悪戦苦闘日記


2003年3月29日    目黒川の桜並木
今年の桜はちょっと早いという事で、さっそく都内の名所をネットで検索。なかなかこれといった所がなかったので、通勤経路上でちょっと見かけた目黒川に行ってみる。ここだと定期券で行けるし、会社より幾つか手前の目黒で降りられるので、時間的にもちょうど良かった。目黒駅周辺を少々徘徊したあと、権之助坂を下って目黒川方面に向かう。このあたりは桜の本数が多く、川の幅もかなりあるので景色としては良い。しかしまだ1分咲きといったところで、ところどころまとまって咲いている木があるぐらい。目黒川沿いは桜並木が4キロもあるので、咲いている事を期待しつつ中目黒方面へ川沿いを進む。少し進んだあたりで、5分咲きくらいの木が続き、桜のトンネルになる。その脇ではすでに花見客が宴会を始めていて、地味に盛り上がっていた。まだこのあたりは人が少なく、穴場なのかもしれない。それでもそこそこ咲いていたので、けっこう楽しめたし写真も撮れた。そして中目黒駅が見えてくる。この界隈は花の密度が高く、5分から7分咲きといったところ。駅から近いこともあって人も多く、側道を車がガンガン走る。なかなか落ちついて見られるような場所ではないが、橋の上から水面に写る花が綺麗だ。このあたりは最近洒落た店が増えていて、川沿いは賑わっている。このあたりに来たのは久しぶりなので、そのまま代官山まで歩いてみる事にした。坂道を10分ほど上がるとそこはもうヒルサイドテラス、若い女の子でいっぱいだった。完全に自分の存在は浮いている。長居するところでもないので、そのまま渋谷方面へ向かう。途中鶴亀製麺所の前を通ったので、また寄ってしまう。3分でかけ並完食。やっぱり花よりうどんである。

2003年3月28日    サクラサク
東京に桜の開花宣言が出た。朝から営業で回っていると、半蔵門、九段下周辺はもうちらりほらりと桜が咲いている。去年は異常気象のため開花がかなり早かったが、今年も3月末と平年に比べて早いほうだ。アポイントが九段下方面に集中していた事もあり、途中靖国神社を通る。ここはすでに五分咲き、外周道路側の桜はかなり開いている。観光客や花見の客がすでにいて、写真を撮ったり甘酒を飲んだりしている。平和な風景だ。せっかくなので、仕事で使っているカメラ付携帯で写真を撮ってみた。境内の注意書きには、写真を撮る時は許可を得てくださいと書いてあった。でもこれはいいだろう。というより、殆んどの人が写真を撮っていて、許可など得ていそうな人は誰一人としていそうもない。まあ単なるマスコミ対策なのだろう。境内を抜けて、市ヶ谷方面に川沿いを歩いてみた。しかしここはまだ1分咲きにも満たない状態で、あと1週間という感じだった。にもかかわらず、けっこうビニールシートがひかれていたりする。週末なので、今晩ここで花見をするつもりなのだろうか。新入社員も入ってくるシーズン、来週末までは花見のラッシュだ。とか言いながら、ここ何年もまともな花見をしていない。

2003年3月27日    世界に一つだけの花
今、ヒットチャートのトップを走るこの曲、ドラマ「僕の生きる道」やバラエティー「SMAP×SMAP」でも既にお馴染みである。アルバム「Drink! Smap!」からのシングルカット、作詞作曲はあの槇原敬之だ。
とても印象に残る曲だったので、以前からカラオケでよく歌っていたのだが、シングルになってミリオンセールスになるとは予想がつかなかった。実はこの曲、最近反戦歌としてマスコミや各メディアに取り上げられている。「世界に一つだけの花」ではNO.1にならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン、と歌っていて、これがそのようにとられるようだ。確かにそのように解釈できなくもないし、槇原自身が例の事件以来の自分の心情を綴ったものかもしれない。僕の生きる道は結構人生について考えさせられるドラマだったし、そういう事も事も重なって老若男女に聞かれ、ミリオンを達成したのだろう。アルバムバージョンでは頭にサビが入らず歌い始めが木村、シングルバージョンはサビから始まって頭が中居。個人的にはアルバムバージョンのほうが好きなのだが、何で変えたのだろう。しかも歌い出しが中居はツライ。ドラマのエンディングテーマも最終回だけシングルバージョン、これも意図的か。おかげで今日も一日この曲が頭の中をループしていた。そんな自分の前を突然田嶋陽子(もちろん本物)が凄い勢いで横切って行った。この人もまた世界で一つだけの花なのだろうか。いやいや、間違いなくNO.1を目指していると思うのだが・・・。

