悪戦苦闘日記


2003年4月29日    トゥー・ウィークス・ノーティス
アメリカでは会社を辞める時にこう言うらしい。「トゥー・ウィークス・ノーティス」、あと2週間で会社を辞めるという告知の事だ。そんなタイトルの映画が来月日本でも公開される。ヒュー・グラントとサンドラ・ブロック主演のラブコメディーだ。試写会のチケットが手に入ったので、東京厚生年金会館まで見に行ってきた。予想を上回る人の数、2階席まで一杯になっていた。定員は2062人、もちろん普通の映画館ではないので、これだけの人数で映画を見るというのは一種異様なものがあった。それにしても若い女の子が多い。ほとんど20代そこそこといたところか。はっきりいってこの中に自分がいるのは不自然で、完全に浮いている。入場後しばらくしてスポンサーの紹介が始まり、ほどなく場内が暗くなり映画は始まる。大手不動産会社の御曹司と切れ者の女弁護士のラブストーリー、舞台はニューヨークだ。アメリカ映画、こういう設定が好きだな。似たようなシュチュエーションの映画がかなりある。しかもこの二人が出ている映画は殆んどそうだ。テンポが速くストーリーが明快、時にお約束の下ネタが入ったりして笑わせる。よ〜く見てないとわからないのだが、野球の試合のシーンでバッターボックスに入っている選手がいる。これは間違いなく新庄選手だ。プリティウーマンなんかもそうだが、この手の映画を見ていると、どうでもよいシーンになぜか日本人が出てくる。これはアメリカ映画の日本向戦略なのだろうか。そんな事を思いながらあっという間に映画はラストシーンを迎える。予想通りのハッピーエンド、そして落ちをつけて終わる。公開前の映画なのでストーリーは書かないけど、なんとなく去年公開されたアメリカン・スウィートハートを思わせる。でもなかなか面白い映画だった事だけは伝えておこう。5月24日全国公開らしいので、暇な人は見に行かれたし。

2003年4月27日    ゴールデンウイークが始まった
ゴールデンウイークといっても、今年は飛び石で普通の週と殆んど変わらない。完全10連休なのはメーカーや大手企業だけだ。広告業界でも大手や出版関係は休み、あとは暦どおりだ。自分の場合の場合も暦どおりだが、これは社会人になって初めての事。去年までは最低9連休は取っていた。これは大手の会社にいた事と、それ以外の場合は無理やり有給を消化していたからだ。主に週刊誌の仕事をやってきたので、盆・正月やGWは普通合併号を出す。よってこの1週間は締め切りがなく仕事は休止、もちろん会社は休みとなる。しかし今の会社は純然たる出版社ではないし、会社の規模も小さい。有給休暇もまだ発生せず、発生したところで使えないのが落ちだ。いや、おそらく会社に有給なんて意識は全くないし、使った事のある人間はひとりもいないだろう。よって今年のGWはどこにも行かず、近所を散歩して終わりそうな感じだ。実はこのところ腰の調子が非常に悪く、歩くのがかなり辛くなっている。しかし天気も良くなり、このままどこにも行かないのはしゃくなので、例によって川崎まで歩く。普段通らない裏道を歩いてみると、街道沿いにははなみずきの花が満開、つつじもかなり花が開いてきていい感じになっている。デジカメを持っていたので適当に写真を撮りながら歩いた。途中女体神社という気になる名前の神社があったので、ちょっと寄ってみた。付属の幼稚園なんかもあり、通学バスが境内に置いてあり、「女体神社幼稚園」なんて書いてあった。なんともいえない名前だ。ここに通っているお子様たちは、いずれガンガン女を泣かす事になるのだろうか。

2003年4月25日    六本木ヒルズオープン
東京にまた新たなトレンドスポットが出現した。その名も六本木ヒルズ。オフィス、マンション、ショッピングゾーン、レストラン、映画館、テレビ局等が集まる、巨大レジャースポットだ。場所は六本木と麻布十番の間、会社からも歩いて行ける距離だ。午後のアポにあわせて会社から六本木方面へ向かうと、もの凄い人の波ができていて、テレビ朝日の新社屋の周辺に人だかりができている。せっかくここまで来たので、施設の中を通って六本木に出る事にした。平日、しかも小雨が降っているにもかかわらず、オープン初日という事で中は人で溢れていた。イベントや報道関係者も多く、各地でカメラが回っていたり写真撮影がされていた。時間がなかったのでゆっくり見ることはできなかったが、ショップやレストランもかなりの数が入っていて、殆どのところが外に行列を作っていた。六本木方面に進むと更に人は増え、地下鉄の駅周辺は歩くのが大変だった。東京の名所といえばどこ?と言われたら、これからはここが確実に一番最初に上がってくるのではないだろうか。それにしても最近はお台場、汐留、品川、そして六本木と、街が急激に進化している。凄いところだ。せっかく六本木に行ったので、お昼はまた讃岐うどん空海に行ってしまった。懲りない奴だ。

