悪戦苦闘日記


2005年1月30日    DQNなサポセン大賞
ネット暦が長くなれば、プロバイダやレンタルサーバを色々乗り換える事になる。現在プロバイダはメインがOCNでサブがBIGLOBE、サーバは加入プロバイダとAAA(ライブドアが買収)他多数、モバイルはウィルコム。これら全てが順調であればいいのだが、月に一度は何らかトラブルがあって、重症の時はやむなくサポートに電話する。しかし最近は待たされる時間が長く、短くても10分、長いと30分以上、一番酷い時は勝手に切られる事もある。繋がらないのがサポセン、ADSLサービスが始まった事からそれが顕著になり、曜日・時間を変えてもこの状態は変わらない。おそらくプロバイダ各社はユーザー増加に伴って、サポセンの人員をかなり増強してるはず。それが災いしてか、最近は素人同然のサポートが出るようになり、質問に対して的確な答えが返ってくる事が少なくなった。かつてサービスを受けていたJUSTSYSTEM、ZERO(マスターネットの頃)等はまともだった。しかしYahooBBが登場した頃から状況は一転し、各社とも大幅な質の低下を招いている。YBBは電話が繋がらないのがデフォルトだから被害は少ない(爆)が、何度メールを出してもテンプレコピペの意味不明な返事が来るだけ。ADSL加入申し込み時も8ヵ月間放置され、未開通のまま請求書が来たので対応に大わらわ。本当に酷い会社だった。使ってるOCNやBIGLOBEは電話にこそ出るものの、何を聞いても「しばらくお待ちください」と言われて長時間待たされ、あげくマニュアルを朗読させる。大体サポセンなんて地方拠点に飛ばされてるわけで、そこで現地採用されたバイトや派遣社員で構成されている。なのでスキルは低いし、まともな答えを期待する方が無理な話。FTPクライアントさえ使った事のない人間が、マニュアル片手にサーバの説明をする。自分で何を言っているのかわからないのに、相手にそれがわかるはずがない。

2005年1月27日    DVD規格乱立
デジタルカメラの性能が上がるとメモリを大量に食い、そのデータはパソコンのハードディスクを圧迫する。バックアップも兼ねて外付HDにデータを逃がしているが、昨年1年だけでも15GBもの写真データがあり、外付けが全部埋まるのは時間の問題。CD-Rに焼いてしまうのもいいけど、これだと枚数が多くなり、管理やデータ取り出しに手間がかかる。色々考えた末、保存に優れ圧倒的に容量の大きいDVDに全データを移す事にした。保存ディスクは後の編集も考えDVD-RAMにして、焼いたものをそっくりそのままDVD-Rにコピー。文字に書いてしまうと簡単な事だが、DVDというメディアは意外とやっかいな代物で、その種類や形式が多種多様にありユーザーを悩ませる。まずDVD-R、DVD+R、DVD-RW、DVD+RW、DVD-RAMという5種類のメディアがあり、これに録画用とデータ用がある。次にフォーマット形式が録画用がDVD-Video、DVD-VR、DVD+VR、データ用がUFD1.5、UFD2.0、FAT32と、それぞれ3種類ある。さらにデータ用は容量が標準の4.7GBをはじめ、2.6GB、5.2GB、両面タイプの9.4GBのディスクがあり、それとは別にカートリッジに入ったタイプまである。規格乱立はユーザーに混乱を招き、量販店などではどれを買っていいのかわからないほど、様々な種類が置いてあるのでこれには参る。おまけにドライブ側もディスクを選び、コンボだマルチだスーパーだと、使えるディスクとそうでないディスクが存在する。ついでに言うと、ドライブメーカーもディスクメーカーと相性があって、同じ規格なのに使えない事がある。特に松下製ドライブはナーバスで、日本製以外のディスクはあまり好きじゃないようだ。うちの松下君もやはりそうで、台湾製ディスクのフォーマットをしてくれなかった。あ〜、面倒臭いDVDの規格。

