悪戦苦闘日記


2004年8月29日    スーパーよさこい2004〜怒涛の雨〜
祭りも2日目、天気予報は午後から曇りで、今日はなんとか持ちこたえると思ったいた。しかし家を出る時にはすでに雨、原宿の駅に着いたら大雨になっていて、原宿口には雨に濡れた踊り子さんが右往左往。どうなるのかと思ったら、文化館会場では予定通りの11時に演舞が始まった。開始少し前に行ったのに去年より人が多く、ステージ前は傘の列。そんなに並んでいるわけじゃないのにこの傘が曲者で、後ろからは全くステージが見えない。通常この会場は座り席で、全会場中唯一まったり見られる所だった。ステージも一段上がっているので、最後部からでも問題なく写真も撮れ、明治神宮というロケーションも非常に良かった。ところがこの雨、やむなくステージ脇からしばらく見て、空いたスペースができたところにかろうじて入り込んだ。高知チームが出てくる頃には大雨で、ステージ上は水しぶき、転倒する踊り子もいて非常に危険な状態となっていた。それでもなお続くステージ。びしょ濡れの衣装で踊る踊り子、大雨に打たれながら必死に見る観客、これはもう我慢大会だ。更に雨は激しくなり、もう中止かと思われたところにゑびしば登場、ようやく場内がどっと沸いた。演舞が始まるといつもどおりの笑顔を見せる踊り子、沈んでいた会場が一体化し、一気に盛り上がる。雨は最後のほにやまで止まなかったが、観客は帰らず無事午前の部を終了した。そして午後からは表参道、ここは一日限りの流しの会場であり、また審査会場でもある。スーパーよさこいでこれを見ないと、祭りに来た意味がないのだ。流しのスタート地点にたどり着くと、もう半分近くのチームが踊り終えていて、残すは高知等主力チームの演舞。いくらか小雨になった表参道並木ストリートは、いよいよ佳境にさしかかる。(続く)

2004年8月28日    スーパーよさこい2004〜雨の一日〜
高知の本祭から半月、とうとうやってきた「スーパーよさこい2004」。あの熱い夏が再びと思っていたら、台風の影響をモロに受け朝からあいにくの雨。このまま降り続かない事を祈りながら家を出ると、原宿の駅に着く頃には小康状態となり、明治神宮の奉納演舞は無事行われた。今年は開始時間が繰り下がり、初日の演舞は12時から、NHK前のとらっくが一番手となっている。明治神宮をそこそこで切り上げ流し会場へ移動すると、すでに地方車から大音響が流れていた。場所はゴール地点、これはまずいと現場まで走ると、なんと地方車は昨年までと逆に向かって走行していた。どうやら車の回送の都合で方向が逆になったらしいが、事前に何の説明もなかったのでちょっとビックリ。急いだおかげでとらっくの流しは最後まで見られたものの、額からも汗が流しとなって溢れ出た。怒涛の初日、今回からは高知チームが各演舞場に分散配置されているので、全チームを見ようとすると各会場を何度も往復する事になる。しかし原宿側2会場と代々木公園側2会場は距離があり、両端の移動時間は15分、行って帰るだけで30分もロスしてしまう。そろそろ原宿側へ移動と思っていたところ雨が激しくなり、代々木公園テント内で足止め。しばらく待ってもやまないので、結局そのまま公園内に留まる事になった。テント内には高知チームの踊り子さんがいっぱいで、あちこちで土佐弁が飛び交う。ここは東京のど真ん中、不思議な気分に浸りながらも、よさこい祭りとの再会に心躍らせるのであった。

2004年8月27日    カメラ新調
使っているカメラの性能に限界を感じていたら、突然新型登場のプレスが入った。パナソニックFZシリーズの最上位機種FZ20、従来モデルの性能を大幅に向上させ、536万画素、36mm〜432mmまでの光学12倍ズームを搭載。発売日は8月27日、そう、まさに今日がコイツの発売日なのである。予算に余裕はない。しかし今年は毎年恒例の北海道旅行を近場に変更し、その差額をプールしていたので、値段次第では買えるかもしれない。どうせなら早く買い換えたいので、さっそく商品を見に行って、成り行きで購入を考える事にした。まず足を運んだのはお馴染みヨドバシカメラ。ここは値段が安いわけではない。しかし今横浜ベイスターズキャンペーンをやっていて、ベイスターズが勝つと最大20%のポイント還元される。商品の価格は事前情報通りで、横浜がいつも通り負けたのでポイントはそのまま、全然お得じゃない。店員に値引き交渉をするがあまりいい返事は帰ってこず、そそくさに退散。その足でさくらやに行く。、商品の価格はヨドバシと同じ、しかし値札の横に現金値引きキャンペーンの文字があり、最大1万円と書いてあった。近くにいた店員に値引き額を聞くが、僅かな額で話にならず、フロアーの責任者と再度値段交渉。今度は大台を切ったので、その場で購入を決定。ポイントはそのまま15%付いたので、それで専用ケースとMCプロテクターを買って帰った。さあ明日はスーパーよさこい、コイツでジャンジャン撮るぞ〜っと張り切っていたら、天気予報は雨。新型のお披露目は先送りとなった。