2003年4月24日    また騙されたわけだが・・・
近所の商店街にスーパーがあり、毎日の通勤で必ずこの前を通る。最近はどこのスーパーも遅い時間まで開いていて、仕事が早く終わった時はちょっと覗いたりしてみる。今日はそのパターン、なんとか閉店間際に滑り込む。しかしこの店、やたら通路が狭くて買い物がしにくく、ついでに値段も高い。もちろんサービスが良いわけでもない。ではなぜこの店が繁盛しているかというと、近所に競合するスーパーがないからだ。まあこれはこれで仕方がない事なのだが、実はもっと隠れた問題がある。商品の値段がわかりにくく、わざと間違えるような表示の仕方をしているのだ。おけげで今日もやられた。かなり暑くなってきたので、アイスクリームでも買おうと売り場へ行くと、アイスクリーム300円→199円という値札が100円アイスコーナーに貼られていた。当然これは3つで100円が199円なのだろうと思い、3つ買う。レジを通るとなぜか300円、おいおい違うだろとレジ係に言うと、レジ係はすました顔で、それは上にある300円のアイスのみだという。誰がどう見てもそうは見えない位置に貼ってあるが、そういう事らしい。しかも普段このアイスは単品で買っても88円、なのに今日は3個で300円、完全に客を陥れている。他にもある。バナナ98円とでっかいポップがある。レジを通過、148円と出る。またレジに聞くとそれは間違いではないという。で、よ〜く売り場を見てみると、そのでっかいポップの下に小さな札がもう1枚貼ってあり、会員以外は148円と書いてある。しかもその札がバナナに埋もれて見えない。ヤラレタ。頭にきたのでこれを境に会員になるが、今度はレジの打ち間違いが多発、2回に1回は間違えている。もちろん多めに打たれるわけで、文句を言ってもわびもせずレシートも打ち直しをしない。釣りだけ返して知らん顔、なかなか教育が行き届いている。しかしこんな酷い店の会員になって、レジを通過するたび属性を取られ、ただでマーケティングに協力している自分は愚かだと思う。

2003年4月23日    ブイトーニのアマトリチャーナ
ブイトーニといえば有名なイタリアのパスタ。デパートやスーパーでもここの商品はかなりの確率で置いてある。実はこの製品、コーヒーや飲料でお馴染みのネスレが商品を扱っている。意外に知られていないのは、そのネスレが同名のパスタ屋を展開している事。そのブイトーニの店がなんと麻布十番にある。ここは定食屋等の、いわゆるご飯ものの店が殆どない街であるが、かわりに蕎麦屋やパスタ屋が多い。自分的にはそれほどパスタを好んでいるわけではない。他に選択肢がないので行く、基本的にそういうスタンスだ。なので、時間がない時はたまに利用している。もちろん今日もそのパターンだ。最初は名ばかりかと思っていたこの店、初めて入って頼んだ物を食べてその認識が変わった。今までにない触感の固めの麺、程よい味付け、そして値段が安い。ペペロンチーニが440円から、しかも税込みだ。大盛りが100円増しというのもビジネスマンにはありがたい。場所柄外人も多く、店内にいるとこれが本当のイタリアンという気もしてくる。本場で食べた事がないので比較はできないが、少なくとも喫茶店で出てくるトマトソースべっとりの、フニャフニャパスタとは全然違う。例えて言うならば、東京の駅うどんと香川の讃岐うどんの違いみたいなもの。今まではピエトロがいいかなと思っていたけど、一度ここで食べるとこっちのほうがいいような気がする。ちなみに今日食べたのはアマトリチャーナ。

2003年4月22日    晩飯もうどん
このところお昼はうどんが多い。慣れてしまったせいか、逆にうどんを食べないと何だか落ちつかなくなったりもしている。香川出身ではないが、まるで讃岐人だ。今日はお昼ごはんが重かったので、晩ご飯にうどんはちょうど良かった。うちで食べるうどんは普通、観音寺の将八なのだが、今日は大阪のキンレイ、ここは冷凍食品の会社だ。実はこのうどん、セブンイレブンにしか置いてない。見た目は普通の冷凍うどんで、だしも付いて98円と安いのが魅力。しかしこれが侮れなく、けっこう味や食感が良いのだ。関東周辺の駅にある、真っ黒でしょっぱいだしのうどんなんかより全然いけている。麺も意外に健闘していて、冷凍ならではの食感(つまりタピオカが入っている)ではあるものの、けっこう歯ごたえがある。パッケージのシンプルな讃岐うどんのロゴも好感が持てし、なにより手軽だ。これからは熱くなってくるシーズン、今度はざるうどんにも挑戦してみよう。

