悪戦苦闘日記


2003年9月30日    誕生日はホテルディナー
年に一度のこの日がまたやって来た。誕生日、もう人生で何度これを通り過ぎてきただろう。正直この年になると、もう誕生日なんてありがたくない。よって我が家では基本的に誕生日パーティーなんてやらない。毎年ささやかに栗ご飯を炊いて、ショートケーキをひとつ食べるだけ。昨日まで今年もそうしようかと思っていた。そんなところに、あるフリーペーパーのクーポンが目についた。ホテルのディナーバイキングがひとり500円引き、しかもその場で焼いてくれるステーキが食べ放題と書いてある。これはちょっと見逃せなかった。他にも色々クーポンがあって、しばらくどこに行こうか考えた。でも気になったらやっぱり行ってみるべきで、今日の夕食はホテルでのディナーとなった。行ったのは川崎日航ホテルのレストラン「ペペローネ」で、今の時期は秋の味覚フェアというのをやっている。基本はイタリア料理で、アマトリチャーナ、ムール貝のオープン焼き、ボルチーニのリゾット、ポレンタのグラタンといったものがズラリとある。コーヒー、紅茶、ケーキ、ソフトクリームまでセットされている。予約をしてなかったので、夜景のきれいな窓際の席は確保できず、普通の禁煙席に案内される。席について何か出てくるのかと思ったら、ここからがいきなりバイキングで、案内係はお好きなものをお取りくださいと言って、そのまま行ってしまった。時間が2時間と限られているので、そこでさっそく食べ物を取りに行く。真っ先に行ったのはもちろんステーキで、目の前でシェフがジュージュー焼いているものを取っていく。ソースが2種類あったので和風を選択し、席に戻ってすぐに食べる。ウ・マ・イ! 久しぶりに食べるステーキ、おそらく4年ぶりであろうこの感触に感激。一皿を平らげてすぐにまた次の皿を取りに行く、これの繰り返し。ハーフステーキなので一皿は75グラム、しかしこれを都合7皿も平らげたのであった(笑)。もちろん他にも食材は30品目もあり、これもそこそこ食べている。なんという食魂、いや、単にいやしいだけか。とにかく2時間使ってもうダメだというくらい食べた。おかげで腹はパンパン、頭がクラクラしてきた。これだけ食べて値段はひとり2310円(税サ込)、これはかなりお得な料金だった。帰りに松屋の前を通ったら、ちょっと気分が悪くなった。明日からは本気で減量に励もうと思う。

2003年9月29日    恐怖の親不知抜歯
今月に入ってから、親不知がかなりぐらついて来た。指で触ると動くので、少し横から押してみると、サクッという音がして親不知が顎の骨から外れたような感じがした。うまくやればこのまま抜けるのかもしれない、でもここはやはり専門家に任せようという事で、本日歯医者に行ってきた。久しぶりに座る診察台の感触とあのいやな音で、頭がクラクラしてきた。しばらくしてドクター登場、今日は若い先生だ。今の状況を話し歯を見せると、ドクターは少し首をかしげている。今までこんなのは見たことがないらしい。普通下顎に食い込んだ親不知というのは勝手に抜ける事はなく、歯が横に寝ているにもかかわらず、全体が見えているという事はないらしい。どうしてこんな事になったのかと聞かれたので、わからないと答える。そう、この親不知には今までずいぶん泣かされたのだ。この10年、毎月腫れては痛み、痛んでは腫れた。その都度患部を処置し、薬で腫れを引かせていた。早く抜けば苦しまなくて済むとも思ったが、反対側(左)の親不知が難抜歯で10年以上経った今でも後遺症が残る。その事がいつも頭をよぎるので、なかなか安易に決断できなかった。しかし今の状態だと、いやでも抜かないといけない、いや放っておいてもたぶん抜けてしまうのだろう。今日は運を天に任せるしかない。椅子を少し倒され一応麻酔注射する。しばらく待っていよいよ抜歯が始まった。親不知を器具ではさんで軽く引っぱる。特に何の感触もなかったが、歯はそのままあっさり抜け、これで作業は終了。わずか1秒で終わった抜歯、これには拍子抜けした。あれだけ苦しんだ反対側の抜歯や、10年間の我慢は一体何だったんだろう。楽に済んだのはとてもありがたいが、どうも釈然としない気分。通常抜歯の後はメンテナンスをするはずなのに、それも特になしで、普通にしていればいいらしい。長年戦った親不知とは、これでお別れとなった。しかし診察時に新たな虫歯が発見され、今度はそちらの治療をするらしい。

2003年9月28日    ジーンズ裂ける
長年愛用していたジーンズがパカっと裂けた。裂けたといっても尻ではなく、膝の部分にスリットが入ったような感じ。このまま歩くと膝が丸見えで、スースーして気持ち悪い。ただこの状態はよくありがちで、街中を歩くとそんな若者がいっぱいいる。という事はこれはファッションとしてこのまま放っておくか・・・、もうそんな年でもない。とりあえずしまっておいた予備のジーンズを、衣装ケースから引っ張り出しはいてみる。しかしジーンズがこれ1本というわけにもいかないので、新しいジーンズを買いに行くことにした。向かった先はジーンズショップのマルカワで、まず元住吉まで車を走らせる。少し前までは川崎店があり家から歩いて行けたのだが、今はここが一番近い店、車を停めて店へ入る。今日は日曜日なのにお客の姿はまばらで、売り場では店員とマンツーマンになってしまう。色々世話を焼かれるのがいやなので、一通り見てすぐに店を出た。どちらにしても、ここにはこれといった物はなかった。次に向かったのはまたマルカワ、今度は溝の口店だ。ここは昔よく来ていた所で、店も少し大きい。久しぶりに来てみると店内は意外に綺麗になっていて、昔のイメージはない。メンズコーナーには、安くてよさそうなオリジナルモデルがあった。以前ここで買ったのと同じ物ではないが、おそらくそのメーカーの物であろう品が色々置いてある。とりあえず試着、どうもしっくりこない。というよりも最近太りすぎなのだ。仕事をすればするほど太る傾向にあり、この半年で10キロ以上体重が増えた。ベスト体重から数年で25キロ増えて、2年がかりで15キロダイエット。ところがまたリバウンドで只今小康状態、やっぱり真面目にダイエットしないといけない。という事で、とりあえずしっくりこないひとつ小さめのものを買った。これに合わせてダイエット、明日からは一日一膳でがんばろう。いつまで続く事やら。