2003年3月26日    晴海トリトンスクエア
今日は朝から健康診断、それも東新宿なんていう自宅からとてつもなく遠いところであるので、早朝に起きて、電車4本乗り継いでやっとの事でたどり着く。到着後すぐに検査は始まり、例によって心電図やら血液検査などを行う。最後にバリウムを飲まされ胃の検査、これには参った。こんな日に限って朝一でアポイントが入っているのだ。検査自体は早々に終わったが、バリウムを飲んでいるため下剤を飲まされる。これが気持ち悪く、移動の電車の中で腹が痛くなる。今日のアポイントは晴海トリトンスクエアにある、大手外資系広告代理店だ。晴海トリトンスクエアと言えば、先週まで放送されていたフジテレビのドラマ「美女と野獣」の舞台。ここは色んなドラマの舞台になっており、同じくフジの「ラブレボリューション」もここでロケを行っている。実は以前ここで、ロケ中の河村隆一に遭遇した事がある。ハウスのオーザックのCM撮影で、彼は上下緑色のジャージに唐草模様のマントを付けて、三輪車に乗っていた。そんな格好をしているもんだから、最初は誰だかわからなかった。そして別の撮影隊がいて、テレビ東京のツインズ探偵社のオープニングタイトルを撮っていた。今日も撮影隊が2組、どちらもスチルでモデルがそれぞれにいた。ひとりは見た事はあるが名前が出てこない。もうひとりは女性雑誌でおなじみの人らしい。どちらもスタッフ8人の編成、かなり大掛かりだった。撮影を横目で見ながらアポイントの会社へ向かう。このビルの38階、フロントとミーティングルームがあった。東京湾が一望できるこのフロアーは、打ち合わせ室としては最高でとにかく眺めがよい。こんな所で仕事できる人は幸せだ。しかし出てきた担当者は予想外、けっこう親父、それもものわかりが悪い。これには参ったが、大手の会社の親父なんてみんなこんなものか。やっぱり一生務めるなら大手に限る。用件を済ませ下のフロアーに着くと、急に腹が痛くなった。下剤が効いてきたのだ。そしてここから数時間、悪戦苦闘が始まった。正直ここからは仕事どころではなかった。

2003年3月25日    せとうち旬彩館オープン
新橋駅前に愛媛・香川のアンテナショップがオープンした。その名も「せとうち旬彩館」。以前東京駅前にあった香川県事務所と愛媛県事務所を統合させた、新しい形態の共同事務所だ。ちょうどお昼頃新橋を通りかかったので、昼飯にでもありつこうと寄ってみた。朝からの激しい雨にもかかわらず、既に人がいっぱいで、テレビやマスコミ関係者も多かった。1階は物販、2階は飲食で、本場の讃岐うどんが食べられると聞いていたので、さっそく2階へ上がってみた。しかしそこは人がいっぱい、とても店の中へ入られるような状態ではない。うどんをあきらめるのはおしいが今回はやむなく断念、軽く1階を見てまわった。入り口付近はお土産用の讃岐うどんが山のように積まれていて、どこからきたのかよくわからない観光客がそれを買いあさっている。わざわざ地元から呼んだのか、どしゃ降りの中キャンギャルがチラシを配っていた。それを横目に店を出て、次のアポイントに向かう。新橋方面に出る事は多いのでまた次の機会によってみよう。貰った資料によると、愛媛の鯛めしやじゃこ天もあるようだ。2階の店の名前は「かおりひめ」。つまり、香川の香と愛媛の媛を一字づつ取って、そのまま読ませたものだが、これはあまりにもセンスがなさすぎる。やっぱりお役所の考える事はこの程度か。それならまだ愛川(あいかわ)のほうがマシじゃないのか? せとうち旬彩館ていうのもどうかなぁ。まあせっかく新しい店ができたんだから、文句はこのくらいにしとこう。讃岐うどんを食べそこね、腹も減ってきたので、やむなくお昼は鶴亀製麺所。ああ、またセルフに行ってしまった。おかげで今日一日憂鬱だ。