2003年4月21日    六本木にも讃岐うどん
会社から六本木は地下鉄で一駅、上り坂を頑張って歩けいても20分弱で着く。ここが今急激に変わりつつある。噂の六本木ヒルズ、東京のニュートレンドスポットだ。オープンは4月25日の予定だが、今日からプレスリリース、報道関係者だけは中に入れる。ちょうど前を通り、そのまま通り過ぎようとしたら警備員に止められた。一般人は進入禁止、歩道を迂回して通ってくれという。確かに報道関係ではない。しかし仮にも媒体社のはしくれ、そういう意味ではメディアの関係者ではある。入れてくれとは言わないが、黙って道ぐらい通して貰いたいものだ。そんな事を思いながら結局道を迂回して、ヒルズの正面に出る。ここは報道関係者がいっぱいで、テレビ局や雑誌社等相当来ていた。撮影クルーが何組もいて、モデルやタレントが写真を撮ったり、リポートしていたりした。そしてこの建物の正面に、知らない間に讃岐うどん屋ができていた。店の名前は「さぬき空海」、昼間はセルフの讃岐うどん屋、夜は魚料理の飲み屋さんになるらしい。せっかくなので食べていく事にする。かけうどん430円にあげ180円をトッピング、合計610円だ。セルフとしてはちょっと値段が高い気がするが、これは場所代だと納得しさっそく食べる。ん?これはけっこういけるではないか。この間のかおりひめよりいいかもしれない。かなり本格的で、だしもいりこを使用、麺は香川から空輸で毎日取り寄せているらしい。この辺では有名な店らしく、お客が絶えない。しかも客層が良く、皆スーツにネクタイの紳士ばかり。誰もが黙々と麺をすすり、そそくさに去っていく、これは不思議な光景だ。テレビ局が目の前、メディア露出の可能性も高く、今後この店はかなり有名になるに違いない。

2003年4月19日    旅フェアと野毛大道芸
横浜はまた祭りだ。今日明日と2日間、野毛大道芸が開催される。今年で27回目、野毛商店街を中心に行われてるこの祭りは、大道芸人の集大成、一大イベントだ。年々開催規模を拡大し、今ではみなとみらい地区各所で見られるようになった。桜木町の駅に着いたのは10時半頃、まず野毛商店街を目指す。地下街を抜けてほどなく商店街に着いたが、人はいるのにまだ何も始まっていない。どうやらここでのイベントは12時からということらしい。しょうがないので、みなとみらい方面へ引き返す。実は今日はパシフィコ横浜で旅フェア2003が開催されているのだ。これは全国各地の旅情報を一堂に集めた、国内最大規模の旅行情報のイベントだ。入場は無料、各都道府県や旅行会社、お土産メーカー等がブースを出している。コンパニオンのおねえさんがいっぱいいるので、かなりの数のカメラオタクがたむろしている。はっきり言って邪魔だ。人があまりにも多いので、この変態たちをかき分けてどんどん中へ進む。無料で資料やグッズがもらえたり、試飲・試食等をやっていて、がんばってそれらにありつく。おかげで持っている資料で両手がいっぱいになり、重いので帰りにかなり処分した。なかなか楽しいイベントだった。出口に大塚製薬のコンパニオンが構えていて、もれなくオロナミンCを渡している。疲れていたので1本はおいしく頂いた。しかし他のイベントとの中間にいるので、そこを通るたび渡される。とうとう4本も飲んでしまい腹はパンパン、オロナミンげっぷが出てくる始末。こういうものはあまり欲目を出さず、おとなしく1本貰っとくに限る。ランチを食べるために中華街へ移動、何とかギリギリランチタイムに滑り込む。今日はここも人が多く、物が出てくるまで相当時間がかかった。食事後簡単に買い物を済ませ、再度みなとみらい地区へ移動、大道芸を見に行く。しかし今日はステージとのタイミングが悪かったのか、あまりたいしたパフォーマンスは見られなかった。あまりにも人が多いのがいやになり、珍しくまだ明るいうちに帰った。結局骨折り損のくたびれ儲けか。