2005年1月24日    緑茶の効用
ペットボトル容器の飲料で一番飲まれているのがお茶で、トップは緑茶、2位が烏龍茶で3位がブレンド茶。ジュースやスポーツドリンクよりも多く飲まれていとは驚きだが、うちでも緑茶はよく飲むので2リットルボトルは常備している。一番よく飲むのはキリンの「生茶」で、これにはテアミンという緑茶のうまみ成分が多く含まれているらしい。確かに飲んだ感じは他とは違った深い味わいがあり、お茶自体が少し濃いので、緑茶を飲んだという爽快感がある。その次に飲むのは伊藤園の「お〜いお茶」で、これは緑茶の元祖ともいえる商品。伊藤園のお茶は一番お茶らしい香りがするが、缶やボトルが大きくなるほど味が薄くなる傾向があり、ペットボトルに至っては見た目も含めて明らかに薄い。ただこれが味に影響しているかというとそうでもなく、ちゃんと渋味もありスッキリと飲める。スーパーや量販店などでは価格が抑えられているので、価格でこれを選ぶ確立はかなり高い。その次がアサヒの「旨茶」で、これは近所の薬局などによく置いてある。味はちょっと渋めで水っぽく、後味があまり残らない。汗をかいた後や風呂上りにはこんな感じのお茶がいいのかもしれない。ついでに「まろ茶」、これはコカコーラの商品で名前の通りまろやか感を売りにしている。しかしとりたててまろやかと言うほどでもなく、極めて普通のお茶で、むしろコカコーラが作ってるのが不思議な感じがする。あとサントリーの「伊右衛門」。元々「緑水」という商品があり、あえて新商品を投入する意味はよくわからないが、「緑水」よりは味に深みがあるので、緑茶を飲んでいるという満足感はある。最後にサッポロの「玉露入りお茶」。これは田舎に帰った時にだけ飲む。理由は徒歩1分のスーパーに置いてあるから。そんなわけで緑茶三昧なわけだが、緑茶の成分カテキンにはがん予防や動脈硬化、ダイエットにも効果があるので、気になる方は一度お試しあれ。

2005年1月22日    羽田空港リニューアル
昨年12月に第2ターミナルが完成し、大幅リニューアルを果たした羽田空港。先日帰省で利用した時は最終便で時間がなく、飛行機も第1ターミナルに着いたので、その変わりようがよくわからなかった。そんな事もあり、改めて羽田に行ってみる事にした。川崎駅まではJR、そこから京急かバスに乗り継ぐのがポピュラーな移動パターン。京急は蒲田で乗換があるのと運賃が片道400円と高いので、直行便のあるバスで行く事にした。羽田空港行きのバスターミナルに行き、時刻と料金を確認すると、驚いた事に料金が引き下げになっている。バスの行き先も○○経由なんていう普通の路線バスのようになっていて、空港直行バスではなくなっていた。空港まで330円、所要時間35分が売りだったが、空港直行電車ができ、その利用価値がなくなっての格下げ。おかげで運賃も270円となり、所要時間は50分と15分も遅くなった。で、そのままそのバスに乗り込む(笑)。結局バスは35分で羽田空港に到着し、さっそく真新しい第2ターミナルの中へ入ってみた。いきなり大きな吹き抜けがあり、出発ロビーにはチェックインの列もなく、それは今まで見た羽田の風景とは全く違っていた。この第2ターミナルはANAの専用ターミナル(AIR DO含む)で、全日空に乗る人だけここを利用する。かたや第1ターミナルはJAL専用(一部スカイマーク)で、行き先によって北ウイングと南ウイングに分かれている。この両ターミナルは地下の動く歩道と無料シャトルバスで結ばれていて、どちらを使っても約5分で移動が可能。バスターミナルも両方にあって、京急とモノレールも出口が新しくできた。強いて言うなら展望デッキは第2ターミナルの方が海に近い分眺めがよく、離発着もよく見えるので暇な人にお勧め。飲食関係の高級店もこちらに集中しているので、セレブな方はANAを使うべし。ちなみに自分はいつもJALかスカイマーク(笑)。

2005年1月18日    車検前車快調也
格安車検が予約できたからといって、何もしなくていいというわけではない。今回の場合はむしろ手入れが必要で、法定24ヵ月点検は実質自分でやる事になる。現在の点検項目は56あり、その中には足回りなど分解が必要な箇所や、下回りの確認も含まれている。もっともうちの車は年間走行距離が5000kmを下回っていで、そのうちの16項目は省略する事ができるので、実質点検項目は40。車検代行屋では主要32項目の点検を無料でやってくれるので、自分でやるのは残りの簡単な8項目だけ。というわけでさっそく車の点検を行う。エンジンルーム、足回り、電気系統等をチェックして簡単に掃除。バッテリー、ワイパーブレード、エンジンオイルを交換して、クーラント液、ウォッシャー液を補充して完了。最後に空気圧を調整して車を動かしてみると、これがすこぶる調子よく走るようになった。アクセルを踏むと車は軽快に加速し、まるで新車の時のようなかろやから走りをみせる。やはりバッテリー新調、エンジンオイル交換、空気圧調整の3点セットはかなり効果があったようだ。かかった費用はバッテリー代2,480円、エンジンオイル代2,005円、ワイパーブレード代1,218円の合計5,703円。クーラント液、ウォッシャー液は手持ちの残りがあったので、それを使用して手出しはなし。車検の準備とはいえ、色々やると費用はかかる。でも業者任せにするよりも圧倒的に安いし、自分でメンテナンスする事の大切さもわかる。車検制度改革が叫ばれている昨今、自分の車は自分で整備するのがスタンダードとなりつつあるのかも。

