悪戦苦闘日記


2003年8月30日    夏の終わりのよさこい節
明日で8月も終わり。この夏最後の週末を満喫しようと出かけたのがまた川崎で、わずか一駅を電車に乗って行く。出かけたのがすでにお昼過ぎだったので、街はすでにかなりの人出になっていた。何をしようかと考えた末、この夏の総決算(どこが?)という事で歌広場へ。エレベータに乗りドアが開くと、そこに誰もいなかった。普段あれだけ行列しているのに、今日の店内はガラガラ。この店は値段が安いので客層が若く、いつもは中高生が大半を占めている。しかしこんなに空いているということは、夏休みの宿題にでも追われているのだろうか。何はともあれ、人が少ないというのはいい事だ。待ち時間もなく、すんなりと部屋に案内される。カラオケに行くと年がいもなく、いつもヒットチャートの上位から歌い始める。しかし今日は趣向を変えて、夏の終わりのハーモニーを歌ってみた。それから延々と歌い続け、普段は2時間で切り上げるところを1時間延長し、結局3時間歌い続けた。最近の締め曲はケミストリー、しかし今日はよさこい節にしてみる。スカッと声が出て、いつも以上に気持ちよかった。できれば一度よさこい祭りで、地方車の上に乗って思いっきり歌ってみたい。生歌でやっているよさこいチームの方、連絡待ってます(笑)。残念ながらこの歌広場、来月から値段が上がるらしい。今までは1人1時間ドリンク付で100円、これが180円になるとの事。今までが安すぎたとはいえ、2人で2時間400円だったものが今度からは720円。その差額は320円、これだけあればはなまるうどんが3杯食べられる。まあしょうがないか。そんなわけで店を出てすぐ近くにあるはなまるうどんへ行く(笑)。かけ中+かけ小、合計315円を払って中途半端な昼食を取る。このあと街をブラブラして、帰りは自宅まで歩く。近所の商店街で夜店をやっていたので、これもちょっと覗いて帰る。本日の出費は約1000円、なかなか充実した夏の終わりだった。んなわけないか。

2003年8月29日    少年時代
8月最後の週末、人も車も慌しく過ぎていく。それにしても暑い。おそらくこの夏最高といっていいだろう。こんな日に限ってアポイントは詰まっている。しかも駅から遠い会社ばっかり。ジリジリと焼け付くアスファルトの上を、重たいかばんをぶら下げて汗をふきふき歩く。会社を出てからぶっ通し、お昼ご飯にありつけたのは夕方4時前だった。これとてゆっくり食べていられない状態で、HOCダイエー本社の1階スーパーで3割引になった弁当を買い、その場で食べた。この間わずか3分。何でHOCかというと、このあとここで打ち合わせなのだ。食べ終わった直後に先方に電話を入れ、程なくやって来た担当者と打ち合わせを行う。飲み物がないので、そこいら辺で打っている缶コーヒーを買って来る。値段は58円と格安、でも結局先方におごってもらう。約1時間の打ち合わせで、ようやく汗も引いてきた。しかし外は灼熱地獄、更に悪い事にここは電車の最寄り駅がない。いや、正確に言うとあるにはある。しかしその駅は大江戸線のホームがないので、乗ることができないのだ。30分歩くか、あるいは大回りして帰るかのどちらかしかない。迷ったあげく先方の車に乗って帰ることを思いつき、便乗して会社近くまで乗って帰る。今日はやたらと道路が混んでいて、芝公園から麻布十番まで30分かかった。歩くのと同じ所要時間。やっぱり健康のためには車に乗ったほうがいいな(笑)。歩くと熱射病で倒れていたかもしれない。会社に帰ると、いつもは蒸し暑く感じる事務所内が今日はとても涼しく感じた。これは外が相当暑かったと思われる。体感温度35度以上、久しぶりに頭がクラクラした。世間の夏休みも今週で終わり、週末はさぞかし海へ山へと繰り出すのかと思いきや、天気は下り坂。一部では雨のマークさえ出ている。結局今年の夏は、海や山の姿さえ見る事なく終わりそうだ。しょうがないのでこんな時は、井上陽水の「少年時代」でも聞いてみよう。

2003年8月27日    高円寺阿波踊り
今日は高円寺阿波踊り本番。仕事をなんとか午後7時に終え、高円寺へ直行。現地に着いたのは7時半、始まってもう1時間もたっている。急いで南口の演舞場に行ってみるが、そこでは何もやってなかった。すでに各連は流しに入っていて、車両が封鎖された商店街から激しい鳴り物の音が聞こえてくる。中央通り方面に向かうと、いきなり葵新連がやって来た。ここは徳島葵連の姉妹連、基本は正調で徳島の踊り方と殆んど変わらない。衣装も青が基調のオーソドックスなもので、派手さはないが躍動感のある踊りとマッチしている。一番最初にまず葵連系が見られてタイミングはよかった。駅南口中央あたりで比較的見やすいところがあったので、しばらくそこに留まり、次々とやって来る連を見る事にした。あまりなじみのない連や初めて見る連もあって、けっこう楽しめた。小一時間見ていると、なにやら見た事のある踊りの派手な連がやって来た。くすのき連だ。この人たちは全国各地の阿波踊りに出没し、観客を沸かせている。今年の徳島本祭りにもお忍びで参加し、上々の評判だった。しかしこの人たちはナント、公務員なのだ。大田区役所の職員で、普段は普通に仕事をしている。踊りは阿呆連系の踊りを踏襲していて、動きが大きく速い。得意技はヤッコ踊りで、本日も技をビシッと決めてかっこよく通りを抜けていった。よく練習していると思うのだが、それだけの時間がよくあるなとも思った。くすのき連を見た後、青梅街道沿いまで歩いてみた。距離はかなりあるのに、どこまで行っても人がいっぱいでなかなか前へ進めない。ルックで折り返すと、そこでも阿波踊りをやっていた。終了時間が迫ってきたので駅方向へ戻ると、そこには葵連がいた。おっと、本体がこんなところまで出張かと思ったら、むさしの葵連だった。でもなんとなく徳島の人たちが潜りこんでるような予感がした。最後にもの凄く盛り上がっている連に遭遇、ちどり連だった。最後だからかもしれないが、鳴り物隊がそのままの鳴り物を使って、サンバのリズムを刻んでいる。踊り子も速いテンポで踊り、非常にテンションを上げて絶叫している。こういうのは始めて見た。終了時間の午後9時30分、今日の祭りは終わった。そそくさと電車に乗り、家に着いたら11時を過ぎていた。こりゃ明日がキツイなあ。