2003年4月18日    ごちそうパラダイス
東京駅の一角にそれはある。ごちそうパラダイス。東京駅という所は不思議なところで、最寄の駅が東京駅というわけではない。もちろんJR東京駅が中心だあるという事に変わりはない。しかし大手町、二重橋、京橋などの駅は間違いなく東京駅の最寄駅だろう。いや、場合によっては有楽町や日本橋だってそうかもしれない。例えば銀座に営業に行って、有楽町を経由、東京駅まで歩く事だってある。そんなわけで今日も東京駅を通る事になる。このごちそうパラダイスはデパ地下、具体的に言うと大丸の地下にある。全国のありとあらゆる食べ物が手に入る、都内では貴重な場所だ。よって普段はおばちゃん達の溜まり場、お昼はOL達の昼食御用達場所、夕方は出張サラリーマンの移動食売り場と化す。とにかく弁当からパン、ケーキ、惣菜、漬物、贈答用高級菓子まで何でもあり、各コーナーで試食をやっているので人だかりが絶える事がない。小腹が減った時にここを通りかかると、試食だけでけっこう空腹が満たされたりもする。いやいや、もちろん営業中にそんな事はやってない、これは休日の話。でも今日はこの小腹の時間にここを通ってしまったもんだから、ついついいつものように手を出しそうになる。でも普段見かけないものがあり、ちょっと手を出してみたりする。おかげで結局キハチのカレーパンなんぞを買ってしまった。これがまたうまいのなんのって、やっぱりここのカレーパンは最高だな。デザートやケーキなんかもいっぱい売っているので、今度はそれにもチャレンジしたい。イートインもあるので昼食にもいいかもしれない。でもますます太りそう。

2003年4月17日    すかいらーくと大戸屋
麻布十番という街は本当に食事をするのに困る。今日もお昼に困ったので、三田方面に出てみる。しばらく歩いても何もなく、15分ほど歩いて慶応大学前に出る。普段看板を見ながら歩く事はあまりなかったので今まで気づかなかったが、このあたりはビルの上にけっこう食事どころがある。信号前のビルの2階にすかいらーくと大戸や屋を発見。とりあえず大戸屋に行ってみる。エレベーターを降りるとそこはいきなり店内、入り口付近にコギャルが大量にたむろしていたので入店を断念、やむなくすかいらーくへ向かう。こちらのビルは階段で、まわりは殆ど人気がない。店の中を覗いてもあまり人がいなかったが、勇気を振り絞って中へ入る。するといきなり中国人のアルバイト店員がやってきて、ムチャクチャな日本語でランチの説明を始める。面倒なので日替わりランチを頼むと、それはないと言う。何でないんだと聞くと、いきなり他の店員があわててやってきて、用意できますと言って再度オーダーを取っていった。おかしな店だ、これじゃあお客がいないのもうなずける。大戸屋の格安ランチは捨てがたかったが、混んでてコギャルと一緒の席では飯は食えないのでしょうがない。ほどなくして出てきたランチは予想通り期待はずれ、おかずがライスを食べるほどない。しょうがないので米に塩をかけて全部平らげる。フリードリンクも値段が高い割には充実度が低く、ジョナサンのほうが全然勝っている。今日は失敗失敗、もうここに来る事は二度とないだろう。

2003年4月16日    じゃんがらとじゃんぱら
お茶の水、御徒町、湯島と今日のアポは全て秋葉原方面。よって徒歩の場合、いやでも電気街を抜ける事になる。午後から出かけ、まだ昼飯を食べていなかったので、電気街裏にあるじゃんがらラーメンに寄ってみた。午後3時を過ぎているというのに、外にはまだ行列ができていて、おっさんとオタクでいっぱいだった。この秋葉原店というのは、じゃんがらの1号店で本店でもある。もちろん場所柄という事もあり、全店舗の中で一番混んでいる。にもかかわらず、ここだけは昼の時間帯はなぜかぼんしゃんがない。ぼんしゃんというのは、普通のラーメンよりだしが少し濃い目で味が濃厚、九州出身者が好む味だ。今日は気温が高かった事もあり、あっさり系のじゃんがらにした。店を出てふと近くの看板が目に入った。じゃんぱらと書いてある。あのパーツや中古販売で有名な店だ。そういえば昔ここで増設用のメモリを買った事がある。このじゃんぱらとじゃんがら、場所も近いし名前も似ている。じゃんがらラーメンがオープンする時に、それをもじってつけたのだろうか。いやいや、そんな事はない。確か長崎の祭りの音、じゃんじゃんがらがらというところから来ているはず。こじつけか? どちらもそんなに歴史のある店ではない。でも名前が似ているのはとても気になる。