2003年9月27日    栗もぎに挑戦
そろそろ栗拾いにでも行こうかと思っていたところに電話が鳴る。いつもの農家からで、栗拾いのお知らせだった。今年は実がなるのが少し早く、今を逃すと拾える栗がなくなってしまうらしい。そんな事でさっそく今日は栗拾い、朝から車に乗って出かける。場所は川崎市の郊外で、家からの距離は約30キロ。順調に行けば1時間程度で着く場所だ。しかし今日は週末、しかも月末で、道路がかなり渋滞している。おかげで現地に着いたのはお昼前で、訪ねた農家はもぬけの殻だった。周辺の畑を探し回って家の人を発見、さっそく栗林に向かった。着くのが遅かった事もあり、栗林は既に先客万来、拾えるほど栗は残ってなかった。農家の人が木を揺すってもあまり落ちてこないので、ここから栗もぎとなる。落ちている栗を拾うのではなく、木になっている実をイガごともぎ取るのだ。管理の人から判別の仕方とやり方を教わり、ゆっくり栗もぎを始める。これがなかなか難しく、枝を折らないようにうまく栗のイガをもぎ取らないといけない。練炭ばさみでイガをしっかり掴んで、ゆっくりねじるように引く。なかなか外れないのでちょっと力を入れると、イガが枝から外れて、顔に向かって飛んで来た。思わず手でよけたので、手にイガがグサッ、痛っ!思わず声をあげた。手を見るとイガが指の先にまっすぐ刺さっていて、少し赤くなっている。大事には至らなかったので、とげを抜いてまた栗もぎを始める。今までは拾った事しかなかったので、これはなかなか面白かった。都合3キロほど栗をゲットして、次の芋掘りに向かう。これは手馴れたものだったので、適当にどんどん掘って終了、ついでに隣の畑の落花生も頂いて帰る。最後に梨狩りをと思ったら、もう今年は梨は終わりで、一番遅い収穫時期の新高だけになっていた。この梨は大きい分大味で固い。どうしても豊水が欲しかったので、そこを後にして多摩川に向かう。多摩川沿線でも新高が主流になっていたが、馴染みの園に行くと二十世紀があった。1袋8個入り500円と安いので、2袋ゲット。近くの販売所をのぞいてみると、なんと豊水があった。この時期これが手に入るのはラッキーなので、さっそく購入。大5個で500円、支払いは今どき無人で、竹の筒に入れるようになっている。もちろんちゃんとお金を入れて、一礼して帰った。これでしばらく秋の味覚三昧、次はぶどうかな。

2003年9月26日    青春歌年鑑
青春歌年鑑というCDがある。1970年〜1990年のヒットチャートを年代別にセレクトして、各盤30曲が収録されている。発売は約3年前、メーカーの枠を超えて作られたベストアルバムだ。先日TSUTAYA半額セールがあったので、その機会に何枚か借りてみた。MDに録音しながら聴いていたら、これが何とも懐かしく、夢と希望に満ち溢れていた当時を思い出した。歌は世につれ〜なんて言うけれど、このCDはまさにストライク、思わず聴き入ってしまう。色々調べてみると、他にも続編やPLUSなんていう追加版まであり、これまで入れると1年間のヒット曲殆んどが網羅できる。昨年には1960年代まで追加され、オールドファンをも泣かせる事となっている。もちろんこんな古いものはいらないのだが、やはり1980年頃の歌謡曲っていうのは非常に優秀だと感じた。最近のJ-POPは、まず口ずさめるものがない。売れるのも一瞬、買うのも決まった固定ファンだけ、そして全然心に残らない。日本語ラップなんて単なるモノマネで、楽曲としてはとても評価できない。あまりにもいい楽曲がないのでリバイバルが多くなり、それが流行ったりもする。この流れは洋楽も同じで、昔の曲の方が、いいものが多い。で、結局、このアルバムはいまだに売れ続けている。全部で21タイトル、1タイトルは30曲、1枚は2980円。これらを全部聴くと630曲で、買うと62580円、これに続編、PLUSを足すと・・・、いくらになるかわからない。青春歌年鑑のホームページがあったので、曲の一覧を見てみた。60年代はさすがによくわからない。70年代に入ると前半はそこそこ知っていて、中盤からは歌詞を見ずとも歌える曲がある。80年代はもう全盛期なので、知らない曲は殆んどない。という事はけっこうおっさんなのがバレバレ(笑)。おかげで今日もこれを聴いてしまった。今回はレンタルだったので、半額セールで1枚135円とかなり安く音源を入手。でもCD買うほどの予算はないなぁ。

2003年9月25日    お台場は今日も雨だった
関東地方はこのところずっと天気が悪く、今日も朝から雨。しかし平日オフも残り少ないので、出かけることにした。行き先はお台場、雨の影響を一番受けにくい街だ。りんかい線開通のおかげで、お台場方面へのアクセスは格段に良くなり、あっという間に東京テレポート駅。エスカレーターを上がって、まずはデックス東京へ向かう。これといって目的はなかったので、ブラブラと館内を散策し、台場一丁目商店街に到着。オープン当初ここは人が多くてゆっくり見られなかったので、今日はじっくり見て回る事にした。ここは昭和30年代を復刻させた街で、レトロな雰囲気をかもし出している。ビクターの犬がいたり、オリエンタルマースカレー、駄菓子やラムネ、ホッピーなんてのも売っていて、思わず楽しくなってしまう。しばらくはまって、そこでかなり時間を費やしてしまう。店を出たら館内放送があり、今からテレビの公開生放送をするというので、隣のアクアシティへ移動する。ゆっくりしていたので、6階オープンスタジオへ着いた時には既に入場は締め切られ、外からしか見る事ができなかった。外といっても硝子ドア1枚で、中は全部見える。しかも司会席からの距離はかなり近く、顔がはっきりとわかる。今日はフジテレビの福井謙二アナ、伊藤利尋アナ、女優の前田美波里がいた。写真撮影は禁止と書いてあり、警備員もいるので写真は断念、遠くからスタジオの外観だけ1枚撮らせてもらう。ここまできたらせっかくなので、道路向かいのフジテレビにも寄っていく事にした。ショップ、スタジオ、展示物を軽く見て、時間がないのですぐに出る。雨がやんでるのを見越して、今度は歩いてヴィーナスフォートへ。やはりこの天気でここも人は少ない。あまり男が来る所ではないが、けっこうカップルが多く、外国人、特に中国人の観光客が目立った。特に買い物をするでもなくただブラブラ、帰る間際、久しぶりに食べたげんこつ屋の香油ラーメンがうまかった。