2003年8月26日    四国三大祭り
終わってしまえば後の祭りで脱力感だけ残る。しかし終わりはまた始まりでもあって、次の目標がやってくる。高円寺阿波踊り、関東最大の阿波踊り大会だ。よさこいに行って阿波踊りも行くのは、節操がないと思われるかもしれない。しかしよさこいのルーツはあきらかに阿波踊りにあり、このルーツは徳島にある。高円寺で阿波踊りが始まったのは昭和32年、今から47年前で、高知によさこいが生まれた3年後の出来事。つまり両者の歴史はさほど変わらない。しかし阿波踊り自体は、400年以上も前に生まれた歴史のある伝統行事だ。意外と知られていないのは、よさこいも阿波踊りも四国の祭りだという事。関東人と話をしていると、よさこいは札幌の祭りで、阿波踊りは高円寺の祭りだなんて平気で言っている人がいる。こんなのはまだいいほうで、阿波踊りって広島?とか、高知でもよさこいやってたんだ〜、なんて話もある。認識不足もほどほどにとは思うのだが、実は関東人は西の地理にめっぽう弱い。四国四県をちゃんと言える人がどれだけいるだろうか。位置関係はもちろん、県庁所在地なんて殆どの人がわからないんじゃないだろうか。そんな田舎の祭りが、日本中に広がろうとしている。全国各地、よさこい祭り、もしくは阿波踊りがない都道府県は沖縄だけ。(沖縄にはエイサーがある) 面白いのは徳島にはよさこいチームがなく、高知には阿波踊りの連がない事。これはお互いを激しくライバル視しているのかと思いきや、阿波踊りのほうはどうやらそうではないらしい。これは老舗踊り系祭りの自負からなのだろうか。この件について徳島の人はいたって冷静である。もちろん祭りとなると激しく盛り上がるのだが。そして四国と言えばもうひとつ、太鼓祭りがある。徳島阿波踊り、高知よさこい祭り、新居浜太鼓祭りの3つを四国三大祭りとよく言う。こちらは踊り系ではなく山車系、人がまとまって形になるのではなく、太鼓台を中心に人が集まる。最初から形あるものなので、豪華さを競い合い、今のような巨大な黄金の山車が出来上がった。その歴史は300年余、新居浜はもちろん、瀬戸内地域に同じ形の大型神輿が数多く存在する。しかしなぜこの祭りだけが全国区にならないのだろうか。推測するに、阿波踊りやよさこいは市民参加型の祭り、基本的に人がいれば成り立つ。かたや太鼓祭りは部落中心の男祭りで、参加できる人が限定されている。しかも1台数千万〜1億もする太鼓台を、世帯数数百の町で維持するのだからそれは大変な事。よって一朝一夕では始められないわけだ。他に例を見ないこれだけ豪華な祭りなのだから、もう少しメジャーになってもいいと思うのだが。できれば表参道を48台のスーパー太鼓台で埋め尽くして、東京都民の度肝を抜いてみたい。

2003年8月25日    祭りのあと
あっという間に祭りが終わってしまった。昨日はスーパーよさこいと鶴見川花火大会、この夏最後のイベントを充分満喫したはずだが、祭りの後というのは何だかむなしい。2日間動き回って歩いた距離はナント18km、しかも両日とも昼食は抜き。この夏最高の暑さも記録し、1日に飲んだドリンクは5本、これは過去最高だ。体力も限界、足腰をやられて今日はまっすぐ歩けないし、それ以上に下半身は足先まで神経がピリピリと激しく痛む。祭りを見ているだけでこれくらい疲れるのだから、踊り子はもっと疲れるんだろう。高知チームは夜行バスで12時間かけてやってきて、着いたらさっそくステージへ。終日演舞場を回って、主力チームはさらに六本木ヒルズまで移動してまた演舞。ほにや、ゑびしばはそれで終わらず、夜には埼玉まで足を伸ばしてまた演舞。宿泊所に戻ったら即刻就寝で、起きたらすぐに出発。ストリートを駆け抜け、1日踊って閉会式でまた踊る。終了後再度夜行バスで高知へ戻っていく。これで翌日から普通に仕事をしているんだから、もう驚異的というしかない。やっぱり若さのなせる業なんだろうな。日々の練習もあるし、遠方への出張もあるし、参加費用も自費。よっぽど熱意があるか祭り好きかでないとこんな事はできない。そういえば自分も学生時代はそうだったかもしれない。寝ても覚めてもライブ、ライブで、毎日深夜まで歌っていた。1日8時間ギターを持って、暇ができればバイクで走る。あの頃の情熱と体力があれば、何でもできそうな気がする。少なくとも当時のスリムな体と丈夫な腰さえ取り戻せれば、よさこいでも阿波踊りでも何でもこなしてみせる。もし今それだけ元気ならば、もう少し自分の趣味に情熱を傾けたい。趣味って何って聞かれたら、最近は旅行と歌う事と答えている。なんだ、全然変わってないじゃないか(笑)。あっという間の2日間、祭りは確かに終わった。でも待てよ。次は高円寺がある。