2005年1月16日    格安車検 65,930円
2年に一度とはいえ、面倒臭いのが車検。金も時間も必要だし、とにかくその費用が高い。うちの車はスターレット(EP-91)なので扱いは小型車、それでもディーラーや近所の整備工場に持っていくと、平気で10数万円の見積もりを出してくる。内訳を見ると24ヶ月点検の他に、必要のない消耗品の交換や洗車までが含まれていて、その費用が半端じゃない。本来車検は24ヶ月点検をパスしていればいいもので、あとは日頃のメンテナンスをやっていればまず通る。2割しか減ってないブレーキパッドの交換や、3000kmしか走ってないエンジンオイルの交換なんて必要ないのだ。24ヶ月点検に2万円なんていう費用を計上しているが、これは個人でもできる事。車検で必要な費用は小型車の場合、重量税25,200円、自賠責保険料27,630円、印紙代1,400円の合計54,230円だけ。なのでユーザー車検の場合は、書類さえ自分で書けばそれ以上の費用はかからない。車検場に持ち込む時間と、そこそこの知識・整備技術があれば、自分でやるのが一番安上がりな方法だ。最近は格安車検も増え、8〜10万円程度でやってくれるところも増えた。しかしまだユーザー車検との開きは大きく、点検料や代行料を高く取っているケースが多くある。車検の期限はもうすぐ、しかしユーザー車検はキツイので、今回は近場で安くできるところを探してみた。イエローハット、オートバックス、コバック、これらは年式的にフルコース扱いとなり、費用は8〜10万と一般的だった。前回の車検から殆ど乗ってないので、パーツはバッテリー交換のみでいけるはず。もっと安いところを探していたら、近くのガソリンスタンドのパンフが車のミラーにかけられていた。車検代行7,200円〜、さっそく冷やかしがてらに行ってみると、予備点検後出てきた見積りは65,930円と過去最安だった。即刻その場で予約して、そのまま車に乗って帰った。

2005年1月13日    スカイマークに乗ってみた
福岡に寄ったはいいが、横浜まで帰るのは費用も時間もかかる。新幹線だとのぞみで5時間/22,320円、飛行機だと1時間30分/31,000円(福岡−東京/いずれも通常期)。他に夜行バスやフェリーがあるが、これらは丸1日、あるいはそれ時間がかかるので利用するのは現実的でない。どうにか安く帰れないかと考え、ネット上の旅行情報やチケットサイトをくまなくチェックし、そしてたどり着いたのがスカイマークのオフィシャルサイト。HIS系の新興飛行機会社であるスカイマークエアラインは1996年から運行され、東京−福岡便の運賃をほぼ半額にまで下げ、航空運賃に価格破壊を起こした会社。現在の運賃は24,000円とかなり落ち着いてきたが、それでも正規運賃はJAL/ANAに比べて7,000円も安く、利用する人も増えている。しかしJAL/ANAには得割等の割引運賃があり、それらを使うと前日購入でも23,000円でチケットが手に入る。搭乗日は5日後、この地点で他にもっと安いチケットはないかを探してみた。JAL/JASの最安値は最終便(21:35発)の16,600円で、それに相当するないと割引というのが15,300であった。残席は残り僅かとあるので、速攻で予約センターに電話確認。2名確保OKだったので、その場で予約を確定させる。予約確認は携帯の電話番号だけ、しかも決済は現金で当日カウンター、こんなのでいいのかと思いつつ旅立ちの日を待った。そして当日、福岡空港に行くとカウンターであっさりチケットは発券され、そのまま普通に登場手続きを済ませ飛行機に乗り込んだ。機体はB767-300、JAL/ANAでも使用頻度の高い旅客機だが、他社のものと機内の造りがちょっと違う。通常2−3−2のシートアレンジが2−4−2に変更され、座席前後のピッチも狭い。そう、これは格安運賃をたたき出すために座席数を増やしているのだ。超狭の座席に座り、動き出した飛行機は、ごく普通に福岡空港を飛び立った。