2003年3月23日    伝説のライブハウス「照和」
九州は福岡、天神の一角に小さなライブハウスがある。その名は「照和」。かつて、井上陽水、チューリップ、海援隊、甲斐バンド、長渕剛、モッズ等、数々の有名ミュージシャンを生んだ伝説のライブハウスだ。今からもう何年も前の事、そこで歌っているひとりの男がいた。雨の日も風の日も、お客の入りが悪い日も、毎日毎日重いギターを下げて天神に向かうその男とは、そう、自分なのであった。当時ここはアマチュアの最高峰、プロの登竜門と言われ、ここのステージを踏む事がひとつの実力の指針にもなっていた。もちろんオーディションに受かるために、色んな人が来る。実は自分がこのステージを踏んだ時は第二世代で、先にあげた人たちは既にプロとして全国区で頑張っていた。出る人出る人みんな爆発的に売れ、さらに伝説が伝説を呼び、プレイするものに大きくプレッシャーをかけた。毎日マスコミが来る。新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、何度もマスメディアに顔を出す事になる。ヤマハのポピュラーソングコンテストをはじめ、色んなオーディションにも出た。各地でコンサートをやり、有名校の学園祭にもいくつもよばれ、ステージをこなす。そんな生活が3年間続いた。そしてある時ふと思う。このままでいいのか、成功して充分生活していけるか、本当にやりたい事は何か、自問自答が続いた。そんな時大手出版社の求人広告が目に入る。「本当にやりたい事は何ですか?」これがキャッチコピーだった。応募した。ひとりの募集なのに、試験に200人も来ていた。つまり倍率は200倍、普通なら受かるわけはない。でも何となく自信があった。自分が受からなければ、他の人は絶対受からないだろうと思った。1週間後通知が来る。採用、これが広告業界に入るきっかけとなる。そして今は音楽情報誌の広告担当、好きで始めた仕事じゃないのに因果なものだ。

2003年3月21日    三連休が始まった
金曜日が祝日となり、今日から三連休が始まった。週末としては久しぶりに天気もよく、ちょっと遠出をしようかなどと思っていた。いつものくせで目覚し時計を入れて寝てしまったので、朝普通に起きてしまい、再度寝る。そして気がついたときは10時過ぎ、とりあえず起きて朝食をとる。しかし何だか体がだるいので、今度はベッドに横になる。そうこうするうちに笑っていいともが始まってしまい、全部見る。これで遠出は不可能になった。家の中にいるのもかったるいので、散歩もかねて近所のスーパーや量販店に行ってブラブラする。いつもなら休日は人でいっぱいなのに、今日はやたらと人が少ない。やはり三連休とこの天気で遠出した人が多いに違いない。店の中にいるのは近所のガキと、いかにもレジャーには行けそうもない、ジャージ姿のファミリーばかりだ。自分がここにいるという事はもちろん同類項なわけで、周りから見てもあまり違和感はないだろう。別にジャージ姿というわけではないが、ジーパンにトレーナーなんていう普通の格好をしている。帰りにレンタルビデオ屋に寄ってみる。先日ここからメールが来ていて、今日から旧作半額という事らしい。しかし見たいビデオは既にレンタル中で、他によさそうなものもなった。大体ここは大手のフランチャイズなのに、置いている本数がやたらと少なく、今まで一発で借りられた事はまずない。しかも他店よりも値段が高く、キャンペーン等にも参加してない事が多い。近所に競合店がない事をいい事にやりたい放題、まったくひどい店だ。そんなわけでビデオさえも借りられず、この三連休は暇を持て余しそうだ。まあこのところかなり疲れているので、たまには一日中寝てなさいって事だ。