2004年8月25日    よさこい祭り再来
プロ野球が合併問題でもめ、高校野球は済美高校が決勝で負け、オリンピックでは長嶋ジャパンが準決勝敗退。野球に関してはこのところご難続きで、全く予想外の事が起こっている。しかし8月に入ってからはどっぷりよさこいに浸かっいて、高知、横浜、原宿と3週続けて祭り参戦、まだまだ熱い夏は終わらないのである。高知に行って以降、ゑびしばやとらっくの曲が頭の中をグルグル回り続けて、いまだによさこい状態。撮った2000枚りの写真もなかなか整理がつかず、毎日少しづつ眺めるだけ。ハマこいがあったせいで写真は更に膨れ上がり、もう完全にハングアップ。そんな事を言ってる間に今週末はスーパーよさこいで、これはもうなんともしようがない。スーパーよさこい、それは関東最大のよさこい祭りであり、また高知よさこい祭りの延長戦でもある。今年のよさこい祭りの総決算として、高知から続々とトップチームが上京し、熱い高知を再現させる。全国各地によさこいが広がったとはいえ、それらはソーラン系に形を変えたり、様々なローカルルールによって高知とは違うものになっている。しかしこのスーパーよさこいだけは高知スタイルを踏襲していて、流しは終了地点まで通しで行われる。特に表参道の流しは圧巻で、高知からの出場全チームが登場し華麗な流しを披露、ここがまるで追手筋のようになる。高知のあの感動がまた味わえる貴重な場所、それだけにここだけはどうしても見逃せないのだ。もちろん関東をはじめ全国からチームがやってくるので、全国大会さながら、楽しみも倍増なのである。

2004年8月22日    ヨコハマカーニバル「ハマこい踊り」
ヨコハマカーニバルハマこい踊り、通称ハマこいと呼ばれる横浜の夏祭りが始まった。高知のよさこいスタイルに横浜のローカルルールを入れたこの祭りは市内6会場で開催され、2日間に渡って踊りが披露される。地元横浜、ハマこいは何度も見ているが、実は本祭りには1回も行った事がなかった。というのもこの祭り、原宿で開催されるスーパーよさこいと日程が同じで、毎年スーパーよさこいに行っていたから。日程が重なると、高知組が多数参加するスーパーよさこいに行くわけで、今年もそのパターンかと思っていた。ところが今年は8月の土日が5週あり、第4土日と最終土日が重ならない暦になっている。という事でハマこいはスーパーの1週間前開催となり、今回初見参となった。正直なところ先日高知を見てきただけに、この祭りにあまり期待感はなかった。最初に行った横浜美術館会場では、予想通りまったりとステージは進行していて、緊張感の微塵も感じられなかった。しかしそれらが徐々に変わっていったのは、地元主力チームが登場し始めてから。場内は次第に人が増え、拍手が大きくなり、時に歓声があがる。ステージ前のカメラマンも増え、踊り子の顔にも緊張が走る。そして後半戦に突入。横浜百姫隊、K-one動流夢、この2チームは横浜の双璧であり、踊りのレベルも全国区。しかし今年は他のチームもかなり底上げされていて、遜色のない演舞をする。上位数チームのどこが大賞を取ってもおかしくなく、ここが横浜である事をすっかり忘れてしまいそうな感じだ。横浜のチームは衣装が派手で、踊りはダンサンブル、時にアクロバティックな技も繰り出し周囲を驚かせる。高知でも札幌でもない、第3極のよさこいともいえる踊りがここにあった。