2005年1月11日    新春の大宰府天満宮
かつて10年ほど住んでいた街、福岡。ここ何年も足を運んでないので、横浜に帰る前に寄って行く事にした。岡山を経由して新幹線で博多入り、そのまま二日市まで移動してその日は泊まりとなった。そして翌日、菅原道真公のお導き(笑)によって、太宰府天満宮に行く事となった。土産物屋を物色しながら石畳の参道を歩き、途中の店で梅ヶ枝餅を購入、焼きたての餅を食べながら場内へと入って行く。今日は平日、最高気温6度と寒いながらも参拝客は次々とやってきて、心字池にかかる3つの橋を渡っていく。地元では縁切りで知られているこの橋を、手を繋いで楽しそうに渡っていくカップルや観光客。どうやら知らない人にはこの法則は無効らしい。境内に入り参拝を済ませてふと横を見ると、飛梅の木に梅の花が咲き始めていて、裏庭の梅園にも花を付けている木があった。梅園を抜けてお石茶屋まで行き、そのまま折り返して再び境内へ。いつもここへ来ると同じコースを歩いてしまうようで、これはさだまさしの「飛梅」の歌詞のせいかもしれない。流石におみくじを大吉が出るまで引き続ける人はいなかった。「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」 大宰府は春、いずれにしても春。

2005年1月8日    本場讃岐うどんツアー
今日は某氏とつるんで讃岐うどんツアー。どこに行くかをアバウトに決めて、讃岐路をひたすら東へ走る。基本は行き当たりばったりなので、ぶらりと善通寺まで行って、まずは弘法大師様へご挨拶。(もう目的が違ってる)そして1件目のうどん屋、宮川製麺所へとたどり着く。時間はお昼時、3連休の初日という事もあって店内は満員御礼で、一部の客は外でうどんを食べていた。とりあえず店内に入り、要領を心得ないまま適当に注文を入れる。麺の大小を言うと無造作に出てくる丼、それを持ってあとは自分で好みに合わせてうどんを作る。代金は後払いの自己申告制なので、かけ小と言って120円を払い店を出る。味は標準的だが、工場で食べる初めてのうどんにカルチャーショックを受ける。2件目は隣町琴平町の灸まんうどん。ここは饅頭屋として有名で、店の外には灸まんの大きな看板がある。自動販売機で「かやくうどん小250円」の食券を買い、カウンター前の列に並ぶ。ここの麺は細めでコシがあり、出汁は昆布が強くちょっと甘め。甘いのはあまり好みではないが、麺の歯ごたえが良いのはグッド。食べ終わるとどんぶり回収のおばちゃんがやって来て、丼を無造作にバケツに放り込んでいく。3件目は琴平町の酒造メーカー、金陵。この日はイベントが開催されていて、そこにうどん屋が出店されていた。1杯100円、しかし麺はフニャフニャ、出汁は市販の化学調味料で激マズ。とても食べられなかったので、一口だけ食べてあとは残す。具は蒲鉾が2枚のみのかなりお粗末なうどんだった。4軒目は県境を越えた、四国中央市のうどん石川。店は比較的新しく店内も綺麗だが、なぜか名前の看板がない。かけ小は1杯280円で、麺は細め、出汁はいりこを仕様している。某氏イチオシの店ではあったが、味はいたって標準的で市販の庄八と似た感じだった。何はともあれ、初の讃岐うどんツアーは新たな発見がいっぱいだった。

2005年1月6日    深夜の大運動会
深夜2時、ドン、ドタドタ、ドドドドド・・・、天井裏から激しい音がして目が覚めた。何かいるのかと思って様子を伺っていると、またドン、ドタドタ・・・と、大きな音が頭の上を走り去った。これは間違いなくネズミだ。それもかなり大きな奴、おそらくドブネズミだろう。慌てて部屋の電気を付けあたりを見渡すが、それらしき姿はなく、何事もなかったようにシーンとしている。電気を消して再び床につくと、またしばらくしてカタカタ、コンコンという小さな音がして、それが天井を走っし始める。その後を追うようにドドドドドという大きな音、そしてトコトという小さな音、どうやらネズミは単独でなく集団で来てるようだ。間借りをしてるのは築40年の旧母屋で、木造平屋建、窓はサッシでなく雨戸は木でできている。なのでネズミが入り込む余地はいくらでもあり、深夜の格好の遊び場所となっている。奴等は仮設のトタン屋根を上がったり降りたりするので、その都度バタバタ、ドーンという音がして、煩くてしょうがないのだ。3時・・・4時・・・と夜はふけて、とうとう朝6時までこの状態は続いた。結局この日は朝まで眠れず、お昼に炬燵で仮眠を取ってようやく目覚めモード。このままやられっ放しではまた今夜も眠れないので、緊急ネズミ取りを施す事にした。まずはネズミの通り道に、オービスならぬメビウスのガムテープを貼り付けて、奴等のスピードを取り締まる。次に通路と思われるコーナーに殺虫剤をしこたま塗って、臭いと油でフットブレーキを不能にする。最後に出入口となっているであろう通気口を、布テープで完全に塞ぎ作業完了。そして次の日・・・、噂のネズチュー軍団はやって来なかった。