2003年9月24日    横浜元町チャーミングセール
またこのシーズンがやって来た。女性の買い物祭りともいえるこのイベント、横浜元町チャーミングセール。今年は9月23日〜28日迄の6日間で、これがシーズン最後のバーゲンとなる。行ったのは昨日で身内の付き合い、自分には全く用事がない。いつものように横浜フリー切符を買って改札を抜け、石川町の駅で降りる。と、そこはいつもの石川町ではなかった。もの凄い人だかりで、まっすぐ歩くにも一苦労するような状況。人波にもまれながら、元町商店街入り口へ向かう。手前にある横断歩道を渡り、更なる人ごみの中へ入っていく。いやはや、ここまで来ると買い物というより、本当に祭りだ。買い物客の9割方が女性で、年齢層は少し高め、はっきりいっておばちゃん軍団といっていい。その軍団が、目的の店に向かって怒涛の勢いで進んでいく。横浜といえばハマトラ、バッグのキタムラ、靴のミハマ、洋服のフクゾーというのが定番。三種の神器とまで言われたこれらの店は、入店するのが大変で、キタムラは入場制限で店の外は大行列。はたしてそこまでして買い物をする意味があるのだろうか。これは男には理解できないのかもしれない。行列を横目になおも前進を続け、ようやくゴールが見えてきた。よく見ると、珍しくうどんの上杉が開いている。ここはさぬきうどんの有名店で、普段早々に店を閉める。店の説明によるとうどん玉が切れたら終了で、平日でもお昼過ぎにはもう準備中となる。なのにこんな日に限って開いていて、しかも時間がかなり遅い。やはりお客のかき入れ時は逃せないのだろうか。値段も高いし、お腹もすいてなかったのでそのまま通過、無事商店街を抜ける事ができた。もちろん折り返すなんて恐ろしい事はできないので、今度は山下公園に向かって歩いた。氷川丸の前に着くと、なぜかゴールデンレトリバーが海に入って泳いでいた。とても平和な国日本。

2003年9月23日    釣りバカ日誌 in チネチッタ
ちゃんとした映画館で映画を見るのは久しぶり。それがよりによってなんで「釣りバカ日誌」なのか。それは今回のロケが高知で行われ、その中によさこい祭りのシーンがあるからだ。もちろん当日料金が1000円だった事も、それを後押ししている。場所はチネチッタ、最近スーパーシネコンとしてリニューアルし、「ラ・チッタ・デッラ」という名前で呼ばれている。初めて入るこの映画館、新しいだけあってさすがに綺麗だ。ここは全部で14のスクリーンがり、そのそれぞれの定員数も大きい。上映はCINE4、300人程度収容の中間規模のスクリーンだった。中に入り席に着く。前後の座席はかなり段差があって見やすく、シートも程よく柔らかく、ヘッドレストまで付いている。しかし驚いたのは、客席の殆んどが高齢者で埋まっている事。釣りバカ日誌というのは、テレビアニメにもなっており、こんなに年齢層が高いわけがないと思っていた。ただ現実に周囲はリタイヤ組で、どう見ても自分が一番若い。チケット窓口には若い人達しかいなかったはずで、これは招待券でも貰ったのだろうかとしばし首をかしげる。そして映画は始まった。いきなりいつもの遅刻シーンから事は始まり、そのあとドタバタ、これはお約束。中盤に差しかかり、ようやく祭りのシーンが始まった。出演しているのはほにや、京町・新京橋ゑびすしばてん連、高知市役所の3チーム。みんな去年の衣装と踊り、楽曲だ。主演の西田敏行はゑびしばの衣装を着て、頭に枡を乗せ地方車の上で踊っていた。これが妙に似合っていて、本人もかなりはまってやっている様子。ゑびしばのお馴染み、商売繁盛〜という楽曲が流れ、踊り子も本番さながらに踊る。このシーン、今年5月10日の撮影で、エキストラ700人、人出1300人というもの凄いロケ。橋本知事夫妻も出演していて、その力の入れようは半端でない。設定は今年の祭り、つまり第50回という事になっていて、この日たまたま通りかかった観光客は、本物のよさこい祭りかと思って驚いたとか。期待していたよさこい祭りのシーンは予想以上に短く、ほにやは一瞬映っただけでちょっと不満が残った。ただ、この後出てきた高島礼子のはちきんぶりが非常によく、話の後半を引っぱる。さすが旦那は高知人、演技、話術もリアルだった。あんな気風のいい女性が出てきたら、男は皆惚れちゃうかもね。

2003年9月22日    祭りの後は後の祭り
台風一過で本日は晴天也。これが昨日の天気だったらと、妙にすがすがしい風を浴びて思う。東京で丸々2日間雨が降り続いたなんていうのはここ最近なかった事で、それがよりによって祭りと重なってとても残念だ。ずぶ濡れで街の中を走り回り、写真を撮ったのはわずか2チーム。それも荒天の為、ぶれたり曲がったりまともに写っているものが殆んどない。デジカメの弱点は雨天と夜、これを見事に露呈してしまった。演舞時間不明、長いインターバルにも泣かされ、諸用で最後の瞬間は見られずじまい。これはスーパーよさこいの時も同じで、地元の祭りと日程が重なって、やむなく移動し審査発表の瞬間が見られなかった。東京よさこいは結果を見越していただけに、できれば最後まで見たかった。ただ時間があいた分、チームの人と直接話をする事ができ、これは大きな収穫。普段は踊り子同士でさえ、なかなかコミュニケーションが取れないのが実情で、雨の効用も少しはあった。そういえば街中であるチームを探していたら、関東のチームの人に声をかけられ、どこのチームを探しているのか聞かれた。普通こういう話はこちらから聞くもので、逆のパターンは初めて。このおねえさんがまた美人で、衣装だけは覚えているけど、どこのチームかはわからなかった。せめてチーム名だけでも聞いておけばよかったと、後でちょっと後悔した。おねえさん、お気遣いありがとう。祭りを追い続けて×年、いろんな祭りに出会ったが、よさこい祭りというのは人と人とのコミュニケーションが濃い祭り。その一部分に触れ始めたのはつい最近の事で、それまでは見る事に徹していた。多くの人が楽しめる祭り、それをより多くの人に知ってもらい、その事を通じてまた輪を広げていく、これが今の自分の役割なのかもしれない。本来ここは、広告業界について深く切り込んでいくサイトのはずだったのだが(笑)。 

