテーマにした物語で、磯村一路監督、木村佳乃、大杉漣、大谷直子らが出演している。昨年から瀬戸内海の島を中心にロケを行い、わが故郷新居浜でも撮影が行われたようだ。見に行きたいのだが、東京では現在有楽町スバル座のみでのロードショー公開で、足を運ぶに至っていない。もう少し近くの映画館でやってくれればいいのだが、なにやら事情ありきでそうはいかないらしい。ビデオが出るまでは1年かかるし、ほっとくと上映期間が終わってしまうし、かといって立ち見で2時間はしんどいな。見た人の感想を聞くと、映像は綺麗だったがストーリーは平凡、方言が間違っている等、いろいろな指摘があった。はたして1800円払う価値があるのかどうか、これは行ってみないとわからない。日本映画はこのところアニメ以外は元気がない、というよりも洋画に比べて全然面白くない。これはやはり予算の違いだろうか、それともストーリーや役者が地味なのだろうか。今回のこの映画もそうでない事を願いたいが、故郷の映像が映画に出てくるのは非常に興味深い。

2003年2月16日    梅は咲いたか桜はまだかいな
久々に天気のよい休日、ちょっと思い立って観梅に行ってきた。行き先は深大寺植物公園、調布にある巨大植物園だ。適当にチンタラやってたので、出るのが10時半頃になってしまい、現地に着いたのはお昼。距離は家から20kmしかないのに所要時間は1時間半、渋滞もありかなり時間がかかった。本当に久しぶりにここへ来たのだが、植物園の入場料金が500円(老人は半額)に上がっている。この何もない時期にこれだけ金を取るとは、調布市もいい気なもんだ。しょうがないので2枚入場券を買って入る。さっそく梅園を目指して行くとそこには人がいっぱい、それも老人ばかりだ。でっかい一眼レフのカメラや三脚を抱えていて、梅を見るにもじゃまでしょうがない。この遊び老人たちは人の迷惑を全然考えない連中なので、三脚を立てて場所を独占し、そこから離れない。本当にたっぷり年金貰って遊んでいるこのボゲどものために保険や税金払ってる事を考えると、無性に腹が立つ。なんとか老人をかき分け、デジカメに写真を収めそそくさにその場所を立ち去る。園内を一周し場外へ出て、深大寺に向かう。途中有名なそば屋の「玉乃屋」でそばを食べるが、これがけっこううまかった。深大寺に着くとそこはまた老人の溜まり場になっており、観光バスなんかが何台も来ている。門前町も凄い賑わいようで、飲食関係は殆んど席がうまっていた。饅頭や煎餅を買ってその場で食べ腹がいっぱいになったので、土産に羊羹だけ買って帰る。それにしてもここは不思議なところで、東京という感じが全くしない。ちょっと京都とか鎌倉とかそんな感じの場所だ。年寄さえいなけりゃいい場所だが、基本的に年寄が来るところらしい(笑)。

2003年2月13日    オヤジのデパート秋葉原
今日も朝から外回り。午前中某広告代理店へ営業に行き、次のアポまで少し時間があったので、昼食を取るついでにせっかく来た秋葉原の街を歩いてみた。昼間だというのに表通りはもちろん、裏路地にまでオヤジがあふれている。特にジャンク品を売っている怪しげな店はかなりの人だかりだ。確かに怪しいものがいっぱい、いつのものともわからぬ朽ちたパーツや、あきらかに違法であろうOSやソフトが大量に置いてある。そういえばこの裏通りあたりにはかつて、あのカルト教団の店があった。いや、今でも確かあるはずで、どこにあるかは大体見当がついている。通りがかりの某店で格安のMDを見つけた。80分で1枚69円、もちろん有名メーカー製なので即刻買った。普通ノーブランドの74分でも100円をきる事はないので、これはかなりお買い得商品だ。すぐ近くの店でも高品質のCD-Rが10枚198円で売っていたが、さすがに自宅のパソコンでは使えないので買わなかった。マウスやキーボードも格安で、これはもうデフレなんてもんじゃない。オヤジが集まるわけだ。そういう自分も実はこういう所は大好きで、10代の頃から徘徊していたりする。まあ、大人のおもちゃというか、オタクのおもちゃというか、なんだか楽しいところだ。ここにくると少年の心が蘇る。

2003年2月11日    バレンタインデー狂想曲
街に出るとあちこちでチョコを売っている。デパートはチョコレート特設売り場なんてのを設けてて、そこに女たちが群がっている。毎年この時期に思うのだが、そんなにチョコレートが大事なのか? 大方の男は甘いものは嫌いだと思うし、義理でそんなもん貰ってもうれしくも何ともない。いや、場合によっては迷惑な事だってある。保険屋のおばちゃんに限ってはもう勘弁という感じ。だいたいメーカーが始めたキャンペーンにまんまと乗せられて、それが国民的祭りになっている、こんな国は日本だけじゃないのかな。しかも下手に貰っちゃうと1ヵ月後に3倍返しなんて事にもなりかねないし、ちょっと考えものだ。会社にいると嫌でも回ってくるし、若い子ならともかくそんな女子社員はいないわけで、なんとかしろよな〜って感じ。とにかくチョコレート売り場の繁盛具合は半端でなく、バーゲンセールのごとき人がいる。ちょっと商品をのぞいて見たら異常に値段が高い。最近は高級チョコが流行のようで、粒3個で1000円位のものもあった。昔はモロゾフとかゴンチャロフなんていう定番があったが、最近はなんだかわからないブランド物みたいなものがいっぱいある。こんなものに金を使うんなら、吉野屋回数券の方がよっぽど実用的なんだが。とにかくこのチョコ戦争は異常だね。貰えないからひがんでるだって? そんな事はないけど、昔よりは随分減ったな。本当はチョコレート大好きだったりして(笑)。