2003年4月14日    博多一風堂
今日もアポイントは銀座、当然昼飯も銀座。どこにしようかとうろうろさまよっていると、博多一風堂の看板が目についた。昼にラーメンは腹持ちがしないので、ご飯類の店がないか周辺を探す。近くにあったのはカレー屋と牛丼家、さすがにこれはもう勘弁と言う事で、一風堂にまだランチがある事を願って入る。銀座店は地下にあり、少し入りづらい。何度も通ってるこの店、しかし銀座店は一度も入った事がない。思い切って階段を降り、店の中へと入る。少しお昼の時間を外していとはいえさすが有名店、けっこう人が入っている。白丸元味を頼んだら、ランチでなくていいですかと聞いてくる。ラッキー、まだこの時間でもランチは大丈夫だった。100円増しで餃子とライス(お替り自由)が付いてくるので、これを頼まない手はない。もちろん麺類かご飯類か迷った時は、両方食べられるのにこした事はない。早々に注文の品が出てきたので、まず餃子から食べてみる。そしてご飯、ラーメンと立て続けに口に入れる。うまい、久しぶりに食べるここのラーメンは、遠く博多にいた頃を思い出させる。博多が本店という事で、もちろん味は現地と変わらず、細くしまった麺と白濁しているが決してくどくないスープが、ラーメンファンをうならせる。九州ラーメンでは九州じゃんがらも有名で、人気を二分している。どっちが好きかと言われたら、それはいい勝負で、その日の体調によって食べたいほうが変わる。今日はあまりラーメンという気分じゃなかったのに、食べて満足、いや〜、うまかった。

2003年4月13日    週末はいつも雨
今朝もけたたましい目覚し時計の音で目が覚めた。と思ったが、それは例の風鈴の音だった。朝から風が強く、リンリン鳴って煩くて寝てられないのでやむなく起きる。しかし何だか雲行きが怪しい。このところ週末に雨が降るケースが多く、おかげであまり遠出をしていない。せっかくの桜のシーズンなのに、ことしもまた花見をする事なく終わってしまった。そうは言っても家にいるのはストレスがたまるので、出かける事にした。徒歩で川崎へ、目的は西口の八重桜通りの桜を見るためだ。ここの桜は花笠という種類なので開花が遅く、通常4月中旬から5月初旬までが見頃。かなり大きな花をつける、豪華で綺麗な桜だ。川崎駅西口から道路両側500mに渡って並木が続き、ソメイヨシノと違ってかなり長い期間花が見られる。デジカメを持って家を出たら突然雨が降り出して、結局何枚かしか写真は撮れず、以降は来週の課題となった。たまには遠くへ行きたいところだが、仕事に復帰して以来体力と天気がマッチングせず今日に至っている。帰り道に新装開店のニュータンタン麺へ寄ったら、子供連れの暇な主婦が長蛇の列を作っていて、中には入れなかった。オープニングセールでラーメンが半額らしい。この雨の中ご苦労なこった。あほくさいのでそそくさに退散、他の店に寄ってみたがそこも閉まっていた。今日は昼飯抜きだったので、これにはやたらと腹が立った。やむなく近所のスーパーへ駆け込み食材を調達する。しかし今日はロクなものが残ってなくて、家に帰って食べたのはレトルトカレー、生きていくのが少しいやになった。

2003年4月11日    味太助とねぎし
またまたアポは汐留。お昼前に現地に着いたので、例の太助へ行ってみる事にした。12時少し前だというのに、もう店は人でいっぱい、行列ができている。ほどなく店内へ案内され、一番入り口近くの席に座る。即刻注文を聞かれたので、すかさず牛たん定食を頼む。しばらく待ってそれは出てきた。おそらくこれを食べるのは5年ぶり、本当に久しぶりだ。昔食べたものと何も変わってないのが妙に嬉しく、感慨深く一口目を食べる。うまい、やっぱり牛たんと言えばこの味だ。やたらと厚く、歯ごたえがあるのがこの店の売りだ。このグニャグニャした、何とも言えない歯ごたえがたまらない。定食に付いてくる麦飯と漬物のマッチングもよく、あっという間に平らげる。いや〜、満足満足。有名な牛たん屋といえば他にねぎしがある。ここもけっこういけるのだが、ここの牛たんは肉が薄め。その代わり定食には麦とろがついてくる。かなり上品な味と言っていいだろう。味太助が仙台で発祥して、全国に広がったのに対して、ねぎしは東京で創業、仙台に出店している。どちらがうまいかと言われると、これは好みがわかれると思う。でも自分的には、仙台本店で食べた牛たんが一番うまかったと思う。東京との違いは確かにあり、仙台のほうがカットが大きくワイルドなのだ。これは何者にも変えがたい。でも東京で仙台の味が食べられるのだから、これはありがたい事だ。また行こうと思う。