2003年9月21日    大雨の東京よさこい
前日から心配していた雨が今日も降り続ける。東京よさこいは雨。中止という言葉も頭に入れて、朝10時半頃家を出る。電車に乗るまでは大した雨ではないかと思われたが、池袋に着く頃にはもうかなりの雨になっていた。ホームを降り、メイン会場である西口へ向かう。駅前ステージはちょうどスタートしたところで、最初のチームが演舞を始めていた。今日は流しを中心に見ようと思っていたので、まず商店街の中の会場へ行ってみた。しかしどこを探しても踊り子はおろか、人の気配すらない。やむなく駅前へ戻り、事務局のある西口公園まで行く。ここでやっと状況が判明、全8会場のうち半分の4会場が中止で、東口のイベント兼用のステージを除いて、今日演舞が行われるのは駅周辺の3箇所だけになっていた。しかもこの雨で多くのチームが参加を断念し、各会場の進行状況が全くわからないようになっていた。エントリーは85チーム、不参加は30チーム以上で、あとのチームも途中で帰るところが続出。前日深夜までスケジュール表をチェックして、予定を立てていたのが全部無駄になった。そんな事よりも困ったのは、いつどこでどのチームが演舞するのか不明な事。主催者に聞いても、メイン会場以外はエントリー順で好きなだけ踊ってもらっているなんて返事。これじゃ目的のチームに出会う事は不可能で、大雨の中何時間も西口に張り付いてないといけない。メイン会場は今の所時間通りやっているなんて話を聞いたので、雨を避けるためしばらく東口に行ってみた。ここは唯一屋内のステージで、エントランスが吹き抜けになっている。つまり演舞が上から見下ろせる貴重な会場。まだ開始前だったので、スケジュールを確認してみる。最初は某レーベルのイベント、その後に演舞する予定のチームは欠場で、これにて見るのを断念した。しばらく店をブラブラして、また西口へ戻る。西口公園ではもうどこも演舞はしてなくて、駅前の流しも地方車は止まったまま。そしてさらに雨は激しくなってきた。メイン会場のスケジュールも次第に前後し始めて、遠方から来たチームが繰り上がる。東武百貨店で時間を潰して出てきたら、もう撮影予定のチームの演舞が始まっていてダッシュ。演舞場は傘で遮られ前は見えず、傘を降ろして桟敷席の下にもぐりこむ。それでも人が多いので横の狭い通路へ出て、必死にシャッターを押す。体はびしょ濡れ、カメラも水浸しで、写真は人に押されてブレまくり。それでも何とかギリギリ間にあって、ホッと一息。帰りの電車で万歩計を見たら、13.5kmと出ていた。踊り子より動いてる自分に拍手、あ〜しんどかった。

2003年9月20日    弁当200円、CD半額
久々の雨、しかも週末。天気が良ければふくろ祭りでも見に行こうかと思っていたのに、この雨じゃちょっと行く気にならない。しかし家にいるのもつまらないので、とりあえず本屋まで行く事にした。本屋といってもかなり遠いのだ。横浜に住んでいながら、わざわざ川崎まで行かなくてはならない。先月までは最寄駅の前にあったが、店は家庭事情で閉店。雑誌類はコンビニで間に合っても、書籍や時刻表等はやはり書店でないと揃わないのだ。家を出るときは大した雨じゃなかったので、傘をさして川崎まで歩く。悪天候にもかかわらず、週末という事で人出は多く、駅周辺はとても混雑していた。このまま傘をさして歩くのがいやだったので、駅コンコースを抜けて地下街へ入る。考える事は皆同じで、殆んどの人が地下へ降りていくので、そこもまた人だらけ。先日オープンしたDICE周辺も大混雑で、結局店を出てしまう。ヨドバシカメラで本日発売のパソコンを見て、再度地下街へ入る。食事でもして帰ろうかと思ったが、只今金欠病なのでそれはやめて、弁当でも買って帰る事にした。弁当といえばほっかほっか亭、これも最近近くの店が潰れた。しかし先日川崎寄りに新店がオープンし、歩いて帰れば弁当が買えるようになった。しかも今日からのり弁200円セールをやっていて、これを買わない手はない。折りしも雨が激しくなってきた。そんな事には目もくれず、一路ほか弁を目指す。店に入ってのり弁を注文し、速攻で家に帰った。今日はこれが昼と夜を合わせた食事なので、じっくり時間をかけて食べる。所要時間約5分、普段の倍の時間をかけて食べたので、腹は一杯になった。でも忘れていた事がひとつある。本屋に寄る事。そう、川崎の街が人が多すぎるのと、雨の中重たい本を抱えて帰るのがいやだったので、そのままにしていたのだ。結局車で隣の商店街まで行って、ついでにTSUTAYAに寄って半額セールでCDを4枚借りた。借りたものは青春歌年鑑というナツメロのベスト版。ちょっとおじん臭いか(笑)。それにしてもいつも安上がりな人間。