2004年8月20日    日本列島縦断・激走2000キロ
帰省の足は車、実に5年ぶりに走る東名・名神は長かった。新居浜というところは実に中途半端な位置にあり、松山空港、高松空港ともにアクセスに3時間以上かかる。JRの駅はそんなに遠くないものの、四国には新幹線が走ってないので岡山で在来線乗り継ぎとなり、時間的にはかなりロスする。夜行バスは所要時間が12時間で、寝ている間に移動できるものの非常に乗り心地が悪い。いずれの手段を使っても実家に足がないためレンタカーは必須で、この出費は意外に大きい。そんなわけで今回の帰省は自家用車、これだと出費は高速代とガソリン代だけなので、他の移動手段よりも帰省費用は安くつき、足にも困る事はない。横浜−新居浜間は往復1700キロ、これに新居浜−高知往復200キロが3回で合計600キロ、つまり最低2300キロを一人で運転する事になった。行きは朝5時に起き、横浜を出たのが6時ちょうど。途中名古屋で帰省ラッシュに巻き込まれ、新居浜に着いたのが夕方6時過ぎ。半日間運転し続けた翌朝、今度は高知まで走り、終日よさこいで10キロ以上歩いたあと、また同じ道のりを帰る。これを3日間繰り返した。もう体力の限界まで走り続けた夏休み、それでも帰路はまた走らないといけない。そんな時朝から台風並のもの凄い雨が降り、新居浜はかつてない規模の水害で交通手段を断たれてしまった。JRは復旧不能、頼みの瀬戸大橋さえも通行止めとなり、四国から脱出不可能・・・、かと思われたたが、フェリーだけは動いていた。高松まで100キロの道を走り、そこから神戸へ上陸。名神・東名550キロの道のりを横浜へ向かって走る。フェリーで200キロほどバイパスしたものの、走行距離は650キロ、これで全行程2100キロの長旅は終わった。あ〜しんど。

2004年8月18日    なんぼゆうたちよさこいは高知の祭り
終わってしまえば早いもので、よさこい祭りからもう1週間。とにかくこの夏は全てのパワーを高知に注ぎ、本物のよさこい祭りを充分に満喫した。本当に久しぶりに行った高知は、昔と変わらぬ風情と風景があり、暑くて熱いところだった。よさこい祭りも進化して、様々なスタイルのチームや楽曲、踊りが存在し、その情熱が街中に溢れていた。今やよさこいは全国区、日本中どこでも行われるようになり、その名を知らない人はいない。しかしその反面、よさこいの名ばかりが一人歩きして、名前と実態が全くかけ離れた地域もある。よさこいはダンスコンテストではない。祭りは踊り子と観客の両方によって成り立っているのであり、そこにいるすべての人が楽しくないとよさこいではない。もちろん基本は「正調」にあり、その精神は高知に鎮座する。これは全国大会の武政英策賞発表前に主催者が言っていた事で、また高知の有名チームが同様の事をサイト上で述べている(同感)。何でも受け入れるのが高知の精神、進化・融合していくのがよさこい、しかしそれが別の方向に走り始めた時、また戻るところが正調なのである。今回高知に行って強く感じたところは、和風、正調への回帰が始まっているという事。一時期流行になったソーランスタイルは影を潜め、正調風の親しみやすく楽しい踊りが目に付いた。そこに盆踊り、阿波踊りといった古くからの日本的踊りを融合させ、観客と一体になって踊るチームもあった。よさこいの基本は流しであり、客席と踊り子との距離感こそがコミュニケーションなのだ。汗を流して踊る踊り子、それをうちわで扇ぐ観客、この普通に見られる光景こそが本当のよさこい祭りなのである。

2004年8月13日    よさこい祭り〜フィナーレ〜
いよいよフィナーレが近づいてきた。高知城会場では全国から来たチームの演舞が次々と行われている。しかしかなり時間が押していて、このまま見納めると後夜祭の本祭上位受賞チームの演舞が見られなくなる。急いで移動すると、中央公園会場も時間が押しており、ちょうど受賞チームの演舞が始まったところだった。会場はもの凄い人出になっていて、正面からステージを見る事はほぼ不可能な状態。とはいっても他に見るところもなく、ステージ脇に回って足場の隙間から最終演舞を見る事にした。帯屋町筋、ドコモ、とらっく、旭食品と演舞は進み、その後に金賞受賞のえびしばが登場。場内から大きな拍手と歓声があがると、もうすっかりお馴染みになった曲とともに演舞は始まる。最後の最後とはいえ、やっぱりこのチームの踊りは楽しい。ステージとともに揺れ動く客席、あちこちで手拍子をする人、大喝采の中全ての演舞を終える踊り子たち。そして次のチームがスタンバイ、同じく金賞のほにやで今年のテーマは「かぐや月」。黄色と青の衣装がライトに照らされ音楽が始まると、会場内はあっという間にほにやワールドに変貌する。数々のチームのプロデュースを行い、自らも高い完成度の衣装と楽曲と踊りを披露するほにや。優しくしなやかな動きは健在で、見ていてため息が出る。あ〜、ほにやに入りたい(あり得ない(笑))。そしていよいよ大詰め、最後を飾るのはよさこい大賞の十人十彩。赤と青の衣装がステージのライトに映えて、昼間より鮮やかに見える。去年までと違うのは踊りで、かなりスピードのある激しいものになっていた。ソーランテイストの演舞、高知でもこういう踊りが認知されつつあるという事だろうか。後夜祭終了後、高知城会場でもフィナーレを迎え、とらっくが武政英策賞を受賞して今年のよさこいは全ての日程を終えた。