2003年4月10日    新トレンドスポット汐留
今日また新しい複合型商業施設が誕生した。その名も汐留シティセンター、少し前にオープンしたカレッタ汐留のすぐ隣にある。カレッタと同じように、上の階層はオフィス、地階は飲食街や商業施設になっている。たまたま近くにある広告代理店にアポイントが入っていたので、ついでに中を通ってみた。飲食店に関しては、有名店といわれるところが顔を揃えており、仙台の牛タンで有名な太助も入っていた。個人的にはこれは嬉しい。K社時代は仙台出張が多く、その都度食べていたのが太助の牛タン。その忘れられない味がこんな所で食べられるなんて。しかも牛タン定食通常1200円が、オープン記念で1000円で食べられる。今日は時間がなかったので、後ろ髪をひかれながらもそそくさにそこを立ち去った。今度来た時は必ず食べよう。1階に上がると、どこかのテレビ局が取材に来ていた。何だか見た事のある人がインタビュアーをやっていて、ここの責任者と思わしき人物がビジョンを語っていた。これはたぶんワールドビジネスサテライトだと思う。とりあえず携帯のカメラでロケの様子を撮影、今日は誰にも止められなかった。中の撮影を終えたクルーは外観の撮影を始め、そのインタビュアーもそのままついていった。しかしその人の名前がいつまでたっても思い出せない。

2003年4月9日    40円の休憩スポット
毎日毎日都内を徒歩で営業。一日平均10キロ以上歩くので、午後になるとかなり疲れてくる。昼飯はいつも讃岐うどんなので3分で終了、全然休む暇がない。街中はベンチもなく、移動の電車も立ったまま、座れるのは営業先のわずかな時間だけだ。しんどくても休むところがないと辛いので、ちょっと探してみた。と言っても思い出しただけ、たまたま近くを通ったので寄ってみた。場所は芝公園近く、ダイエー本社の中にある。実はここ、昔よく利用していた所で、会社がこのすぐ近くにあった。多少レイアウトやスタイルは変わっていたものの、今もそれは存在した。HOC1階がダイエーの店舗になっていて、食品等を売っている。それら商品を買えば、その場所は自由に使っていい事になっていて、昼時はOL等でいっぱいになる。なので利用時間はその時間帯を外して、午後2時以降が望ましい。店の中にはあらゆる食品が置いてあり、その中にPBブランドのドリンクがある。コーラやジュースが39円、コーヒーやお茶が58円、それぞれ税込みで40円と60円である。つまりここは、40円払えば自由に使っていいスペースなのだ。トイレもあるし、他にパンや惣菜も売っていて、普通に昼飯を取るという事もできる。ドトールのような安いコーヒーショップさえドリンクは最低150円なので、これは実にありがたいシステムだ。ちょっと難を言えば、何の関係のない老人が時々たむろしていると言う事ぐらいだろうか。

2003年4月8日    早くも騒音の季節
こんなに早くこのシーズンがやってくるとは思わなかった。夜中じゅう目覚まし時計がなっている。いや、正確に言うとこれは風鈴なのだ。深夜から早朝にかけて風が強くなり、隣接するベランダに吊るされている風鈴がガンガン鳴って、煩くて眠れない。通常この風鈴、夏に出てくるものだった。少なくとも去年まではそうで、7月から9月くらいまで吊るされている。ただこの風鈴が通常のものでなく、かなり音が大きくよく鳴るタイプのもので、昨年も苦情が出た。しかしこの住人はそんな事はかまわず、逆に大家に文句を言って更に大きいものへと取り替えた。なので夏場は眠れなかった。風鈴がそんなに煩いかと疑問に思われるかもしれない。実はこの付近、風の通り道でいつも激しい風が吹く。それゆえにリンリンと風流に音が鳴るのではなく、リリリリリ・・・と目覚まし時計のように激しくなるのである。しかもこの住宅、一応マンションだが中身はハリボテ、窓も壁も非常に薄くできている。よって隣の部屋の会話がはっきり聞き取れ、屁などこくと壁を叩かれたりするのだ。もちろんガラスもサッシも最低ランクのものを使っているため防音効果はなく、風さえ入って来るのでいつもカーテンが揺れている。家鳴りも激しく、これからのシーズン、パリパリ、カタカタと始終ラップ音が続く事にもなる。更に悪い事に、防音と暴風の役目を果たしていた隣接するマンションが取り壊され、道路と電車の騒音が激しくなり、風も更に強くなった。そこにこの大型風鈴が・・・。通常夏場のものがなぜ出てきたかはなぞだが、これから冬場までこりゃ眠れないぞ。変な住人も多いので早く引っ越したいのだが、仕事が落ち着くまでそうも行かず、また鬱になりそうだ。