2003年9月19日    ぶらり途中下車の旅
今日も朝からパソコンと向かい合い悪戦苦闘していた。しかし性格的にどうも内勤は向いてないようで、午前中でリタイヤ。昼過ぎに急に思い立って、街を散策する事にした。目的は横浜、最寄の駅まで行ってフリー切符を購入。このフリー切符は市内が乗り放題で430円、目的地迄の往復料金より安く、これで一日乗り放題と非常にお得。さっそく電車に乗り込んで、元町で降りる。お昼をまた食べていなかったので、まずは中華街へ。ランチタイムは午後2時までで、駅に着いたのが10分前、ギリギリ滑り込みを狙って楊州酒家を目指す。この店はランチは600円、しかもデザートの杏仁豆腐付で、ランチも5種類から選べる。急いで歩いて店に着いたのはちょうど2時、しかし既にランチタイムの看板は下りていた。しょうがないので他に開いている店を探す。周辺はどこも終了で諦めていたら、一件だけ開いていた。店の名前は謝謝、よくテレビや雑誌に激安ランチとして出てくる所だ。ランチの値段はナント500円、もちろん内税でついでにご飯はおかわり自由。即決で入店し、本日のランチを注文する。実はこの店、何度か来た事がある。味はけっこういい方で、昼間はかなり人が多い。今日はたまたまピークの時間を過ぎていたので、すんなり入る事ができた。ただここの女将が仕切り屋で、食事をしていても恐縮する事がある。今日は空いていたので特に何もなかったが、席を立つ前に集金に来た(笑)。店を出て、腹ごなしに中華街界隈を散策、そのまま元町商店街へと向かう。元町商店街といえば思い浮かぶのはチャーミングセール、来週にそれを控えているせいか、今日は心持ち人が少ないように思えた。特に目的はないのでブラブラ歩いて、通りかかったミカドコーヒーで定番モカソフトを食べる。気分はもう軽井沢。いつもならここから山下公園、赤レンガ倉庫を経てワールドポーターズに抜けるのだが、今日はせっかくのフリー切符を活かすために、電車に乗って桜木町まで行く。ランドマークタワー、クイーンズスクウェアを一周して、何も買わずにそのまま帰った。たまにはこんな気ままな一日もいいもんだ。

2003年9月18日    写真アップは終わらない
休みも連続するとだんだん飽きてくる。とは言ってもリミットは迫って来ているので、今のうちにやれる事を全部やってしまおうと、今日も朝からパソコンパシパシ。別に好きでやっているわけじゃない。このところあまりにも写真ファイルが多すぎて、整理しきれてないのだ。カメラを変えてからデータ量が倍増し、最近ではかなりハードディスクを圧迫している。おかげでマシンが重たく、動作がかなり鈍い。しかし今のマシンはCD-RWが付いてないので、データを焼く事ができず、写真はDドライブに格納している。これでもCドライブは軽くならないので、重たいデータは全て外付けドライブに移している。ホームページに上げている写真はほんの一部で、実際はその10倍以上ある。このところは必死で祭りの写真をアップしているが、スーパーよさこいなどは終わって3週間以上経つのにまだ作業が終わらない。これはフォトショップなどの優秀な画像ソフトを持っていないが故の悩みで、ひとつの写真を加工するのに4つのフリーソフトを組み合わせて使っている。画質調整、角度調整、トリミング、縮小・圧縮と全部別のソフト。WindowsなんてMSフォトエディターとペイントで用が足りると思われるかもしれないが、ところがそうはいかない。これらのソフト、角度の微調整ができないし、トリミングも等比指定がない。もちろん切抜きやグラデーションなんて技も使えない。使いでのいいソフトを買う余裕がないので、ベクターでフリーソフトを探しまくり今に至っている。もちろんホームページスペースも全部無料レンタルで、現在7社のものを使い分けている。おかげでホームページはつぎはぎだらけ、一部ページには広告も入ってかっこ悪い。容量を使い切ってしまうケースも多く、写真ファイルのアップロードには頭を悩ませている今日この頃。会社辞めたけど、せめてマシンぐらいは新しいものにしたい。退職金でって、そんなものあるわけがない。

2003年9月17日    阪神優勝セール〜東京編〜
自由な時間のあるうちにという事で、さっそく阪神優勝セールへ行ってきた。行き先は東京大丸。東京駅に着いて改札を抜けると、阪神タイガース優勝おめでとうセールという黄色いポスターが見えてくる。そこへ向かう人の波と思いきや、思ったほど人はいなく大した混雑もなかった。しかし客層がちょっと変で、ほとんどが老人、それ以外はおばちゃんか地方からの出張者。年齢層でいうと、自分が一番若いくらいで、ここにいるとどうも浮いている感じがする。店内は六甲おろしがガンガン鳴り響き、ディスプレイは黄色と黒が基本。ここが東京とはにわかに信じがたい。各階に大きくセールと書かれているものの、これといって欲しい物はなく、結局何も買わずじまい。一番単価が安いと思われる地下食品売り場では、星野監督の背番号にちなんだ77円の物がいくつかあった。名前(仙一)にちなんだ1001円の物もいくつかあり、これもあまり売れていなかった。トラ巻きやトラロールといったにわか造りの商品も多数あったが、これも普段1000円位で売っているようなもの。全然お得でなかった。あまりにもつまらないのでそのまま店を出て、リベンジに高島屋へ向かう。こちらは普段と変わらぬ様子で、お客もまばら。高島屋は関西ではバーゲンをやっているにもかかわらず、東京では何もなし。これが普通といえば普通だが、何もやらないよりはやってもらった方がいい。とりあえず店内を一周して表へ出る。ここまできたら三越に寄っていこうと、そのまま日本橋まで歩く。日本橋三越は現在新店舗建設中で、手狭な店内に変わった様子はない。ただ他店と違うのは、エレベーターガールが美人だという事。しかし単に美人なだけで、むしろ愛想のひとつもなく、またお客と絶対目を合わせない。店は相当年季が入っているので、早く新店舗が完成するのを待ちたい。もちろんここもセールはなしで収穫なし。こうして今年の優勝セール巡りは失敗に終わり、帰りは日本橋から新橋まで歩く事になる。途中銀座のとらや前を通ったが、やはり優勝セールはやってなかった。