2003年8月24日    スーパーよさこい2003〜2日目〜
スーパーよさこい2日目、今日も暑い。今日は表参道を封鎖してよさこい祭り、やっぱりよさこいはストリートが命だ。どの会場も12時スタートだったので、表参道に一番近い原宿口ステージにて待機、スタートはまたもほにや。表参道での流しが12時30分からだったので、ほにやの演舞終了後さっそくストリートへ移動。原宿駅前は人でごった返していて、そのうえ歩道橋が封鎖されている。おかげで移動に時間がかかってしまい、スタート位置についた頃にはもう演舞が始まっていた。トップは本丁筋、正調スタイルの高知のチーム。最近の流行に流されない、地味だが好感が持てるチーム。ひとつ置いてやってきたのは茂原飛天龍。このサイトでもお馴染みの千葉のチーム。昨日も演舞を見ていたのだが、久しぶりに見て驚いた。衣装、楽曲、演舞の全てがほにやスタイルになっている。去年迄のものとは全く違う、別のチームに生まれ変わっている。聞くところによると、今年からほにや代表の泉氏がプロデュースを行ったとの事。どうりで似ているわけだ。旗の振り方までほにや流になっていて、遠くから見ると見分けがつかないくらい。ほにやファンの渡り鳥からすると、この選択は非常に興味深い。もちろん歓迎で、関東にもしなやかで優雅な演舞をするチームができてうれしい。その後に高知チームが続々とやって来た。アートウェイブ、十人十彩、そしてほにやだ。今日は表参道のかぶりつきで見ていたので、踊り子との距離はわずか30cm。ほにやは衣装も綺麗だが、踊り子も美人揃い。いや、そんな事よりもやっぱりこのチームの演舞は素晴らしい。ストリートではステージ以上に綺麗に決まっていて、今日の演舞は完璧といっていい。周囲も驚嘆の声をあげる。しばらくしてやってきたのは京町・新京橋ゑびすしばてん連。遠くからでも目立つ朱色の衣装が目を引く。ストリートになるとこのチーム、さらにパワーアップし、周囲を巻き込んで盛り上げていく。誰にでも踊れそうな踊りと乗りやすいリズム、不景気なのに商売繁盛と威勢もいい。昨日同様「大当たり〜」が周りを沸かせる。ほにやの気品の高さと比べてこちらは親しみやすく、見た人を確実にその世界に引き込んでいく。う〜ん、今年の勝負は拮抗している。表参道を後にして各会場を巡回、最後の演舞が終了し閉会式となる。帰宅後この夏最後の花火大会を見に行き、今年の夏は終わった。

2003年8月23日    スーパーよさこい2003〜1日目〜
とうとうこの日がやって来た。原宿元気祭り「スーパよさこい2003」。いつもより遅めに起床し、軽く朝食を取って出発。家を出たのが10時前だったので、原宿に着いたのは11時少し前。電車は比較的空いていたが、原宿駅はすでに人がいっぱいで、改札を抜けると衣装を着た踊り子がいっぱいいた。今回は明治神宮の開会式、奉納演舞から全部見たかったので、急いで神宮を目指す。11時をちょっと過ぎてしまったので、本殿に着いた時にはもう踊り子たちが境内にスタンバイしていた。しばらくすると来賓が入ってきて、橋本知事も夫人同伴でその中にいた。お払いが終わり演舞が始まる。全部で5チーム、高知から参加のほにや、ゑびすしばてん連も奉納演舞に参加。この2チーム、常に高知本祭りで大賞争いをしていて、演舞に甲乙がつけ難い。ここで両チームが一緒に見られるので、期待して見ていた。ほにやの演舞が始まる。去年と衣装がかなり変わっていて、曲もアップテンポ、踊りもスピードのあるものになっていた。ほにやのしなやかで優雅な演舞は好きだ。他のチームでは真似できない衣装と楽曲の完成度の高さ、踊り子の質の高さは特筆するものがある。しかし今年は何かが違う。ちょっと人数が少ない? 聞いたところによると、同じ日程で和倉に行っているグループがいるらしい。つまり2班に分かれて遠征しているとの事。しかし、それでもこのレベルの演舞ができるとは素晴らしい。さすがほにや、周りの人も凄いを連発していた。奉納のトリは今年大賞を取ったゑびしば、事前情報ではかなり評価が高かったが、その期待を裏切らなかった。いや、予想以上の演舞だ。衣装、曲、踊り、これは過去最高レベル、つまり今年は最強チームだ。一糸乱れぬ踊り、曲のノリもいい、しかも「大当たり〜」なんてセリフが入っていて、衣装についてる弓矢が的に刺さる。これは企画の大勝利であり、観客にもバカ受け。いや〜、見ていて楽しいし面白い。このチームの凄いところは、演舞をする時の縦横の位置。これが完璧に升目になっている。なので斜めから見ても列が揃っているのだ。これは相当練習に時間を費やしているのだろう。日々の努力に脱帽。このあと各会場で演舞が始まり、夜まで高知チームの追っかけ、暑くて死にそうだった。

2003年8月21日    テレビが映らない
3日ほど前から突然テレビが映らなくなった。元々電波状態の良い所ではないので、それなりにしか映らなかったのが、今度は全然映らない。民放はかろうじてノイズまみれの輪郭が見える程度、NHKに至っては砂嵐だ。前からNHKは映らないので受信料は払ってないのだが、それを理由に今回のトラブルについてNHKは調査を拒否。話によると、今住んでるマンションの7割の世帯がNHKに不当に金を徴収されているらしい。うちにもしつこく来る。ちゃんと映らないものに金は払わない、これは当然の事で、当のNHKもこれについては具の根も出ないはず。にもかかわらず、悪徳受信料徴収人の執拗な訪問に払うのを余儀なくされている。なんて人のいい連中なんだろう。大体この受信料徴収人は、NHKの職員でもなんでもない。ただの業務委託。出来高制で報酬を貰っている連中で、新聞勧誘員なんかと似ている。つまりそれなりの人間がやっているわけで、一度目を付けられると百戦錬磨のあらゆる技を繰り出して集金する。あまりにもしつこいので、こちらも新たな技を編み出した。「NHKですが〜、お宅にテレビあるますよね〜」、大体こう来る。そこで「心配ありません」とか「間に合ってます」とか言ってすぐ切る。これでやる気の失せた相手はまず帰る。しかし、こんなのでひるまないしつこい奴がいる。再度チャイムを鳴らし、ドアの外で大声で何かしゃべる。しばらくおとなしくして、ドアの外で待つ。こっちが外を確認するため、ドアを開けるのを待っているのだ。こういう奴の撃退法は無視するに限るのだが、うっかりインターホンに出てしまったりする。そこでまた一方的にしゃべられるので、「テレビはありません」とキッパリ言って切る。外で戯言を言う集金人、「今時テレビのない家なんてないでしょ・・・」なんて言ってる。勝手にひとりでしゃべらせて、あとはひたすら無視し続けると、そのうち諦めて帰る。そんな時に限ってまたピンポーン、チャイムが鳴る。今度は新聞勧誘員だ。こいつもいろんな技を繰り出してくる。プレゼント攻撃、泣き落とし攻撃、ジャイアンツ攻撃等々、スタンダードな技だ。こんなのは笑って応対、「今時新聞とってないなんて」なんて言うので、「今時は新聞はWebで見るんだよ」と教えてやる。Webだと全紙タダで見れるし、紙より圧倒的に情報が早い。そんな事がわからないようで勧誘員やってるのか? いや、わからないからやってるんだろう。情報は確実に紙から電子へと移行している。しかし、テレビが映らないのだけは何とかして欲しいものだ。