2005年1月4日    初夢は悪夢
なんとか実家にたどり着き、初詣も済ませた。しかしその日の夕方頃から体調を崩し、くしゃみ・鼻水・鼻詰まりの3点セット、これは間違いなく風邪だ。夜になってその症状はさらに悪化し、悪寒がして顔面が熱っぽくなり、喉が痛くなってきた。風呂に入る事を躊躇したけど、あまりもの寒さに負けて無理やり入浴、これが良くなかった。浴場に入ったとたん鳥肌が立って、体全体が震え上がり、歯がガチガチと鳴り始めた。こりゃイカンと思い慌てて浴槽に入り体を温めるが、入った時の湯の温度がまた低かった。追い炊きができない風呂釜なので、熱めの湯を入れてもなかなか暖まらず、結局そのまま30分の時間を風呂場で費やしてしまう。入浴後は暖かい格好を心がけ、トレーナーの上にフリースを着て、さらにその上に半纏を羽織って毛布に包まった。しかし部屋には暖房がないので、電気ストーブを持ってきて、その前で再度体を温め就寝。念のために加湿器もセットして、喉の痛みをガードできる程度の湿度を確保した。そして深夜・・・、額から汗がダラダラ噴出し、体のあちこちが痛くなってなかなか眠れない。ちょっと寝入ったと思ったら変な夢を見てうなされ、またすぐ起きてしまう。そのうち感覚が麻痺してきて、起きているのか寝ているのか、自分が何を言っているのかわからなくなるほど朦朧としてきた。なんとか起き上がり、キッチンに行って冷たい水をコップ2杯一気に飲み干す。噴出す汗をタオルで拭いて、顔を洗ってしばらく熱を冷まし、再度布団の中へ潜り込む。ようやく眠りに付いたのは、外が白み始めた頃だった。

2005年1月2日    帰省の車窓から
年末年始をどう過ごすか悩んだ末、結局年明け2日に帰省する事にした。年が明けてしまえば帰省する人も少なく、自由席でも早い目に行けば座って帰る事ができる。早朝の東京駅は帰省客やビジネスマンの姿はなく、スキー客と思われしグループと徹夜明けの若者が少々。新幹線の改札を抜けホームに駆け上がると、すでに700系のぞみが入線していて、乗車ドアも開いていた。いつも禁煙自由席しか乗らないので、比較的空いていた1号車の2列席を確保し、発車の時間を待つ。音もなく走り始める列車、多摩川を過ぎたあたりから富士山が見え始め、静岡に入るとそれが車窓いっぱいに広がった。う〜ん、正月らしいいい天気、このまま四国まで晴れかな、と思っていたら、岐阜羽島を過ぎたあたりから突然曇り始め、関が原ではとうとう雪になった。やはりここは交通の鬼門、新幹線は徐行運転となり、岡山到着が少し遅れた。瀬戸大橋線(予讃本線)乗り換えのためホームへ行くと、そこに停まっていたのはアンパンマン列車で、正月仕様の8両編成になっていた。しおかぜの殆どは8000系電車だが、このアンパンマン列車は2000系の気動車で、1日に2往復だけダイヤが組まれている。造りが古いので、走り始めるとガラガラと大きな音がして、座席にもその振動が伝わってくる。さすが330馬力の強力ディーゼルエンジン、ときおり黒い煙を上げながら四国へ向かって快走する。増結された最後尾の自由席車両に乗ったため人はまばらで、瀬戸大橋を渡る時は自由に車内を渡り歩いて、その景色を楽しむ事ができた。発車から1時間半余り、列車は定刻どおり新居浜駅に滑り込んだ。


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