2003年9月16日    阪神優勝セール
プロ野球セリーグは阪神の優勝が決まった。世間、特に関西方面は大騒ぎで道頓堀川に飛び込んだ人が5300人、全裸で騒いで逮捕された人が7人。今日からは各地で優勝記念セールが始まり、東京でも京王百貨店、大丸でバーゲンセールが始まった。阪神とは何の関係もないところが、なぜバーゲンをするのかよくわからないが、消費者にとってありがたいことに違いはない。もちろん開催する百貨店側も売上増大でメリットは大きい。西日本では高島屋やイオンまで便乗しているとの事で、抜け目がないというか節操がないというか、なかなか商魂逞しい。パリーグはおそらくダイエーである可能性が高いので、月末までにもう一度優勝セールがあるのだろう。ダイエーという事はセールはダイエー関連各社、及び福岡という事になるのだろう。しかし残念ながら自分の行動範囲にそれらはない。という事は、どちらが日本一になっても優勝記念セールの恩恵にこうむる事はないのだ。ダイエーは一昨年までは他チームが優勝しても、パリーグ優勝おめでとうなんてセールをやっていて周囲を驚かせた。つまりライバル西武が優勝してもセールを強行するという、非常に調子のいい事をやっていた。今年は身売り話等でどうするのかと思ったら、このままゴールしそうな勢い。いらぬ心配は無用であるが、日本シリーズもし負けても、ご声援ありがとうセールなんてやるんだろう。商売上手と思ったら、元々どちらも関西だった。しかしやっぱり関東に住んでいると、巨人と西武が優勝してくれないと恩恵は受けられない。いや、正確に言うと横浜市民なので、横浜に優勝して貰わないとという事になろう。今の所その可能性すらないし、おそらく今後しばらくはありえないと思う。そんな事もあり、さっそく買い物に行ってきた。近所の西友へ(笑)。もちろん何にもやってなかった。

2003年9月15日    和風がいいね
このところ仕事と暮らしについて考える事がある。別に都会で暮らしたい訳じゃない。情報関連の仕事は都会でしかできないから、やむなくいるだけ。週末郊外に出かけるのは、都会の喧騒を忘れるため。レジャーは買い物よりも狩り物のほうが楽しいし、何よりもチープに遊べる。ゲーセンなんて煩いだけでむしろストレス、やっぱり自然に親しむのが一番いい。たまにカラオケなんて行っているけど、これも大海原に向かって歌った方が絶対気持ちいいハズ。先日カラオケに行ってよさこい節を歌った。正確に言うとその歌は「南国土佐を後にして」で、これは歌の後半がよさこい節になっている。ヒットしたの昭和34年で、自分はまだ生まれていない。この歌、よさこい祭りを作った武政英策の作品で、同年映画にもなっている。この人実は土佐人ではなく、自分と同じ伊予人。しかし土佐の風景は見事に歌になっていて、これがにわか作りの曲とはちょっと信じがたい。最初はシャレで歌ってたこの曲、しかしこれが何とも気持ちよく、後半のよさこい節のところは妙に感情が入ったりする。昔は毎日ライブで歌っていた事もあり、また観客を前に歌いたくなった。できれば今度は地方車の上で(笑)。最近は洋楽やポップス全盛で、日本語タイトルの歌すらない。もちろんそんなものでもへっちゃらで歌ってしまうが、やっぱり日本人は日本の言葉で歌わないと、心が通じない。和の文化がすたれつつある中で、よさこいという文化は確実に進化をしつつも、日本の伝統を伝えている。日本人はやっぱり和風がいいね。

2003年9月14日    川崎DICEオープン
激変する川崎駅界隈に、またひとつ新しい商業施設ができた。その名はDICE、物販、飲食、シネコン、そしてアミューズメントがひとつになった、エンタテーメントビルだ。テナントはさくらや、HMV、東急ハンズ、TOHOシネマズ、他有名レストランやショップが、多数テナントとして入っている。今日でオープン3日目、混雑を覚悟で行ってみた。地下のアゼリア側からの入口があったので、まずここから入ってみた。少し狭い入り口を抜けると、そこはもう大混雑で、前へ進むのもひと苦労。何とかエスカレーターに乗って、地上1階に着く。2階までがさくらやで、1階はパソコンやオーディオ関係の商品が置いてある。ちょうどパソコンの買い替え時期なので、広告の品がないかと探してみたが、どこにもそれらしきものは見あたらなかった。前の日からかなりの人が並んでいたため、開店と同時に売り切れたらしい。これは予想されてた事なので、諦めて上のフロアへ移動する。しかしここも人が多すぎて、さらに上の階まで移動する。4階はあおい書店、この界隈ではあまりなじみのない書店だ。しかしエスカレーターを降りてフロアを見渡すと、そこは予想外に広いスペースとなっていた。開放的な店内と広い通路、入口には某広告代理店の花籠があった。ところどころに椅子が置いてあり、立ち読みならぬ、座り読みができるようになっている。これは客側にかなり配慮したつくりで、なかなか発想が面白い。今日は特に買いたい本がなかったので、そのまま5階の東急ハンズに行く。1フロアだけの東急ハンズ、でも元々のフロアが広いのでそこそこ商品はある。もちろん渋谷等にはかなわないが、先月LOFTが閉店になったばかりなので、店ができただけでも感謝。ここも人が多かったので、外周だけ回って、上のフロアを占めるシネコンの様子を見に行く。川崎には昔から、ラ・チッタ・デッラ(チネチッタ)という巨大シネコンがある。それに風穴をあけようとオープンしたのがここ、TOHOシネマズ。対するチッタ・デッラは来月グランドオープンを控えており、川崎に大型シネコン戦争が始まる。これはさくらやも同じで、今回の出店はヨドバシカメラから僅かな距離。対するヨドバシは、来春西武跡に関東最大の店舗を開設する事になっている。同業種が競い合うという事は消費者側にメリットが大きく、これらの動きに今後注目したい。何はともあれ、新しい商業施設バンザイ!