2003年8月20日    タイムスリップグリコ
少し前から気になっていたものがある。CDシングル付のお菓子、タイムスリップグリコ。今日仕事帰りに最寄のコンビニで発見、さっそく買ってみた。歌謡曲全盛時代の懐かしい曲をドーナツ版型CDにて復刻したもので、全部で18種類、値段は300円だ。曲は選べないので、買ってみないと何が出てくるかわからない。ある部分運試しで、この辺の商売はさすがにうまい。ただ楽曲自体はわかっているので、どれが出てもけっこう納得できるものだ。しかし、ひとつだけ欲しくないものがあった。これが出ないのを願いつつ、中を開けてみた。出てきたのはチョコボールが2つ、そして1枚のCD。ジャケットを確認する。ガーン! 箱から出てきたのは、松崎しげるの愛のメモリーだった。パッケージにはキャンディーズ、太田裕美、石川ひとみ、YMO等、涙もののレコードジャケットがプリントしてあるのに、よりによって一番欲しくないものに当たるなんて・・・、ショック。今の自分の運のなさを痛感する。これは聞く気にもならないので、その辺にほっておいた。こうなったら気になる物が出るまで買い続けるか。これじゃ全くメーカーの思うつぼだ。この商品、基本は駄菓子という事になっていて、CDはオマケ。しかし中に入っているのはチョコボール2個だけ。もっともらしく商品製造表示なんてあるが、これで駄菓子なのか? 少なくともこれはCDで、オマケがチョコボール。よってCDショップで売る商品。もちろん子供達は買わないだろう。大人の懐古心をくすぐる商品、そんなものに踊らされた奴がバカなのだが、ここで松崎しげるを引いてしまった自分が情けない。せめて来生たかおなら許せた。でもキャンディーズが出てたらどうだろう。喜んでまた買ってしまったかもしれない。まあこの手の商品は集めだすときりがないので、ほどほどにしておくというのが今回の教訓。

2003年8月19日    またまた知り合いにバッタリ
なにやらあわただしい。午前中は目一杯会議、午後はアポイントが詰まっている。会議終了後、準備もそこそこに慌てて営業に出る。今日は持参品が多くやたらカバンが重い。新規のアポが2件あるのに、これを午後3時までに終わらせないといけない。会社を出たのが1時半、神田に行って六本木まで移動、これを1時間半でやらなければいけない。電車の乗り継ぎが良かったので、神田に着いたのは2時前。ここからものすごい勢いで新規2件の訪問先を回る。どちらも駅に近かったので約40分で終了、神田の駅へ戻る。すると改札の向こうから、見たような人がやって来る。昔いた会社の人だ。この超忙しい時にこんな人に会うなんて、なんというタイミング。時間がないので約3分立ち話をして別れた。自分がいた頃彼は係長だったが、今日貰った名刺を見ると肩書きが次長になっていた。やはり継続は力なり、短期間でかなり出世したようだ。電車が着たので急いで改札を抜け、六本木一丁目へ一直線。駅に着いたのはジャスト3時、ギリギリセーフだった。先方が出てくる待ち時間に次のアポを確定、4時半に新橋となる。移動時間を抜いても1時間あるので余裕を持って話をしていたら、話の流れで別の担当者を紹介され、またまた時間が押してしまう。終了は4時過ぎ、またまた急いで新橋へ移動。着いたのは4時20分、待ち合わせの時間までまだ10分あるので、この間に昼飯を食べる事にした。この時間で食べられるのは牛丼かうどん、新橋は駅前に牛丼屋がないので、やむなくはなまるうどんへ駆け込む。かけ中を頼み、一気に食べる。食べ終わるまで約3分、今日も絶妙の化学調味料具合だ。隣の客が、出汁がうまいなんて戯言を言ってる。それを軽蔑のまなざしで見ながら店を出て、次のアポへ。突然携帯電話が鳴る。先方は少し遅れるとの事、あ〜、急ぐんじゃなかった。それにしても辞める間際に、なんでこんなにバタバタしてるんだろう。

2003年8月18日    麻布十番納涼まつり
麻布十番で祭りがあるらしい。その名も麻布十番納涼まつり、ベタというか全くそのままである。今まで見たことも聞いた事もなかったこの祭り、都内のイベントとしてはけっこう盛大らしい。元々麻布十番なんて縁もゆかりもない所、今の仕事を始めるまでは殆んど足を運んだ事がない。少し前までは地下鉄さえと通っていない、陸の孤島だった。一応気になったので調べてみた。8月22日〜24日の3日間、街じゅうが縁日になるらしい。夜店、国際バザール、盆踊り、お囃子、寄席など、催し物が盛りだくさん、パレードや植木市まで予定されている。なんて雑多な祭り、人出は3日間で30万人とも50万人ともいわれており、これは新居浜祭りにも匹敵する規模。本当かな? 念のため去年の写真を見てみた。確かに人は多い。あの狭い麻布十番商店街幅いっぱいに人が溢れかえっている。これじゃまともに歩けないかもしれない。オフィシャルホームページがあったので見てみると、あまりにもページが重過ぎて写真が途中までしか開かない。これじゃ詳しい事はよくわからないので、あとは実際に行ってみるしかない。しかし、よくよく見るとこの日程、完全に他の祭りとかぶっている。スーパーよさこい、ヨコハマカーニバル、鶴見川花火大会、全部同じ日程。これじゃチャックのしようがない。22日の会社が終わってからというのはありだが、多分会社が終わる時間と祭りが終わる時間は同じくらい。最悪、帰りのラッシュに巻き込まれ、超満員電車で踏んだり蹴ったりにさせることも予想される。次の日のよさこいもあるし、ここはおとなしく早い目に帰ったほうが身のためかもしれない。この際だからまた雨に降ってもらって、人出を調整してもらうしかないか。