2004年8月12日    よさこい祭り〜全国大会〜
よさこいも3日目、さすがにフルに動いていると疲れが出て、この日は少々朝寝坊。今日は全国大会、開始時間が遅い事も幸いして、それでも余裕で家を出る。現地で千葉のよさこいチーム、飛天龍に挨拶にいき、そのまま合流して終日撮影隊となる。開会式が終わり、まずは追手筋南側会場へ移動。ここは桟敷席なので、通常沿道は通り抜け禁止。よって地方車横に付いて、後ろ歩きで流しの様子を撮影。北側会場少し先を行くのはゑびしば、そしてその後続がほにや、高知の重鎮と併走しながらゴールを迎える。高知城会場での待ち時間に何チームかのステージを見て、今度は帯屋町筋の流しとなる。地方車での撮影許可を頂き、カメラマンとして乗り込む。高知のど真ん中、帯屋町商店街を上から見下ろすのは実に壮観で、沿道の観客が遠くまで見える。700mという距離もさることながら、ここをこの位置から撮れるのは滅多にない事。カメラがぶれないように必死に踏ん張って、ファインダーに映る踊り子の姿だけをひたすら追いかけた。おかげで終わったら喉がカラカラ、給水ポイントでは踊り子よりも冷茶を飲んだかもしれない(笑)。つかの間の休息の後、今度は中央公園でのステージ。ここは本祭のメインステージでもあり、造りが大きくて照明もよい。客席は観客で埋め尽くされ撮影ポイントがないので、人の頭の隙間をぬってズームを駆使して撮影。流しのような揺れもなく、明るさも充分あったので、写真はここが一番綺麗に撮れたようだ。そして日は暮れ、大盛況の追手筋北側会場へ。ここでも地方車搭乗を許されたが、問題発生。来た地方車の照明が暗いため、高速シャッターが切れないのだ。しかもここは帯屋町より揺れがあり、写真は当然ブレる。やむなく車体に寝そべって、照明の間から踊り子を狙う。沿道の様子を見る余裕もなく、あっという間に地方車は会場を通り抜けた。(続く)

2004年8月11日    よさこい祭り〜本番2日目〜
高知には宿を取ってないため、よさこい期間中は毎日実家に日帰り。そんなわけで今日も朝から高速道路を、高知に向かってひた走り。勝手知ったる梅の辻に車を止めて、さっそくよさこい巡りを開始する。昨日同様はりまや橋方面へ行ってみると、そこにはチームどころか人影もなく、まだはじまってない様子。よさこい本番の2日間は「どこいこ」というサービスが行われていて、アクセスするとチームの現在位置や演舞場の待ち時間等がわかるようになっている。これを利用しアクセスしてこの界隈をチェックすると、京町をゑびしばがスタートしたと出た。聞き覚えのある曲と赤い地方車、今日も大当たり、ゑびしばから1日が始まった。この日のお気に入りはとらっくで、青い綺麗な衣装とシンプルな踊り、面白い歌詞の楽曲が好印象。実は昨日もこのチームを見ていて、その時の「お先へとらっく颯爽と〜」という歌詞がやたらと耳についていた。中央公園、帯屋町と見て回り、あまりもの暑さに我が給水車(笑)のある梅の辻会場へと戻る。ここは車線が広いわりに人が少なく、時にチームが全然来ないまったりとした会場。かなり疲れていたので車に戻り、クーラーを効かせたまましばらく仮眠、給水後再び演舞場へと戻る。この会場では初めて見るチームが多く、沿道に座ってじっくり流しを見た。しかしここは年配カメラマンの溜まり場でもあり、縦横無尽に多数の爺たちが踊り子隊の列の中に平然と入っていく。しかも座って見ている場所や、写真を撮っているところにまで平気で割り込み、視線をさえぎる。時に踊り子の進路をふさいだり、顔の30cm前にカメラを出したりとやり放題。これは暗黙の了解なのか、それとも高知のおおらかなところかと疑心暗鬼になりながら、不思議な会場の一日は過ぎていった。