2003年3月20日    中国と四国
今日は朝から新規のアポ取り、インターネットで情報を検索しながら、広告代理店へ電話をしていた。そんな時突然携帯が鳴る。着信番号を見ると県外、岡山からだ。ちょいと近況の探りと新しい仕事の状況報告だった。人材派遣、これは中国をマーケットにしたビジネスだ。中国といっても、岡山や広島とかの中国地方ではない。上海とか北京とかの中国である。最近の中国の発展は目覚しく、人民服に壁新聞なんて思っていると大間違い。特にIT化の波はとどまる事を知らず、携帯電話等は日本よりかなり台数も多く進んでいる。欧米や韓国の有力メーカーが凌ぎを削る、まさに先進国だ。あと5年もすれば、日本はこの国に太刀打ちできなくなるかもしれない。人が多いというのはマーケットが大きいわけで、特に人材ビジネスの可能性は限りない。考えておいてくれとの事で、近いうちに具体的な話をしにくると言う。お昼過ぎから社内で打ち合わせ、終了と同時にまた携帯が鳴る。今度は高松の人。某放送局の部長で、今日は東京にいるので会おうという事になっていた。もちろん仕事がらみで、ひとつ頼みごとをしていたのだ。即刻銀座へ出動、スターバックスコーヒーで打ち合わせを行う。一通りのやり取りのあと、新規ビジネスについての話が出る。その仕事とは人材派遣、まただ。この不況が長引く中、企業は人を減らす一方。しかし人は減らしても労働力は必要、この部分の要請に応えられるビジネスもまた必要だ。広告マンとか言いながら、実は人事広告を数多くこなしてきた自分に、この部分での仕事のアイデアを求められる事が多い。確かに自分の仕事の適正を考えると、広告関係よりも人事関係の方がより詳しい。無理に斜陽産業である広告業界に残る必要もないし、長くこの仕事を続けていけない事もわかっている。そろそろ転換期か。今後もし人材ビジネスに転身した場合、このホームページのタイトルは「派遣業界渡り鳥」にしないといけないかな。

2003年3月19日    ぐんぐん太る
ここ2年間、ダイエットという事で朝昼あわせてバナナ1本なんて生活をしていた。いくらかその効果は上がり、少し体重は減った。しかし今の仕事を始めて、朝はバナナ1本、昼は普通に食べるようになり体重が激増、わずか1ヵ月半で8キロも太った。特別大盛りを食べているわけではなく、せいぜいうどん1杯+いなり寿司1個程度。以前よりハードに動いているにもかかわらずこの結果、どうしてこうなるのかはよくわからない。しかし営業で1日中走り回っていると、バナナ1本というわけにもいかず、やっぱりお昼は食べないと持たない。いくら太りやすい体質とはいえ、普通の人より少ない摂取カロリーでこんなに太ってしまうのは困りもの。わずかな間にスカスカだったスーツとズボンが、いまはもうパンパンになっている。そういえば最近、ダイエット用のドッカンとかいうサプリメントを切らしている。まさかこれのせいではないと思うが、また買ってみようかな。昔から広告業界の人はストレス太るなんて言われている。今の職場は確かにストレスが多いし、変なプレッシャーもある。ここを抜け出せば再び痩せるのだろうか。来週は身体検査だというのに、このままだとまた太りすぎの判定が出てしまう。しばらくは、人並みには飯を食わないように心がけよう。それにしても腹が減るなあ、人間だもの。

2003年3月18日    都内のトイレスポット
毎日営業で回っていて困る事がひとつある。それはトイレ。急にもようすたりすると正直行くところがない。地下鉄のトイレなんて紙はないし汚いし、ただでさえ落ち着かない。会社でするのも男女共用なのでちょっとやりづらいし、なんせ男が長い時間入っていると、やってるのバレバレなのだ。会社や学校でうんこするというのは昔からご法度で、バレるととてもバツが悪い。そんなわけで、良いトイレとの巡り合いは大事な事なのだ。今日は昼過ぎにもよおしてきたので、赤坂のオフィス街をそそくさに探す。プリンスホテルがわりと近かったがもちそうもなかったので、途中の高層ビルへ駆け込む。程よく見つかり入って何とか用をすませる。今日のトイレはちょっと古め、トイレットペーパーもかなり薄い。重ねて使わないと手につきそうな感じ。まあBランクといったところだ。たまにウォシュレットに巡り合う事があり、その時はひと時の幸せ。昨日も巡り合ったが残念ながら壊れていた。ボタンを押しても水が出てこず、全く反応がない。なかなか用を足すののも悪戦苦闘だ。