2003年8月17日    夏をあきらめた
ずっと雨が続いてどこへも行けない。昨日もどしゃ降りで、結局歌広場なんぞで時間を潰してしまった。コインひとつで遊べる格安のレジャーコースだが、やはりこの時期はどこか行きたいものである。いつまで梅雨が続くのか、あるいは明けないまま秋になってしまうのか、これは何とかしてもらわないと夏が終わってしまう。もちろん仕事でも雨が降るのはうっとおしく、営業に出るのは傘はこれ以上なくじゃまな持ち物。暑いのも辛いけど、びしょ濡れはもっと辛いのだ。楽しみにしていた花火大会も、平和の祭典(大田区)、多摩川(川崎市)、たまがわ(世田谷区)、明治神宮と全中止で全く見られず、荒天のため予備日があっても順延はなし。日比谷公園100年記念行事を始め、週末の主要イベントもことごとく中止。なんてこった。また夏休みは取っていないが、このままだとちゃんと予定さえ組めない。来週からはスーパーよさこい、横浜ハマコイ祭り、鶴見川花火大会、高円寺阿波踊り等々、巨大イベントが目白押し。これすら天気の保障はないわけで、雨が降ったらジ・エンド。週間天気予報では何とか回復するとの見込みらしいが、万が一台風が来ないとも限らない。このままだと何もしないまま夏が終わってしまいそうだ。せめて一度でいいから海か山へ行って、夏を満喫したい。こうなったら梅雨のない北海道か、晴天率の高い沖縄へ行くしかないか。今じゃらんを買ってきて必死で見ている。でも8月に行くのはもう無理みたいだ。かろうじてできそうなのは、お台場に行って人工海浜に足をつけることぐらい。もう夏はあきらめた。

2003年8月15日    花火大会全中止
8月15日終戦記念日、盆の送り日でもある。毎年大田区ではこの日、平和都市宣言記念事業「花火の祭典」が行われる。世界の平和を願うこのイベント、ジャズと和太鼓の演奏、式典、最後に花火が打ち上げられる。この花火大会、この周辺では最大規模で、今年は約6000発上がる。自宅の部屋から見れる唯一の花火大会でもあり、毎年楽しみにしている。首都圏の主な花火大会は見ているが、個人的にはここ花火が一番好きだ。それは他の花火大会では見られない綺麗な色の花火や、新作がたくさん見られるからだ。特に去年の作品は秀逸で、割物もポカ物も他では見られない発色の物が見られた。特徴的なのは黄緑と黄色、これらは色の出し方が難しく、これをきっちり出せる花火はここでしか見た事がない。とにかくカラフルで綺麗。昨日から心待ちにしていた。しかし、今朝ショッキングな発表があった。中止。確かこの花火大会は雨天決行のはず、よってこのまま決行されるはず。そう思っていたのだが、どうやらそうではないらしい。荒天の場合は中止で、予備日を取ってないのでないので順延はないとの事。ガックシ。あと1年待たないとあの花火は見られないのか。ついでに今日同日開催予定の神宮花火大会も中止。こちらは予備日があるので、明日開催されるらしい。こうなったら明日にかけるしかない。明日は多摩川最大規模の花火大会、川崎市の「多摩川花火大会」と、世田谷区の「たまがわ花火大会」の同時開催だ。場所も向かい合ってほぼ同じところなので、ひとつの会場でふたつの花火大会が見れる。それぞれ6000発なので、合計12000発の豪華な花火が見られるわけだ。天気予報では明日も雨、夕方には小雨になるらしい。雨天順延はありなので、最悪日曜日には見られるはずなのだが、これとて保証はない。以前荒天で中止になった経緯がここにもある。雨で中止になったり、煙や霧で全然見えなかったり、今年はまともな花火を見ていない。唯一ちゃんと見られたのは狛江の花火大会だけ。冷夏と言われて確かに夏の気分ではないが、このままだとちゃんとした花火を見ないまま、夏が終わってしまいそうだ。・・・なんて事を書いている途中で、多摩川花火大会が中止になった事を知った。荒天のため順延しないことも決定したとの事。またまたガックシ。

2003年8月14日    札幌味の時計台
新橋駅銀座口、せとうち旬菜館ができて以降よく通るところである。ある日ここの2階でうどんを食べていて気がついた。ガラス越しになにやら赤い看板が見える。最初はあまり気にしてなかった。しかし昨日ここに店がオープンしているのに気がついた。おそらくどこかのラーメン屋だろうと思って、近づいてみて驚いた。その店は札幌の有名店「味の時計台」だった。実はこの店、札幌ラーメンでは一番好きな店で、北海道に行った時は必ず食べている。しかし北海道以外には店を出していないので、食べたい時は、お土産用の物を買ってきて自分で作るしかない。北海道のラーメンといっても有名店はいくつもある。最近では山頭火や純連といった超有名店が東京近郊に店を出していて、現地までわざわざ食べに行く必要もなくなった。じゃあなぜ味の時計台か、これには理由がある。札幌をはじめ、北海道各地で有名といわれる店のラーメンはかなり食べた。しかしどこも似たり寄ったりの味か、むしろ独創的過ぎてうまいと言える代物ではなかった。初めて味の時計台本店に足を運んだとき、あきらかにそれは違っていた。スープが非常に熱い、濃い、そして甘い。これにはまった。万人が絶対うまいと言うわけではないが、その辺のガイドに紹介されている店より全然いい。不思議な事にこの店、札幌現地の人の評判はそんなに高くない。むしろ普通。しかし転勤者、旅行者など、道外出身者からはかなり高い評価を受けている。これはどういうことだろう。味が北海道より全国標準に近いという事だろうか。いずれにしても自分が食べた札幌ラーメンの中では、かなり上位に位置する。どうしても気になっていたこの店、今日のお昼にようやく行く事ができた。味の時計台は直営とFCがあって、その比率はほぼ同じくらい。関東進出第1号の新橋店はFCだった。残念ながらFCには味の落ちる店がある。小樽がそうだ。ここはどうだろうかと思いつつ味噌ラーメンを注文、しばらく待ってそれは出てきた。最初の一口、これはまさしく本店譲りの味噌ラーメンだ。少しスープの温度が低いと感じたが、これは関東の気候に合わせているのだろうか。味も微妙に薄い、でもほとんど遜色のない味だ。これで北海道まで行かなくても札幌ラーメンが食べられる。やったね。今度は長崎ちゃんぽんでもできないだろうか。リンガーハットのようななんちゃってじゃなくて、江山楼のような本格派ちゃんぽん。