2003年9月13日    多摩川で梨狩り
今年もやって来た味覚狩りのシーズン。今真っ盛りといえばやはり梨だ。多摩川沿線は梨園が多く、販売はもちろん梨狩りができる所も多い。お昼頃に家を出て、登戸方面へ車を走らせる。まず目指したのは多摩区にあるフルーツパーク。ここは数年前に一度行ったきりで、非常にわかりにくい場所にあった事だけが記憶に残っている。直接梨がもげるわけではないけれど、果樹園が見学でき、梨の販売もしている。本当に久しぶりに来たので道がうろ覚えで、右往左往しながらようやく現地に着く。既に先客が何組かいて、入口事務所で販売している梨を買っていた。売っていたのは二十世紀で、10個で800円。特別安いわけでもなかったので、梨はもぎ取り園で直接買うことにして園内に入る。入園は無料、しかし中はかなり寂れている様子で人の気配がない。展示室を兼ねた展望台あったので中に入ってみると、そこは昭和40年頃を思わせる古めかしい資料室だった。中は荒れ放題で、弁当持参のおばちゃん達の宴会場へと化していた。慌ててそこを後にして、熱帯果樹園なるところへ行ってみた。そこは何の変哲もない温室で、普通の果樹がいくつか置いてあるだけ。あまりにもつまらないので10分で退園し、梨狩りのできる梨園へ移動、目指すは登戸のすみやだ。ここには毎年来ていて、今の時期だと複数の種類の梨がもげる。今日もげるのは二十世紀と長十郎で、特に二十世紀が旬のようだ。元々この界隈で多摩川梨と言われる長十郎、これはここが発祥の地だ。実は固めで酸味が少なく、甘くて歯ごたえがよい。二十世紀のような青臭さもなく、値段も安いのでたくさん食べられる。個人的には豊水に次いで好きな梨の種類。適当に10個ほどもいで、あとは販売のみの菊水を別に買う。長十郎と二十世紀と菊水、これが今日の収穫。家には近所の八百屋で買った豊水があるので、今我が家では4種類の梨が食べられる。帰りに近くのぶどう園に立ち寄って、終わり間近の巨砲を3房だけもいで帰る。これは時期外れの最終商品で、全部で400円と超格安だった。自宅から近くて安い味覚狩り、これからは栗拾いや芋掘りも待っている。でも味覚狩りといったらやっぱり、山梨方面に行きたい。

2003年9月11日    都会の灼熱地獄
数日前まであれだけ涼しかったのに、この暑さはなんだろう。おそらくこの夏!?の最高気温、しかも湿度が高い。仕事も大詰めを迎えていて、今日は1日引継ぎのための営業同行。新橋〜銀座界隈を、汗を拭き拭きひたすら歩く。日差しが強い以上にアスファルトの照り返しが強く、体感温度は40度、あまりの暑さに頭がクラクラしてきた。銀座4丁目交差点あたりで暑さが限界に達し、目の前にあった日産ショウルームへ駆け込む。涼しい、しかもフリードリンクで、冷たい水とカフェラテが置いてある。窓際にはテーブル付のソファもあり、自由に座れるようになっている。実は仕事中こんな所へ入ったのは初めて。ウインドウ越しにドリンクの自動販売機が見えたので、衝動的に飛び込んだまで。本当は展示してある車をゆっくり見る所で、コンパニオンが常駐している。でもそんな事はお構いなく、コップに冷水を注ぎ、たて続けに2杯飲んだ。そしてそのままソファで休憩、ようやく生き返った。あまりゆっくりもしてられないので5分位でそこを出て、再び灼熱地獄を歩き始める。またまたすぐに吹き出す汗、ハンカチで額を押さえたまま次のクライアントを目指す。最後の打ち合わせを終え、会社に戻るため地下鉄に乗ると、これがまた大ラッシュで汗だくおやじがいっぱい。痛いほど押されて、おやじ達の汗をたんまりとお見舞いされた。こんな日は会社に長居は無用、さっさと仕事をかたずけて帰路に着く。残すはあと1日となったが、明日の天気も今日と同様、気温は35度近くまで上がるらしい。予定は終日営業で、この灼熱地獄に最後の最後まで苦しめられそうだ。でもこれが最後かと思うと、少しは我慢できるかも。

2003年9月9日    晴れの西麻布
9月も半ばにかかろうかというのに今日も暑い。既にスーツを秋冬用に変えたので、外に出るとこの暑さは耐えられないものがある。そんな日に限って、また新規のアポが入っている。場所は西麻布。会社は南麻布なので、住所的には近いように思える。しかしこれが全然見当違いで、西麻布は六本木よりなお遠い。駅でいうと六本木と広尾の中間、麻布十番から電車に乗っていくにも不便な所だ。現地までの地図を見てみると、道なりに行って約2キロある。しかも上り坂、歩くと約30分はかかりそうだ。それよりもこの暑さ、この界隈は高い建物が少ないので、道を歩いていても日陰がない。この炎天下にそのまま歩いて行くと、熱射病で倒れそうだ。考えた末、六本木まで地下鉄で行き、そこから歩く事にした。昼食もまだだったので、道沿いにあったさぬき空海に立ち寄る。ここに来るのは久しぶりで、この後わざわざ来る機会もないので、かけを頼む。もちろんあつあつ、やっぱり暑いときはこれに限る。汗をダラダラ流しながら必死に食べて、5分で店を出た。やっぱりこの暑さ、今日は他に客はいなく、店員もあまりもの暇さでぼやいていた。外に出るとまた灼熱地獄、とてもスーツなど着てられないので、上着を脱いで手に抱えて歩く。1キロ近く歩いただろうか、ようやく目的の場所に着く。用件を済ませ、六本木駅に戻ろうかと思ったがこれがけっこう遠い。地図で見てみると、わずかに広尾駅のほうが近いように見えたので、今度はそちらを目指す。それにしてもこの西麻布という街、ちょっと隠れ家的な匂いがする。これは昔の麻布十番同様、最寄の駅がないことから、一般人があまり足を踏み入れないせいだろうか。高級外車や外国人が多く、店の雰囲気も何か違う。自分も長年都内を回っているが、実はここに来たのは初めて。よって余計にそう思うのかもしれない。昔、雨の西麻布という曲が流行った事があったが、雨の日はにそんなイメージなのかもしれない。炎天下の街並みを延々歩く。しかし行けども行けども広尾の駅は見えてこない。やっぱりここは陸の孤島、車のないものが来る所ではない。ようやく広尾の駅が見えてきた頃にはシャツはビッショリ、ハンカチからは汗が滴っていた。これが最初で最後、西麻布に行く事はもうないと思う。