2003年2月9日    またまた春節祭
今週もまだまだ春節祭、再び横浜中華街へ参上。先週よりは人が少なくなったかと思ったがそれは間違いで、山下町公園のほうに人の流れがあった。午後から獅子舞が出て、中華街の各店を回るというものだ。それにしても外国人が多い。中国人が多いのはわかるが、欧州人、米国人もかなりいる。一瞬ここはどこの国かわからなくなってしまうほどだ。おそらくどこかのツアーだと思われるが、この人たちはこれを見て、日本の街は電柱が全て赤く、肉まんを食べながら歩く習慣があると思うんだろうな。まあそれはいいとして、彼らは異常に顔がデカイ。遠くから見ても誰かよくわかるので、ちょっと怖い。そうこうしているうちに獅子舞の演舞が始まる。すざまじい爆竹の音とともに獅子は舞を始める。しかしなんせ人が多い、殆んど何も見えないのだ。しばらく待っているとこちらに進行してくる。人が多すぎて押されて体のあちこちが痛い。獅子舞はすぐ真横にやってきて止まり、そこで演舞を始めた。ほんの目の前、非常に良いポジションだ。写真を撮ろうとカメラを出し、モニターを見たら近すぎて体の一部しか写らない事がわかる。それでも必死で写真を撮り、無事獅子は演舞を終了、次の店へと向かっていった。そしてそのあとに観光客がゾロゾロとついていく。それにしても人が多すぎ、まともに歩けない。これはなんとかならないものか。

2003年2月5日    讃岐うどんvs博多ラーメン
なんだか慌しい。営業に出始めてから、なかなか昼飯を食う時間がないのだ。なんせ何にもないのでやることが多すぎて、普通にやってたらとてもじゃないけど家に帰れない。そんなわけでこのところ、昼飯は食ってもファーストフードか麺類だ。昨今讃岐うどんがブームになり始め、都内にもセルフ式のうどん屋が増えてきた。会社の近くにはないのだが、営業に行った際には各地で利用する頻度が増えている。なんせ早い、安いはありがたく、1食あたり200円程度で収まるのは懐にも優しい。「はなまるうどん」は1月末に3店舗増え、「讃岐小町うどん」も同時オープン。「清八郎おじさんのさぬきうどん」、「めりけんや」、「ふるさと」、「鶴亀製麺所」等々、ここ数ヶ月で一気に店が増えた。しかしこう毎日うどんを食っているとさすがに飽きてくる。そんなわけで今日はうどんをやめ、通りがかりの博多ラーメン屋に入った。博多ラーメンもここ何年かでメジャーになったが、今日行ったのは「福のれん」。色々食ってる割には一度も行った事のない店だ。今日は替玉無料の日らしく、店内にはそれなりに人が入っている。普通にラーメンを頼んで、割とゆっくりめに物が運ばれてくる。一口食う。まずい! 久々のまずさだ。それでも最後まで食らう。タダなのでついでに替玉も頼んでみた。これまたまずいが、隣りの席の男は4回も替玉をしていた。こいつ、どういう神経をしてんだ? とにかく今日は久々の失敗、せっかく赤坂まで行ったのなら、やはり九州じゃんがらラーメンにしとけば良かったと深く反省。

2003年2月2日    春節祭
今日は横浜中華街の春節祭。春節祭というのは中国の正月の事で、日本では旧暦にあたる。昨日の深夜0時前からカウントダウンを行い、夜中じゅう盛り上がっていたらしい。中華街に着いたのは昼過ぎだったが、今日は人出が凄い。毎回凄いと書いているが、間違いなく今日が一番だろう。よく考えてみると今日は元旦なわけで、初詣にあちこちから人が来る。天気もいいし土曜日という事もあって大盛況は当然の事だ。あまりにも人が多くてメインストリートはまともに歩けず、脇道を行くがそれでも人波が押し寄せてくる。昼食を取るため目的の店まで行ったが、大行列ができていて中に入れない。この店は穴場で、普段並ぶ事が殆んどないのだが、これには参った。仕方がないので元町まで移動、有名なうどん店「上杉」に行く。この店もよく閉まっていて、今まで一度も空いているところに遭遇した事がなかったので、今日はラッキーだった。と思っていたのはその時だけで、大変期待はずれだった。特にまずいわけではない。待ち時間が長いのと値段が高いのだ。しかも今日はコンディションが悪いのか、かなりだしが薄くしかもぬるい。他の客からは何度もクレームをつけられ、そのあげくこっそり勘定をただにするような話をしている。盛りも少なくもう最悪、しょうがないので中華街に戻り、肉まん2個と天津甘栗を1袋買って食べた。食べ歩きだったが、これは最高に旨かった。やっぱり食事は中華街に限る。


前のページ 目次 次のページ

戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送