2004年8月10日    よさこい祭り〜本番初日〜
いよいよ始まったよさこい祭り、帰省先から車に乗って一路高知へ向かう。この日の高知市内は車が多く、市街地に駐車場が確保できないため、南端の競演場がある梅の辻会場へ車を止め、ここを拠点によさこいを見て回る事にした。梅の辻会場は開始時間が遅いので、歩いてはりまや橋方面へ移動すると、京町あたりから地方車の音が聞こえてきた。そこにいたのは高知大丸で、ちょうど最初の演舞が終わったところ。そしてすぐ後ろに見たことのある地方車が・・・、おおっ、ゑびしばだっ!いきなりゑびしばが見られるとは、なんてラッキー!軽やかなリズムと凝った衣装、今年のテーマは天下太平で、例によって振袖部分に文字が入っている。平の大きな文字と背中に点、これで「天下太平」。ここ何年か続いている商売繁盛シリーズで、昨年の大当たり〜同様よく考えられている。踊り子さんがどんどんやってきて前を通り過ぎ、そのたび袖がバシバシと観客に当たる。この距離感こそがまさに高知のよさこいで、ノリのいい楽曲とリズムに沿道の人達も乗ってくる。このチームはお客を乗せるのが非常にうまく、見ているだけでも楽しい一体感のある空間を作ってしまう。カメラの前を何度も鳴子がかすめながら、踊り子の列は前進を続けようやく終了地点へ到着。そして次にやってきたのが帯屋町筋、よさこい祭りの顔と言ってもいいこのチームは、第1回から毎年欠かさず出場していて今年で51回目の出場。去年の衣装も綺麗だったが、今年の衣装もよく出来ていて、これぞ高知のよさこいスタイル。次々にやってくる地元商店街チームを沿道から見ながら、本物のよさこいをつくづく実感するのであった。

2004年8月8日    人民大移動
今年もまたこの季節、帰省。すでに各地でラッシュや交通渋滞が始まっていて、今週末はひとつの山だったらしい。盆を故郷で過ごすというのはいかにも日本的風習だが、皆同じ時に移動するもんだからどんな手段を使っても大混雑、帰るだけでもいやになる。そんな事もあり去年の夏は帰らなかった。しかし帰らないと今度は帰りたくなるのが人情で、今年は早々に帰省する事を決め込んだ。だた普段と違うのは、今回は高知のよさこい祭りを見に行くのが目的。よさこい祭りは毎年8月9日〜12日で、これが今までなかなか盆休みにかからなかった。今年は平日開催とはいえ見事に週の間に入っていて、自分にとっては好都合、こんなチャンスを逃がす手はない。とはいっても田舎に帰るのにはお金もいるし、実家に帰っても足がない。JR利用でレンタカーを借りると3日で10万円(2人)、それ以上にチケットを取るのが至難の業だ。電車の自由席に丸1日立っているのは辛いし、船に2日間揺られて帰るのもかったるい。飛行機は飛行場迄が遠過ぎて利用できず、夜行バスは時間が乗り心地悪いし時間がかかりすぎる。というわけで今回の移動手段は自家用車、横浜〜新居浜まで往復1700キロをひとりで運転していく事となった。出発は明朝、日の出とともにスタート。事故のニュースや渋滞情報を気にしながらも、気持ちは青い国「四国」へ。今年の夏は熱いぞ!