2003年9月8日    日本一のプロバイダ
このところ深夜になると自分のホームページが重くて見られない。自分の所だけで起こっているのかと思ったらそうではなく、アクセスする全ての人に同じ現象が起こっている。あまりにも調子が悪いので、サポートに電話をかけたところ全く繋がらず、何度コールしても同じ状態が続いた。毎晩毎晩サポートに電話をし続けたが一向に電話に出る気配はなく、逆に一定時間かけると勝手に電話を切られる。これを延々繰り返した。今日は少し早く家に帰れたので、またダメモトで電話をしてみた。すると奇跡的にコールセンターに繋がり、サポート担当が出てきた。事情を説明すると、マニュアルを読むような淡々とした口調で、異常はありませんという答えが返ってきた。異常があるから電話をしているわけで、あきらかにこちらでは障害が起こっている。サポートは障害情報のページを見ているらしく、それをそのまま伝えてくる。障害情報なんてもちろん見ているので、そんないいかげんなものはいらない。そこは異常があってもいつも障害はありませんと出ているからだ。サポートに何を言っても異常はないの一点張りで、そのあげく攻撃的な口調で障害情報をよこせと言ってくる。こちらがしゃべっているにもかかわらず、それを遮るようにマニュアルを読み続ける。この対応にはさすがに頭に来たので、あんたじゃ話にならんから責任者を出してくれと強い口調で迫った。サポートはしばらく沈黙、お待ちくださいと言って保留音が鳴り始めた。待つこと5分、ようやくそれらしき人間が出てきた。仙台のコールセンターらしい。それにしても電話が遠く、ノイズがバリバリ鳴って聞きずらい。出てきた責任者と話をする。今回でもう何回もクレームを入れて、半年以上状況が改善されない旨を伝える。もちろんマシンや回線状態が悪くない事も説明する。全ては今使っているサーバーが原因であることは明白で、それについて調査、改善を求める。責任者は、調査はしてみるが症状が改善されるかどうかはわからないと言う。なるほど、口調は少し変わっても、対応はさほど変わらないようだ。さすが日本一のプロバイダ、コールセンターは全員アルバイト、電話をかけても繋がらず、ユーザーのクレームは適当にはぐらかす。天下のNTTグループは、今日も躍進を続ける。

2003年9月6日    北の国から
今回の旅行は北海道3泊4日自由コースで、DXホテル(朝食付)、レンタカー(カーナビ付)、飛行機(往復)がセットされて、ひとり35,800円と格安。しかも予算は、夏の帰省費用をそのまま流用。この程度の日程と予算だが、予想外にいい旅ができた。9月初旬というのは意外と穴で、見どころたくさん、人も少なく気候もちょうど良い、ある意味ベストシーズンと言ってもいいかもしれない。富良野や美瑛は夏のラベンダーのイメージが強い所だが、この時期に行っても実はラベンダーは見られる。遅咲きのタイプがちょうど満開で、今年に限っては冷夏が幸いして、普通のラベンダーも咲いている所もあった。場所によってはひまわりもこの時期が満開、麓郷周辺ではその傾向が顕著で、随所に満開のひまわり畑を見る事ができた。しかもコスモスもほぼ開花時期と重なって、ひまわりとコスモス、ラベンダーが一緒に咲いている、なんとも不思議な光景に出会えた。キタキツネにも何度も遭遇し、間近で写真を撮れたし、他にもえぞ鹿や大鷲も目撃した。宿は1泊目アルファリゾ−トトマム、2泊目札幌プリンス、3泊目ニセコプリンスと水準以上のホテル、特に3泊目のニセコプリンスは、今回も満足度の高いものだった。ここは部屋の広さも眺めも設備のよさも最高水準で、特に露天風呂は特筆するものがある。風呂の浴槽の下が露天になっている構造も珍しいが、露天風呂と池が隣り合わせになっていて、そこに鯉が泳いでいる。鯉は暖かいところが好きらしく、露天風呂の浴槽の方にすぐに集まって来てじっとしている。つまりここの鯉はあきらかに温泉につかっているわけで、こんな所は全国広しといえどもここしかない。ついでにここは9月でも蛍が出る。これはこの環境がそうさせているらしく、これもめったに見られるものではない。4日間で道内約1,000kmを走破し、最後は小樽で締めくくり。これで十数回目の北海道になるが、今回の旅は今までで一番大自然の色が鮮やかだったように思う。初夏の北海道は確かにいい、でも秋口の北海道も新たな発見がいっぱい、できればまた来年も行きたい。

2003年9月2日    管理人の夏休み
ようやく一区切り、明日からやっと夏休みだ。休暇は3日間と過去最低の短さだが、土日をあわせると5連休という事になる。とりあえず予定は立っていて、チケットも手配済み。行き先は例のところ(笑)。仕事が終わって家に帰ると、夏の疲れが出たのかベッドでしばらくダウン、そのまましばらく眠ってしまった。鼻水は出るし頭は痛いし、どうやらこれは風邪かもしれない。ようやく休みだというのに、体調を崩しては意味がない。今日のところは早く寝て明日に備えることにしよう。とかいいながら、まだ何の準備もしてないし、行き先の地図さえ見ていない。忙しくて下調べをやっている時間がなかったので、たぶん行き当たりばったりという事になりそうだ。ホームページの更新も遅れがちで、かろうじて日記だけが随時更新。祭りの写真、特にスーパーよさこいは、あまりにも枚数が多すぎて1日20枚程度をアップするのが限界。写真は撮ったままをアップするのではなく、1枚ずつトリミングの上色調調整、軽量化を行うので非常に手間と時間がかかる。フォトショップなんていう便利なソフトは使っていないので、フリーソフトをいくつも組み合わせ、1枚の写真を加工している。このホームページさえ、ホームページビルダーのような専門ソフトを使っていない。ジャストホームとその付属ソフトの写真スタジオ、縮小専用、buff、Dibas32、ペイント、MSフォトエディター等フリーウェアを組み合わせて何とかやっている。もちろん壁紙やバナー等も素材屋さんからの頂き物で、場合によってはそれさえも加工して使っている。とにかくお金を全然かけずに作るのが使命。よってホームページスペースも、契約プロバイダ以外の無料レンタルのものをいくつもつぎはぎで使っていて、現在7社からスペースの提供を受けている。おかげで一部ページではバナーが表示され、ちょっとかっこ悪い。まあそんなわけで貧乏金なし、なので明日からのお出かけも実は超格安。週末には戻ってくるので日記はその間お休み、筆休め。


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