2003年3月17日    またまた讃岐うどん
本日のアポは渋谷界隈。最近は週に一度位の出没率になってしまったが、少し前まではここが本拠地、勤務先があった。いつもながら遅めの昼食という事で、今日は鶴亀製麺所へ行ってみる。渋谷駅から歩く事5分、鶴亀と書かれた大きな文字ののれんがあった。雨が降ってることもあり、お客が少なく迷うことなく中へ入る。一見普通のセルフ、最初の注文はいつもかけ並だ。程なく出てきたうどんを運びながら、ふとある事に気がついた。そう、この店には椅子がないのだ。完全立ち食いスタイルのセルフうどん、何だか駅のホームみたいだ。事前に調べた情報では椅子もあると書いてあった。よく見ると店外に椅子らしきものが高く積み上げられていて、しばらく使ってないような感じ。これは混雑時の対応なのか、それとも単に席をはずして客の回転率を上げているのか、よくわからない。味のほうは何の変哲もないセルフうどんの味、同じセルフのふるさとと清八郎おじさんを足して割ったような味。不思議な事にこの店は、あちこちで評価が分かれていて、都内で一番うまいとか逆に一番まずいとか情報が錯綜している。何でそういわれているのかわからないが、感想としてはオーソドックスなセルフの味。色々言われているのは、天気や時間帯によって味が変わっているのではないかと思われる。都内に讃岐うどん屋がどんどん増えるのはありがたいが、なかなかこれといってうまいところがない。いずれにしてもまたまたうどん、懲りない麺々である(笑)。

2003年3月16日    昔の映画
またまた今週末も雨。とりあえず出かけてみるが、何だか気分が乗らないので早めに帰ってくる。時間を少々持てあましていたので、撮りだめてあった映画を見ることにした。最近昔の映画をよく見るようになって、今日見たのは若大将シリーズ2本。「ハワイの若大将」と「エレキの若大将」、今から約40年ほど前の映画だ。意外と映像が綺麗で、街の風景等がなければ最近撮ったといってもわからないほど。昔の映画だけにストーリーが単純で、必ずハッピーエンドになるシナリオ、お約束とも言える加山雄三の歌。いや〜、若い。当時の加山雄三は長嶋一茂によく似ている。それと競演している星由里子が美人! これは特筆すべき事で、今の女優にこんな人はまずいない。ファッションもいい感じで、そのまま今の銀座を歩いても、何の違和感もないような感じ。可憐だ。田中邦衛も出ていて、北の国からと何ら変わらぬキャラクターを見せてくれるのには笑える。40年前の映画という事は、出演者全員今はもう老人なわけで、何だか不思議な気持ちにさせてくれる。これから40年後なんて予想もしたくないが、これだけ綺麗に映像が残るというのはやっぱり貴重な事で、何も残せない一般人から見るとうらやましい話である。そういえば加山雄三に一度会った事がある。新宿の画廊で加山雄三展をやっていて、彼が書いた絵を見ながらあ〜でもない、こ〜でもないと薀蓄をたれていた。その時ふと後ろに人の気配を感じて、振り返るとそこに加山本人が立っていてニヤニヤしていた。これにはかなりびっくりしたけど、それよりこっぱずかしかった。今度は植木等の無責任シリーズでも見てみよう。

2003年3月12日    涙と鼻水の季節
今年も辛い季節がやってきた。別に悲しいわけではない、花粉症になっているだけだ。自分だけはならないと確信していたのが数年前、ちょっとおかしいぞと思った時には既に発症していた。多少アレルギーの気があるので気をつけないといけないのだが、これだけは避けようがない。特に外回りをやっているので、鼻水、くしゃみ、せき、のどの痛み、目の痒さが同時に襲ってきて、完全に集中力を欠いてしまう。今日も電車に乗って降りる駅を間違えてしまった。一応市販の薬は持っているので、あまりにも辛いときは飲んでいるが、これも飲んでしばらくすると頭がボーッとして眠くなったり、何だか目の前がクラクラしたりする。しょうがないので昼休みにかかりつけのクリニックに駆け込み、飲み薬、点媚薬、目薬を処方してもらう。このところは風が強く花粉はピーク、あと2ヶ月もこの状況が続くとなると鬱になりそうだ。ただでさえ足腰の神経が痛い、頭痛も直らず、もう瀕死の重傷である。