2003年4月7日    花の命は短くて
昨日のかなまら祭りが強烈過ぎて、一日じゅうでっかいマ〜ラコールが頭の中をよぎる。今日は天気がよく気温がぐんぐん上がり、とてもジャンパーなんか着てられないような状態。都内を営業で回っているが、天気予報では明日から雨との事で、桜が見られるのは実質今日が最後だろう。久しぶりに東京タワーの横を通ったので、中でちょっと休憩。、ご飯でも食べようと2階の飲食街へ上がってみた。しかしそこは昔と違って、かなり寂れていた。飲食街だったところは何もない空間になっていて、適当に椅子等置いてある。お土産屋も店が減ってレイアウトが変わり、閑散としている。昔は東京観光といえば東京タワーが定番だったのだが、最近は新しいスポットが次々とでき、もうここの役割は終わったようだ。アクセスもあまりよくなく、近くに駅がないというのは致命的なのかもしれない。いずれにしても地上波デジタル放送が本格的に始まって、上野に新東京タワーが完成するとここの役割も終了、これは時間の問題だ。昭和32年に完成して以来、今迄大きなリニューアルをする事もなくここまで来た。このレトロチックなスペースが何とも好きだったのだが、ここまで老朽化して寂れてしまうと、さすがにもう誰も足を運ばないだろう。時おり老人や子供達が展望台に向かうエレベーターに乗っているだけ。時代の移り変わりの速さを感じた。ここでは昼食が取れないためにやむなく移動、目黒方面に向かう。目黒といえば目黒川の桜。せっかくなので川沿いの道を歩いてみる。今日は満開、既に散り始めていて、風に花びらが舞い、花吹雪となって降ってくる。しみじみ日本の春を感じる今日この頃である。

2003年4月6日    かなまら祭り
川崎大師すぐそばの若宮神社で行われる奇祭、かなまら祭りへ行ってきた。かな=金、まら=ナニの事、地元ではこれをちんぽ祭とも呼んでいる。行くまでは大した事ない祭りなと思っていたが、現地に着くともう大変、既に人でいっぱいだった。外国人が非常に多く、目立ったのはアメリカ系の白人、このテのネタは大好きらしい。さっそく大きなナニの御神体にまたがったりして、大騒ぎしていた。しばらくして神事が始まり、神輿に御神体を入れる儀式を見る。極めて冷静、真面目にやっている。そして太鼓の演舞の後、宮出しが始まる。先頭を切ったのはエリザベス神輿で、「でっかいマ〜ラ、でっかいマ〜ラ」とかけ声をかけながらゆらゆら進んで行く。担いでいるのは全員オカマと女装。どうやらエリザベスという店の従業員らしい。続いて黒い御神体の神輿が出てくる。玉が横に二つ付いており、黒光りしている。本体上四隅に房が付いていて、太鼓台のようだ。揺れるたびにそれが綺麗になびいている。船台のようなものに乗っていて、見た感じはかなり新しい。これもゆらゆらと揺らされながら神社を出て行く。そしてその後に御神体本尊神輿が続いてくる。この神輿は動きがおとなしいが、時に真ん中を固定して左右に大振りを決める。よって御神体はボルトで固定されている。この神輿の後に若い女性や外人が、ぽこちん飴をベロベロじゃぶりながら付いて行く。どこで売っているのか知らないが、なんとも不思議で笑ってしまう光景だ。新居浜祭りが日本一のエキサイティングな祭りなら、この祭りは間違いなく日本一のエキセントリックな祭だ。関東の祭りが粋でイナセだとよく言うが、ようやくその意味がわかった(笑)。

2003年4月4日    花よりうどん
天気予報とは裏腹に、今日一日晴天。都内はどこに行っても桜が満開できれいだ。お昼前に会社を出たので、先に昼飯でも食べようと思って、近くの清八郎(せっぱ)おじさんに行く。12時少し前なのにもう店内は人でいっぱい、わずかに空いていた席を確保してうどんにありつく。最近この店の前では、清八郎氏自ら客の呼び込みをしていてけっこう目立っている。おかげで流行っているのかも知れないが、今日もまたうどんを食ってしまった。3分で食べ終わり店を出て、田町方面に向かう。途中饂飩四国の前を通ると、そこは店の外に長い列ができていた。やっぱり讃岐うどんブームは本当なのだろうか。ついでに吉野家の前も通るが、そこも大行列。何だ、この辺の人達はどこでも並ぶのかと思った瞬間、牛丼並250円と書いたポスターが目に入る。普段より30円安い。しかし安いのはたかが30円、そのためにわざわざ大行列しているのか? 殺伐としたその雰囲気に、女子供はすっこんでろ、そんな吉野家コピペが頭の中をよぎった。午後芝公園方面のアポをすませ、ようやく一服。あまり桜を見る暇はなかったけど、増上寺周辺の桜はきれいだった。