2003年8月13日    銀座でダウン
夕べから頭がガンガン痛くてしょうがない。いろんな種類の頭痛薬や鎮痛剤を飲んでみても全然効かない。深夜になっても治まらないので、消炎剤まで飲んで寝る。しかしこれも効果なしで、結局朝まで痛いまま、全然眠れなかった。朝になると顔が腫れぼったくてやたらと熱く、体が妙にだるくていう事をきかない。これは夏バテか、あるいは熱射病かなんて考えてみるが、出勤時間が迫ってくるので手元にあった風邪薬を飲んで出勤する。会社に着くと、頭痛だけはちょっと軽くなっているような感じで、これは薬が効いてきたようだ。という事は今どき風邪? そういえばちょっと喉も痛いし、あちこち関節も痛い。アポ取りが終わり、会社を出る頃にやたら熱が高いのに気づいた。あまり病気という感覚がなかったので、自分の熱の事まで気が回らずそのまま出勤、これがまずかった。訪問先の銀座に着いた頃にはもう冷や汗ビッショリ、顔は真っ赤になっていた。あまりにもキツイので早めの昼食を取り、そこで少々休憩。といっても食べたのはうどん、普段と違うのはセルフじゃないだけ。それでも午後になっても調子は回復せず、休み休み銀座の街を歩く。盆なのにやたらと人が多く、人と空気の悪さに気分が悪くなりついにダウン。夕方事務所に戻る予定にしていたが、今日はそのまま直帰させてもらう事にした。どちらにしても、盆はまともな会社は普通休み、無理に営業に出てもあまり効果的ではないのだ。殿も今日から休みだし、他の社員は内勤なので涼しいところで自分のペースで仕事をこなすだけ。無理は禁物、明日のアポさえ潰してしまう事になりかねない。そんなわけで、初めての盆出勤は悲惨な一日になってしまった。こんな事なら朝から寝とくんだった。家に帰り着いたらやたらと腹が減っていて、夕食の鰻丼をものすごい勢いで2杯食べてしまった。おかげでちょっと元気になったが、これは単なるスタミナ不足が原因?

2003年8月12日    徳島阿波踊り
この時期徳島といえば阿波踊り、阿波踊りといえば徳島てなわけで、いよいよ始まってしまった。くしくも今日はよさこい祭り後夜祭と、阿波踊り初日が重なっていて、行くとすればどちらかを選択する事になる。なんて、帰省してないからどう頑張ってもどちらにも行けないのだ。しかし朗報、今回の阿波踊りはよさこい同様、4日間全部インターネットで生中継が見れるらしい。しかも阿波踊りは夜が中心なので、早く帰れば見られる可能性が高い。じゃあ早めに仕事を切り上げて、ネット中継でも見るとするかなんて思いながらホームページを見てみると、中継を見るのには700kbps以上の回線が必要ですなんて書いてある。700kbps、これはリンク速度ではかろうじてクリア、しかしここで言われているのは実行速度、つまり実際に出ているスピードを指しているのだ。実行速度はリンク速度の約8割で、うちの場合だと560kbpsくらい。これだとかろうじて500kbps迄のストリーミングは見られる。しかし700kbpsだと静止画+音声、最悪はフリーズして何も見えないなんて事もある。またやられた。昨日同様どんなに悪戦苦闘しても多分見られないだろう。見てもフラストレーションがたまるだけ。やっぱり現地へ行くしかないかって、これじゃ昨日の日記と同じじゃないか(笑)。諦めるしかない。しかーし、これまたよさこい同様、東京でも阿波踊りがあるのだ。8月26日〜28日の高円寺阿波踊り。東日本最大の阿波踊りで、これには本場徳島から有名連の参加もある。充分徳島の雰囲気を楽しめるわけだ。最近は阿波踊りは全国に波及し、その勢いはとどまるところを知らない。意外と知られてないのだが、今をときめくよさこい祭りでさえ、この阿波踊りがベースになっているのだ。その名残りは今も一部のチームの衣装や踊りのスタイルにも残されていて、正調よさこい鳴子踊りの当初を思わせる。阿波踊りとよさこい祭り、似て非なるものであるが、昨今これのどちらもない都道府県はないといっていいだろう。そんなに四国の祭りが好きなら、四国3大祭りの最後のひとつ、新居浜太鼓祭りももっと広げて欲しいものだ。余談だが、このホームページを作成しているのはジャストホーム、今日は画面の右下で踊り子が踊っている。ジャストシステムは徳島の会社、なかなかシャレが効いている。