2003年3月9日    横浜山手公園
日々の疲れがどっとやってくる週末、体を休めたいところをあえて出かける。このところ近所が煩くて、うちにいると逆にストレスにもなるからだ。行き先は横浜石川町、また横浜かと思われるかもしれないが、この街はかなり広いし奥が深いのだ。もちろん1日で市内全部を回るのは無理、どこに行くかあらかじめ決めておかないといけない。今日は元町〜中華街、赤レンガ倉庫あたりまでを考えていたので、まず石川町で電車を降りる。いつもどおり元町商店街に向かおうと思っていたところに、突然ある看板が目に入った。山手公園はこちら、ここから240mと書いてある。ほう、そんなところがあったのか、行った事ないので行ってみようという事で、看板に示された道を進んで行った。しばらく坂道を登っていくと、見た事のないかなり立派な洋館が見えてきた。入場無料と書いてあるのでそのまま中へ入ってみる。階段を上がるといきなり広い庭と、横浜市内の風景が見えてくる。非常に眺めがいい。長年横浜に住んでいるが、こんなところがあるとは知らなかった。横浜の絶景ポイントと言えば、港の見える丘公園が有名だが、ここの風景はそれを凌ぐかもしれない。この場所の名前は山手公園、そう、横浜の一等地だ。今日は空気も澄んでいて、富士山が外輪山も含めてふもとまできれいに見える。この風景はちょっと感動ものだ。もしも願いがかなうなら、こんなところに一度は住んでみたい。

2003年3月7日    九州じゃんがらラーメン
今日も雨、しかも風が強く横殴り。もういいかげんにしてほしい。すでにアポイントが入っているため出かけないわけには行かず、どしゃ降りの雨の中営業先へ向かう。しかしこんな時に限って、目的の会社が駅から遠かったりするわけで、その会社に着いたときはもうずぶ濡れ。なんとか用事を済ませ外に出るが、雨風は益々強くなってくる。こんな日はせめて昼飯だけでもゆっくり食べたいと思って周囲をさまようが、ハンバーガー屋すらなく途方にくれる。しょうがないのでまたしばらく歩くと、何だか見覚えのある赤いのれんが目に飛び込んでくる。よく見ると、九州じゃんがらとかいてあるではないか。おおっ、こんなところにオアシスが。ちょうど体も冷えていたし、温かいものはありがたい。しかもあの有名な九州じゃんがらラーメン、迷わず店の中へ飛び込む。こんなところに九州じゃんがらがあるのは知らなかったし、しかも今日はこの天気でお客が少ない。ぼんしゃんにするかじゃんがらにするか迷った末、今日はあっさり系のじゃんがらに決定、煮玉子を追加する。もちろん替玉も忘れずにする。ひと時の幸せを感じながら、店頭に置いてあった小冊子を読んでみる。なになに、ここは元々学習塾から始まった? そんな事は全然知らなかったな。なんだかボランティアのような、涙ぐましい誕生秘話が書いてある。なるほど、ここは普通のラーメン屋じゃなくて、人のために良かれと言う精神が形になった店なのか。ちょっと感動した。これからますますファンになりそうだ。

2003年3月5日    春一番が吹いても
寒い。しかも風が強くて夜中じゅうビュービュー、おかげであまり寝ていない。眠れないのは他にも理由がある。例のトラブルの件、これを片付けない事には先へ進めないのだ。あんまり考えたくないが考えてしまう、人間って変な動物だ。ついでに花粉症も酷く、鼻が詰まって夜中に息ができず起きてしまう。まるで無呼吸症候群のような状態だ。おかげで昨日から調子が悪く、何だか頭がフラフラして、足元がおぼつかない。こんな状態でよくやってるなと思うが、あまり人には言えないし、言うことでもない。今日はちょっと風邪のような症状も入っていて体が全体的に辛い。単純に体調が悪いのではなく、おそらくかなりのストレスがかかっているのだろう。以前も似たような症状が出た事があるが、その時は会社辞めたら治った(笑)。今も辞めたいのは山々なのだが、そうもいかない家庭事情もありかなり辛抱のしどころ。なのでなるべく社内での内勤は少なくして、積極的に外へ出る事にしている。しかしあまりもの寒さで、それが体調に災いしているような気もする。まあ、社内にいるよりは精神衛生上はいいので、それでもその方がいいかな。少なくとも、あの人のヒステリーとクレームの電話からは逃げられる。春一番は吹いたが、自分の春はまだまだ来ない。


前のページ 目次 次のページ

戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送