2003年4月3日    皇太子殿下に遭遇
すっきり晴れてるわけではないが、雨はやんでくれた。午前中から営業に出るが、今日はどこに行っても花見客だらけ、朝から場所取りをしている。お昼に新橋を通ったので、またせとうち旬彩館によってみる。今日はすんなり2階に入れたので、ここでお昼を済ませる事にした。当然頼んだのはうどん、素うどんだと情けないので、一応じゃこ天うどんにする。しばらくして出てきたそのうどんは、まさに讃岐うどん。麺といいだしといい四国によくあるうどん屋そのものの味だ。飛びぬけてうまいわけではない。でもなんだか懐かしい味というか、食べなれたいつもの味なのだ。東京には最近色んな讃岐うどん屋ができたが、これこそが紛れもないオーソドックスな讃岐うどんと言っていいだろう。かけうどん1杯400円、きつねうどんは700円、少々高い気もする。でもわざわざ四国へ行かなくても食べられる事を考えると、これは納得できる値段かもしれない。あえて文句を言うならば、店員の質と教育。注文を何度も忘れる、水をいつまでたっても持ってこない、やむなく自分で汲みに行くが気づいてても知らんふり、なかなか素晴らしい接客態度だ。少々憤慨しながら店を出て、午後から九段下方面に向かう。地下鉄の駅を上がって驚いた。そこは黒山の人だかり、花見の客でいっぱいだ。次のアポは靖国神社の前なのだが、なかなか前へ進まないため、通常5分で行く所が15分ほどかかってしまった。そこでの用を済ませ今度は半蔵門方面に移動、せっかくなので千鳥ヶ淵を通ってみる事にする。ここも人出が凄く、花を見ているというより人を見ているという感じ。かなり時間をかけてやっとの事で半蔵門まで抜ける。そこにまた人垣ができていて、よく見ると皇居内から誰か出てくる。ほどなく黒塗りの車が登場、窓を開けて誰かが手を振っている。おおっ、皇太子殿下だ。これはひょっとして花見なのだろうか。車はそのまま静かに加速して、どこかに行ってしまった。平和な国だ。

2003年4月2日    桜餅の文化
せっかく桜が満開だというのに、朝から雨。このまま振り続けると、今週末花見をするまでもなく終わってしまう。なんとか週末まで持ってほしいものだ。ところで桜のシーズンと言えば桜餅、やはり花より団子なのだ。で、この桜餅、関東には別のものがある。ようするに二つのタイプの桜餅があるわけで、関東は長命寺、関西は道明寺と呼ばれている。長命寺は生地で餡を包んだクレープのようなもの、道明寺は粒餅の中に餅が入っているおはぎのようなものだ。西の生まれの自分としては、もちろん後者に馴染みがあり、桜餅といえばこれの事をイメージする。食感も、餅米の粒々感がある道明寺のほうがよく、クレープのような歯ざわりの長命寺はちょっと物足りない。関東に来てかなり長くなるが、いまだに我が家の食文化は変化なし。と言うよりも、関東の食べ物はあまりうまいものがないのだ。例えば同じうどんでも、関東は真っ黒でしょっぱいだしにフニャフニャの麺、こんなものは食べられない。やっぱり透き通ったいりこだしにコシのある太い麺、これがうどんだ。他の食べ物にしても、何でもかんでも濃い味で品がない。こちとら江戸っ子だいっ!なんて啖呵を切ったりするが、これのどこが粋でイナセなのかよくわからない。

2003年4月1日    エイプリルフール
朝からなにやらあわただしい。年度の初めという事で、いろんな情報が錯綜する。特に広告関係は業界再編ともいえる、会社の統合併や新会社の設立が相次いだ。朝から電話を入れてみると、もう社名が変わっていたり、担当者がいなくなっている会社さえもある。代理店各社では新入社員が入ったり、組織が大幅に変わったりとおおわらわだ。こんな日に、飛び込みで営業に回る媒体社がいたりするもんだから困ったもの。いくらアポが取れないからと言って、大手関連の会社がアポなしの無名媒体社の人間に会ってくれるはずがない。年初のクソ忙しい時に迷惑な話だ。そうは思ったが、他に手段がなく今日一日そのスタイルで通す。ところがこれが意外にも会ってくれたりするから世の中は不思議なもの。普通媒体社がアポなしで代理店を回るという事はしないので、珍しさもあって担当者が出てくる。あまり長居しないように気をつけながら、話を聞いてもらう。エイプリルフールだからといって、特に冗談は言わなかった。今日は天気もよく、都内は桜が満開だ。某社を出て芝公園前を通ると、花見の客の中にカメラが3台いた。またしてもロケだ。なんかどっかで見た顔ぶれだと思ったら、また「あんたにグラッチェ」のロケ。渡辺正行、高田純二、大竹まことの3人が大騒ぎをしていた。よく見ると梨花もいる。あわてて携帯電話のカメラで写真を撮ろうとしたら、スタッフに遮られた。おかげで写真は遠めでしか撮れず、誰が誰だかよくわからない。


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