2003年8月11日    高知よさこい祭り
8月中旬、通常なら盆休み9連休で帰省、これが今までのパターンだった。今年は締切の都合で全部出勤、代休が8月中に3日取れるだけだ。やむなく帰省は中止、おかげで9日からのよさこい祭りも12日からの阿波踊りもどちらも見に行けない。テレビ中継も四国内の一部CATVでしか見られないので諦めていたら、今年はブロードバンドで生放送があることを知る。ラッキーと思って、昨日さっそく高知放送のホームページにアクセスしてみたら、これがモノクロで画面上下が逆、しかも低解像度でブチブチ切れる。どうやらアクセスが多すぎて、トラフィックがそれに耐えられないらしい。ここの回線状態が悪いのも正常に見られない原因になっているようで、なぜか画面が3つ表示されたりする。ちょうどアクセスした時間が、新居浜ちょおうさ踊り子隊の中継が入っていて、一瞬だけ写ってあとは途切れながらの音声のみになってしまった。本祭り出場わずか2回目にして入賞の快挙を果たしたこのチーム、わが故郷のチームでもあり、一度ちゃんと演舞を見てみたかったのだが、ちょっと残念。その後もブチブチと画面は切れ続け、とうとう写らなくなったので見るのを断念した。今日もちょっとチェックを入れてみたが同じ状態、去年のストリーミングさえあまり綺麗に見られない。こうなったらやっぱり高知まで行って、本祭りを見に行くしかないか。なんて仕事途中で放り出すわけにもいかないし、今から行っても見られるのは後夜祭だけ。これが本当の後の祭りである。昨日は天気もよく、広末涼子を始め有名人もけっこう来てたらしい。参加チーム数も史上最多の187と、よさこい祭りがすでに全国規模である事を証明している。まあ、今回の上位チームは東京最大の夏のイベント、スーパーよさこい2003で見られるからそれで我慢するか。本祭りは8月23日〜24日、プレイベントが8月16日〜17日にあるので、四国人はこの期間原宿に集合されたし。

2003年8月9日    眠れる森
夜中じゅう強い雨風、下階の巨大風鈴が火災報知気のように鳴りまくり、煩くて殆んど眠れない。朝方少々眠りにつくが、また風雨が強くなり結局寝たのは2時間足らず。今日は出かける予定にしていたのに、いつまでたっても風雨がやまないので、台風が過ぎるまでビデオを見る事にした。先週の半額セールで借りていたドラマ「眠れる森」全12話分、3時間テープ4本分あるので見るのには丸一日かかる。返却期間が迫っているので、昨夜は深夜3時までかけて必死で1本見終わった。今日は朝から2本目を見始める。この作品、1998年冬期のドラマで、中山美穂と木村拓哉が主演のサスペンス。過去の記憶を失った中山美穂演じる大庭実那子と、突然現れた謎の幼なじみ伊藤直季との記憶検証を複雑に絡ませたこのドラマ、予想に反して内容がヘビーだった。オンエアー当時、全くこのドラマの話さえ知らなかった。忙しくて、ドラマをやっている時間帯に家に帰る事がなかったし、あまりアイドルが出演するドラマには興味さえなかった。しかし、なぜこれを見る事になったか。それはかみさんが借りてきたものだったからだ。最初から見る気はなかったし、もちろん今日は家にいる予定ではなかった。台風が来たおかげで時間を持て余し、見るはめになってしまった。しかしこのドラマ、一話完結ではないために次の話が気になって思わず見てしまう。そして次を見てしまうとまたその次に、その繰り返しが前夜の午前3時という結果。そして今日もその繰り返し、コマーシャルが入らないでぶっ通しで9時間、う〜ん、これは疲れた。中山美穂が若くて綺麗だったので何とか耐えられたが、これがおしんだったら耐えられなかっただろう、いや、おしんの場合は主演が耐える話だった。おかげで目は疲れるし睡眠不足、台風も去りこれで今夜は「眠れる森」になりそうだ。

2003年8月8日    ダメダメプロバイダ
ここのところトラブル続き。仕事もダメだけど、マシンもダメ、ADSL回線状態もいきなり悪くなり、とうとうプロバイダまでダメになった。あまりにもダメダメすぎてお仕置きしたいところだが、これも仕事同様、クレームの持って行き先がない。回線はACCA、プロバイダはOCN、全然繋がらないし、このところあまりにもサーバーが重過ぎて、自分で自分のホームページがチェックにいけない。もちろんここにアクセスする多くの人が同じ状態で、タイムアウトで「画面が表示できません」になってしまう。サポートにいくら電話しても全然繋がらず、散々待ったあげく勝手に回線を切断される。どうにも繋がらないので、深夜2時まで待ってそれから数十回電話をかけてみるがそれでもダメ。で、OCNのサポートのホームページを見てみると、故障はありませんなんて書いてある。ついでにヤフーのニュース速報を見てみると、OCNサーバーダウンで百万人に影響なんて出ていた。全くふざけた会社だ。ただでさえ超遅い回線に割高な料金を払っているんだから、サポートぐらいはちゃんとしてもらわないと困る。今回線状態は600kbps台。かろうじてストリーミングが見られるかと思ったらこれは最高速度で、100kbps〜600kbpsで大きく波形が波打っている。おかげで動画が途中で止まってしまう。こんなので金取ってるサービスなんてありえないと思うのだが、先日奇跡的にサポートにつながり話をした際、ADSLは不安定なサービスなので、繋がる保障はありませんなんて平気で言っていた。そうか、NTTは不安定なサービスで課金してるのか。ついでに今のリンク速度が600kbpsしかでない事を告げると、それだけ出ていれば充分ですなんてとんでもない事を言われた。これじゃ客が怒って離れるわけだ。できれば辞めたいところだが、これは会社じゃないので簡単に辞めてしまうとあとの保証がないのだ。一度やめると次は繋がらないかもしれない。あっ、これは会社と同じだった(笑)。今は最悪の状態、これ以上酷い環境は他にないと思うが、それにしても疲れた。元々大手の会社、最低でも上場企業に勤めてきた自分としては、もう零細企業はコリゴリだ。