2004年8月6日    災い転じて福となる
メーカーから代替品のメモリが届く。でもなぜか荷物は2つあり、どちらも同じような体裁。ひとつにしろよな〜、でももう一個はおまけかななんて期待して箱を開けると、ひとつには見に覚えのない商品が入っていた。同封されていた書面を見ると、不具合が確認されたため代替品を送る旨が書かれていて、依頼人のメモと作業完了伝票が入っていた。そこには名前、住所、電話番号が書いてあり、作業担当者の名前もあった。少々驚きながらもうひとつの荷物をチェック、こっちは間違いなく自分向けで、代替品のメモリが同封されていた。さっそくデジカメに入れて動作を確認すると、なんとこの商品、クレームを出した前のものよりさらに状態が悪い。パソコンでベンチマークを測ったらやはり少々書き込み速度が遅めで、カメラに載せる事でその症状がさらに悪化する。連写の書き込みは通常0.5秒くらい、前のものは4秒で今度のは8秒、フォーマットも裕に3分以上はかかる。またまた初期不良品!? 慌ててメーカーに電話し、他人の荷物の件を含めて今後の対応を決める。結局荷物は翌日回収、メモリも同規格で違うタイプのものを送ってくる事になった。そして今日、朝一で宅配業者が来て荷物の受け取りと返品を済ませる。荷物を開け、再度メモリをチェック。カメラで何度か連写をして、書き込み動作を確認・・・。おおっ、速い! 今度のメモリはかなり高速で、次のシャッターまでの待ち時間が殆どない。体感的にも今迄で一番速い感じで、ベンチマークを測ってみると、手持ちのメモリの中で最速。ようやく当たり、じゃなくて、普通の商品に巡り会えた。

2004年8月4日    デジモノにはご用心
リコールで修理に出ていたデジカメがようやく帰ってきた。さっそくチェックしてみると、不良と思われたCCD以外の箇所も全部治っていて、動きが機敏になっている。懸念されていたストロボも自動発光するようになり、これで完全に新品同様状態。同封されていた文書には、不良が認められたCCDを交換した旨が書かれていて、修理費・発送料は一切かからなかった。これでようやく夜も心配なく撮影できるようになり、一安心。が、しかし、先日買ったメモリの調子がおかしく、書き込みに非常に時間がかかるようになった。おかしいと思ってベンチマークを測ってみると、通常の同型製品の1.5〜2倍速度が遅い。この程度はたまにある事だが、このメモリをデジカメに入れて撮影すると、正常なメモリの5〜10倍の書き込み、消去の時間がかかる。フォーマットなんて2分40秒もかかって、これにはビックリ。メーカーに電話をかけ症状を話すと、不良品の疑いがあるので、そのデータと一緒にメモリを本社に送れという。とりあえず言われたままに宅配業者に電話して、着払いでその製品を送った。そして今日メーカーから連絡があり、やはり動作が疑わしいので代替品を返送するとの旨を受ける。やはりデジモノには初期不良は付き物なんて思っていたら、今度はプリンタが正常に動作しなくなった。ヘッドの交換とメンテナンスを行い、なんとか復活したと思ったら、さらにパソコンがクラッシュ。これは使っているソフトウェアに問題があり、ある一定の操作を行うと、データが飛ぶらしい。今回の被害は新しく作っていたホームページデータで、1週間チマチマやっていたのもが全部パー。あ〜、これだからデジモノは嫌いなんだよな。

2004年8月2日    川崎山王祭り
珍しく早起きして新しい名刺を作っていたら、突然電話が鳴る。一応仕事がらみ、とはいっても昔の職場がらみで、とりあえず川崎方面に向かう。打ち合わせが終わったのがちょうどお昼、少し時間が空いたので、山王祭りを見に行く事にした。これは毎年8月1日〜3日に稲毛神社で行われる行事で、生命の誕生を願う祭りという事らしい。正直なところ詳しい事は何も知らない、というよりも今までまともに見に行った事がない。今日は駅前で何かあるだろうという勝手な予測のもと、ラ・チッタ・デッラから稲毛神社方面に歩いてみた。チッタ・デッラ前には提灯が吊られ、櫓も組まれて和太鼓の演奏が行われていた。言わずと知れたここは、イタリアの街を再現した川崎唯一のトレンドスポットで、情報発信基地でもある。しかしこのイタリアの街並みに提灯と櫓、そこに神輿が押し寄せて粋にイナセにって、ちょっと違和感がある。でもそこが川崎らしいところで、外人さん達は普通に写真を撮ったりしてるからまた面白い。しばらく待って何も始まらないので、稲毛神社へ移動、市役所を過ぎると、そこはもう縁日の会場と化していた。そのまま境内へ入ると神輿が1基、2基、3基・・・、ん?これはいつもと違う光景。全部で二十数基の神輿が、境内から歩道にかけてズラリと並んでいて、法被を着た人々がスタンバイしていた。ちょうど宮出し時間のようで、宮司を先頭に次から次へと神輿が出てくる。関東の神輿は大した事ないと思っていたが、これだけまとまった数の神輿が出ると、少々祭り気分になってくる


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