2003年8月7日    印刷業界の裏事情
広告業界といわず、どの業界でも悪い奴はいる。少し前の事、昔からのクライアントに印刷の見積りを頼まれた。財団法人向けの特種印刷物、数量が大きいので結構な額になるという。しかしこれにはパテントが発生するので、金額の調整がつきにくいし、話が財団という事でなかなか難しいと思っていた。現在は大手印刷屋が作っているこの商品、見本を貰って何社かの印刷会社に見積りを取ると、どこからもちゃんとした見積りが来ない。それぞれから理由を聞くと、途中のパテントを持ってる会社が値段を出したがらないらしい。お宅には関係ないでしょとか、こちらでやっているのでほっといてくれという話だ。しょうがないのでその筋に強い印刷会社に見積りを取ってみると、総計500万円と出た。現在の値段が1500万円なので、これは非常に安い値段だ。しかしこの1000万円の差は何だろう? おかしいと思ったので調べてみた。この商品はある電子機器の付属品で、元は大手家電メーカーが作っている。納入先は財団、何かきな臭い話だ。そして受注金額を突き止める。1000万円だ。つまり業者は印刷に500万円乗せて受注している。しかしあとの500万円はどういう事だろう。1000万円で収めているのに、請求は1500万円、そうか、誰かの懐に納まっているわけだ。どうりで途中経路で見積りの邪魔をする奴がいる訳だ。その筋の印刷屋はさすがにその辺が強く、ゴリ押ししたらしい。やっぱりこの業界、こういう事をする奴がたくさんいる。投げる、回す、抜くなんてのは普通の行為で、経費を水増ししたり、架空伝表を切ったり、カラ出張なんてのもある。こんなのはまだ合法に近い。相手にリベートを要求したり、キックバックを懐に入れたり、必要経費を横領したりする奴もいる。他の業者とつるんでクライアントに高めの見積りを出し、差額を分けてる奴、クライアントまで巻き込んでそれをやってる奴、こういう連中はどうしようもない。そういう奴に限って、見つかりそうになると激怒する。とんでもない言い訳をする。そこでふと気がついた。お宅には関係ないでしょ、こちらでやっているからほっといてくれ。このセリフ、間違いなく最近聞いた。そうか!、という事は今起こってるこの事件は・・・・・。

2003年8月2日    タマちゃんバスと夏祭り
やっと梅雨が明けた。梅雨明け10日が一番暑いと言うが、そこ言葉どおり今日はもの凄く暑い。おかげで出かけるのが遅くなって、午後ようやく出かけた先はやっぱり川崎、これで4週連続だ。東口に出て思い出したのが、タマちゃんバスの件。6月より走り始めたこのバス、人気で川崎市バスに問い合わせが殺到してるらしい。せっかくならこの機会に見ていこうと待つ事10分、しかしもうすぐ発車時間だというのにバスは現れない。諦めて駅前交差点で待機していたところ、少し遅れて反対側の交差点にらしきバスが出現し、あっという間に走り去っていった。これは非常に悔しかったので、2時間ほど他で時間を潰して次の発車を待った。今度は確実に見れるように、地下街からバス乗り場ホームに直接上がってみた。いないかと思って後を振り返ると、ばすはいた。間違いなくタマちゃんバス、青塗りのエコバスだった。そう、このバスは天然ガスで走っている。バスには既に乗客が乗り込んでいたが、気にせずデジカメで写真を撮る。バスホームにはバスデブオタがいて、必死に写真を撮ったり観察してたりしていた。まあそこまで興味はないので、2〜3枚写真を撮って、バスの発車後すみやかにホームを後にする。今日の川崎の街はなんだか賑やかだ。夏祭りという事で、あちこちでお囃子や太鼓の音も聞こえる。チッタデッラの前まで出て笑ったのが、イタリアの街並みの中に提灯が吊るされていて、入り口正面にチッタ祭りと書いた和太鼓の演舞場があった事。これは実に風景とミスマッチ、しかもその前を神輿がゆらゆらと通っていたりするもんだから、かなり奇妙に見えた。これはあえて笑いを誘うためにやっているのだろうか。だとしたらこの祭りの企画者はエライ! 神輿はそのままライブハウスのクラブチッタの入り口に侵入、大振り小振りを数回繰り返して盛り上がっていた。周りはみんな苦笑い。こんな風景はめったに見る事ができないので、しばらく成り行きを見守る。しばらくして神輿は何事もなかったようにそこを立ち去り、ギャラリーも散々後々。それにしても和洋折衷というか、何ともはや不思議な祭りである。

2003年8月1日    音だけの花火大会
今日は午後から都内営業、夕方横浜で直帰体制、7時に仕事が終わったので花火を見ていく事にした。場所は横浜そごう駐車場から歩く事5分、穴場と言われているポートサイド公園に着いた。しかしそこは穴場どころか人でいっぱい、屋台も何件か出ている絶好のお祭り会場となっていた。これはまずったかなと思ったが、開始まであまり時間がないのでここで見物する事にした。実はこの付近にはめったに来ないのだが、ここには横浜最大の電鉄系広告代理店がある。よって今日はそれをネタにここに来たという意図もあった。いずれにしてもこの穴場と思われた場所はあまりにも人が多く、殆んど空いてる場所がない。しょうがないので最前列下の土手まで降りて、始まるのを待つ事にした。しばらくすると大きな花火が3連発であがり、それを合図に花火大会は始まった。しばらくはまともに見えていたような気がするが、何か少し変だ。海上にもやがかかっているし、それ以上に風がないので煙がたまって花火の形が全然わからない。始まって5分もすると煙ともやがあたりに充満し、花火の炸裂する音だけしか聞こえなくなってきた。今回のこの神奈川新聞花火大会は、横浜地区最大級の花火大会で打上のみの8000発が上がる。しかも関東地区最大級の2尺玉が売りでもある。しかしたまに下のほうで上がる小さな花火がかすかに見える程度で、尺玉なんてもやの上で全く見えない。ただ大きな音が頭の上でするだけ。こんな状態で見ていてもしょうがないので、途中で帰る事にした。周りの人達もぞろぞろと席を立ち始め、駐車場や駅に向かう人の人波に流されて横浜駅方面に向かう。浴衣を着た人も多く、朝から場所を取っていた人もいたようだ。一同頭をうなだれて、ダラダラと駅のホームに吸い込まれていく、これはもう花火大会の光景ではなかった。携帯で花火の掲示板を見てみたら、やはり市内のどこからも全然見えなかったようだ。真正面の臨港パークでさえそんな状態だったらしい。確かにこんな酷い花火大会は今まで見た事がない。あれだけ金と制作に時間をかけた2尺玉が、ただの爆発音で終わるとは、なんとももったいない話だ。


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